平成28年度 全国学力・学習状況調査結果の概要

平成28年度 全国学力・学習状況調査結果の概要
小学校低位層と高位層の推移 全国
(1.00)
と比較
1.60
1.40
1.30
1.24
1.20
1.00
1.40
1.44
1.24
0.84
0.84
0.72
0.40
低位層
高位層
H25
H26
H27
低位層
高位層
0.20
0.00
H28
調査内容は、
ア、学力に関する調査 小学校:国語A
(15問)
・国語B
(10問)
、算数A
(16問)
・算数B
(13問)
中学校:国語A
(33問)
・国語B
(9問)
、数学A
(36問)
・数学B
(15問)
※A問題:主として
「知識・技能」
に関する問題、
B問題:主として
「活用する力」
に関する問題
イ、学習状況に関する調査
児童・生徒対象に、学習意欲、学習方法、学習環境、生活等に関するアンケート調査
ウ、学校の取り組みに関する調査
学校を対象に、学校における教育条件の整備状況や指導方法などに関するアンケート調査
0.80
0.85
0.81
0.79
0.60
0.20
0.84
0.96
0.80
0.76
0.68
0.40
H24
1.15
1.09
1.00
0.60
0.00
1.25
1.16
1.20
1.02
0.80
平成28年4月22日に実施されました市内すべての小学6年生
(582人)
と中学3年生
(618人)
対象の全国
学力・学習状況調査結果の概要をお知らせします。
中学校低位層と高位層の推移 全国
(1.00)
と比較
H24
H25
H26
H27
H28
〔図3〕
本調査の主旨である、学習指導の改善・充実に
5年生までに受けた授業の最後に学習内容を振り返る活動をよく行って
いたと思いますか
ついては、各校の学力向上委員会や校内授業研
究を中心に進めており、学習状況に関する結果か
四條畷市
らも、
授業改善が図られていることがわかります。
図4は、学習状況に関する調査項目の授業におけ
53.2%
大阪府
39.2%
全国
39.9%
る振り返り活動の状況です。授業の最後に学習
0%
内容を振り返ることで、学習内容の理解が深まりま
す。四條畷市の状況は、授業改善の取り組みの
20%
29.4%
60%
■どちらかといえば
当てはまる
19.2%
36.2%
40%
■当てはまる
12.2%
35.0%
■どちらかといえば
当てはまらない
18.4%
80%
100%
5年生までに受けた授業の最後に学習内容を振り返る活動をよく行って
いたと思いますか
成果により全国と同程度かそれを上回るような状
況にあります。今後も日常の教育活動の充実に継
続して取り組んでいきます。
四條畷市
18.2%
大阪府
19.8%
全国
42.7%
23.2%
0%
20%
40%
60%
80%
【中学校】
■どちらかといえば
当てはまらない
28.6%
100%
★学力に関する平成28年度調査結果と校種・教科・区分別正答率の経年比較
表1は、小学校・中学校、各教科における平均正答率を校種・教科
平成28年全国学力・学習状況調査結果
(全国・大阪府・四條畷市)
別に表したものです。全国の平均正答率と比較して、正答問題数で
教 科
は1問程度の差があるのがわかります。
算数A
算数B
数学A
数学B
50.8
74.9
41.8
大阪府
(公立) 71.3
55.4
76.9
45.8
全国
(公立)
72.9
57.8
77.6
47.2
四條畷市
71.9
59.9
60.4
42.3
大阪府
(公立) 73.5
63.3
61.7
43.1
75.6
66.5
62.2
44.1
校種
また、図2に示したグラフは、全国の平均正答率を1
(太線)
としたとき
市・府・国
の四條畷市の平均正答率の割合について、各教科別の経年変化を
■どちらかといえば
当てはまる
32.0%
39.8%
■当てはまらない
■当てはまる
30.7%
36.1%
【小学校】
■当てはまらない
国語A
国語B
67.2
四條畷市
表したものです。今年度の状況をみてみると、小学校・中学校ともに、
小学校
全国とは差がみられます。
しかし、四條畷市児童・生徒学力向上3カ年
計画が始まった平成24年度からの同一団体*の総合平均変化の状
況から改善傾向にあることがわかります。
中学校
平成24年度小学6年生が平成27年度中学3年生(水玉)、平成25
*
年度小学6年生が平成28年度中学3年生
(斜線)
全国
(公立)
〔表1〕
〔図4〕
★読書に関する調査結果について 市立図書館・図書ボランティアと連携した取り組み
図5は、A小学校の全国学力・学習状況調査の読
昼休みや放課後、学校が休みの日に、本を読んだり借りたりするために学校図書館・
学校図書室や地域の図書館にどれくらい行きますか。
書に関する児童質問紙の経年変化です。学校図書
館の利用頻度が増え
(オレンジの枠)、活用状況が
3.2%
H28 A校
19.0%
33.3%
22.2%
改善しているのがわかります。
22.2%
四條畷市では、図書の展示方法の工夫、
お薦め
0.9%
H27 A校
13.7%
0%
29.9%
20%
32.5%
40%
60%
の本の紹介、休み時間の図書室の開放や本の貸
23.1%
80%
出等を市立図書館の職員や図書ボランティアの人た
100%
■だいたい週に4回以上行く ■週に1∼3回程度行く ■月に1∼3回程度行く
■年に数回程度行く ■ほとんど、
または、全く行かない
〔図5〕
ちと学校の担当者そして、図書委員会の児童・生徒
が連携して、読書活動の充実に取り組んでいます。
また、学校図書館を情報収集の場として活用し、
本の帯の作成、
お薦めの本の紹介、環境に関する
新聞づくり等様々な言語活動を展開しています。
この取り組みを今後も継続し、読書習慣の定着と
言語活動の充実に向けて更なる活性化を図ってい
きます。
小学校経年比較
中学校経年比較
1.020
1.020
1.000
1.000
0.980
0.980
0.960
0.960
0.940
0.940
0.920
0.920
0.900
0.900
0.880
0.880
0.860
0.860
0.840
0.840
0.820
0.820
H19
総合平均
H20
H21
国語A
H24
H25
国語B
H26
H27
算数A
H28
算数B
H19
総合平均
H20
H21
H24
国語A
H25
国語B
H26
H27
数学A
★学力の低位層・高位層の推移 「日常の授業における指導の工夫を継続的に」
H28
数学B
〔図2〕
図3は、学力低位層
(正答率40%以下)
と学力高位層
(正答率80%以上)
の児童生徒の比率につい
て、全国を1とした四條畷市の割合を表したものです。
小学校・中学校ともに、全国に比べると低位層の割合が多く課題がみられるのがわかります。四條畷
市においては、学習指導員を活用した放課後学習、休みの日の学習習慣定着をめざす土曜日フォロー
アップ教室、長期休業時における夏休みフォローアップ授業を実施する等多様な学習支援をしながら学
力の向上を図っています。
また、
日々の教育活動において、校内の授業研究・先進市視察・学識経験者
「平成28年度全国学力・学習状況調査結果概要」
は、市ホームページ
「学力向上」のページからご覧いただけます。
問い合わせ 学校教育課
5 広報しじょうなわて 2016.11.15
の訪問指導等で研鑽を積み、
すべての児童・生徒が「わかる・できる」授業づくりに向けて、
日常の教育
活動の改善をより一層進めていきたいと考えています。
広報しじょうなわて 2016.11.15 4