東北地 における脳梗塞の 在院日数に関する比較分析

東北地⽅における脳梗塞の
在院⽇数に関する⽐較分析
三浦まり*¹、⻑南春⾹*¹、鈴⽊薫*¹、笹川菫*¹
*¹東北福祉⼤学 健康科学部 医療経営管理学科 研究⽅法
l 宮城県と他の東北5県(⻘森、秋⽥、岩⼿、⼭形、
福島)について、脳梗塞患者(⼿術なし)在院⽇数
の視点から分布関数を⽤いた⽐較分析を⾏った。
l 「DPC導⼊の影響評価に関する調査(平成24年〜平
成26年)」より、DPCⅢ群のデータを⽤いる。
l 統計的検定ではマン・ホイットニーのU検定を⽤い
る。(有意⽔準5%)
DPCⅢ群データ(東北6県)脳梗塞⼿術なし 在院⽇数⽐較
(平成24年〜平成26年)
累 100%
積 90%
総
体 80%
度
数 70%
20.1⽇
60%
中央値
50%
40%
22.5⽇
30%
20%
10%
0%
0
5
10
15
20
25
30
35
40
45
脳梗塞在院⽇数(⼿術なし)
宮城県
(n=54)
東北5県(宮城県以外)
(n=184)
*「DPC導⼊の影響評価に関する調査(平成24年〜平成26年)」
結果
u  在院⽇数の中央値
宮城県:20.1⽇ 東北5県:22.5⽇
u  宮城県の病院群のうち、宮城県以外の東北5県と⽐較
すると2割弱の病院で在院⽇数が⻑期となっている。
u  宮城県は東北5県に⽐べ、マン・ホイットニーの検定
から有意に在院⽇数が短い傾向が⾒られた。(p<0.05)