優先交渉権者決定基準 [PDFファイル/216KB]

町有地の旧砂利線跡地(富士山が見えるSL街道)
利活用に係る 優先交渉権者決定基準
平成28年11月
松田町
政策推進課定住少子化担当室
1.総則
町有地(旧砂利線跡地)利活用に係る優先交渉権者決定基準(以下、「優先交渉権者
決定基準」という。
)は、松田町(以下、
「本町」という。)が町有地(旧砂利線跡地)利
活用事業(仮称)(以下、
「本事業」という。
)の実施にあたって、本事業を実施する事業
者(以下、「事業実施者」という。)の募集・選定を行う募集要項と一体のものである。
本事業においては、土地購入価格及び提案内容によって優先交渉権者を決定する「公
募プロポーザル方式」を採用する。
優先交渉権者決定基準は、優先交渉権者を決定するにあたって、最も優れた提案を行
った応募者を選定するための方法及び評価基準等を示し、応募者の行う提案に具体的な
指針を与えるものである。
なお、優先交渉権者決定基準で使用する用語の定義は、同一の名称によって募集要項
において使用される用語と同一のものである。
2.優先交渉権者決定までの流れ
優先交渉権者の決定に当たっては、応募資格要件等の確認をし、次いで提案価格の確
認及び提案内容の審査を実施する。
参加資格要件の確認
応募申込書等の提出
応募資格要件の確認
確認結果通知
提案内容審査
提案書書類の提出
提案土地購入価格の確認
提案内容の審査
優先交渉権者の決定
1
参加資格要件が確
認できない場合は
失格
3.応募資格要件の確認
応募資格の確認は、募集要項に示す応募者が備えるべき参加資格要件を満たしている
か、審査し決定する。
審査結果は、募集要項に示す期日までに、当該応募者に、合否を通知する。
4.提案内容審査
(1)提案内容審査の流れ
イ.提案土地購入価格書の確認
応募者が提案書に記載した価格を確認する。
ロ.提案内容審査
基本コンセプトに係る事項、資金調達・収支に係る事項、実施体制・リスクに
かかる事項、配置計画に係る事項、住宅建築に係る事項、住戸計画に係る事項、
施工計画・全体工程に係る事項、維持管理・運営計画に係る事項、その他の提
案に係る事項の各評価事項について、町に設置される(仮称)松田町町有資産
利活用事業者選定委員会(以下「審査委員会」という。)において、提案内容の
審査・加点付与を行う。
ハ.審査及び優先交渉権者の決定
審査委員会は、各グループの提案内容の評価を行い各提案の提案内容評価点を
決定する。
また、後に示す方法で提案買い取り価格に対する価格点を決定し、提案内容評
価点と価格点の合計値(以下、
「総合評価値」という。)を算出し、総合評価値
の最も高い者を優先交渉権者とし、2位のものを次点交渉権者として、町に結
果を報告する。
ニ.審査結果の公表
審査結果は、優先交渉権者・次点交渉権者に決定したグループの代表企業に速
やかに連絡する。
また、契約締結後、審査結果と審査講評は、町のホームページ上で公表する。
(2)価格点の算定の方法
価格点は、満点を40点とする。
各提案価格の点数の計算は、下記の式により行う。
それぞれの提案買い取り価格
価格点=40×
最も高い買い取り価格提案金額
(3)提案内容評価点の算定の方法
提案内容評価点は、満点を60点とする。
提案内容評価点の点数の計算は、提案内容の各項目の内容評価点(以下、
「各項目
内容評価点」という。
)を計算し、その合計点数を計算したあと、提案内容評価点
を下記の式により計算する。
点数付与は、相対評価とし、各提案内容を比較し、最も優れた提案に各評価項目
の満点を与え、2位以下に、審査員の評点の点数比例で、各項目の点数を決定す
る。
2
それぞれの応募グループの内容評価点
全応募者の内容評価点の最高点
各項目内容評価点=各項目の配点×
提案内容評価点=60×
それぞれの応募グループの各項目内容評価点の合計点
全応募者の各項目内容評価点の合計の最高点
(4)応募者が1者の場合の審査方法
応募者が一社の場合は、絶対評価とし、町の要求水準を、満たすことを前提とし
て、加点式で審査し、あらかじめ委員会で設定した提案内容評価点の最低点(70%
で、評価点42点(60点×70%)
)をクリアした場合、優先交渉権者とするもの
とする。この場合、価格点の評価は行わない。
(5)総合評価値
審査委員会は、総合評価値(価格点と提案内容評価点の合計値)の最高点を獲得
したグループを優先交渉権者、2位の者を次点交渉権者として町に報告し、町は、
その結果を受けて、優先交渉権者、次点交渉権者を決定する。
(6)提案内容評価の項目と配点
提案内容の評価の項目と配点は、「別表1 審査評価表」に記載する。
3
別表 1
審査評価表
様式集
No.
評価大項目
評価小項目
町のコンセプトに沿っているか
5-1
基本コンセプト
コミュニティ形成を十分に考慮しているか
2
周辺住民との住環境やコミュニティ維持に
工夫しているか
2
その他提案評価
5-2
資金調達・収支
実施体制
リスク対応
2
資金調達の方法・確実性
1
返済計画の妥当性・安定性
1
買い取り費用の町への支払いの確実性
1
5-4
配置計画
1
責任体制の明確さ
2
町との協力姿勢・熱意
3
町への報告・協議の計画の合理性
1
リスクの考え方・対応の的確性
1
5-5
5-6
住宅建築
住宅内計画・子
育てへの配慮
5.5
8.5
0.5
3
3
歩行者の安全が確保されているか
3
環境・省エネルギー・防災等、住宅地の課
題に適切に配慮しているか
3
その他提案
8.5
0.5
メンバーの役割の明確さ
その他の提案
安全安心への配慮・特に子供の安全安心へ
の配慮
地域コミュニティへの配慮
大項
目
配点
0.5
資金の安定性・コストの影響・事業期間の
収支の妥当性
その他の提案
5-3
小項
目
配点
4
12.5
0.5
耐震性能は十分か?
1
住棟の外観は周辺と調和しているか
3
若い人が住みたくなる外観か?
2
ゆとりある空間が形成できているか
2
エリア全体としてスマートな印象か
2
その他提案
間取り・収納・使いやすさ・子育てへの配
慮
動線のスムーズさ・家事の効率性
4
10.5
0.5
1
1
4.5
安全・安心設計・子供の安全・親の安心
1
複数の子供の育成・成長に対応した住居設
計・施工
1
その他提案
5-7
施工計画・全体
工程
0.5
仮設の適切性
1
周辺住民への配慮
1
設計・工程の妥当性
1
環境への配慮
1
安全・安心への配慮
1
施工の安全計画の妥当性
1
その他の提案
5-8
その他の提案
0.5
LCC低減の取組
1
地域企業の参加の程度
2
その他、特に訴えたい提案事項
3.5
0.5
60
5
6.5
60