MK622マニュアル(PDF - マイコンキットと電子工作キットの通販ショップ

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MK-622 回路の学習に最適!ハンダ付け不要!
曲げて刺すだけ!4LED 点滅回路学習キット
マイコンキットドットコムの MK-622 回路の学習に最適!ハンダ付け
不要!曲げて刺すだけ!4LED 点滅回路学習キットは 、電子回路の基
本回路ともいえるトランジスタ2個で構成されたマルチバイブレータ回路
をハンダ付けしないで基板上のソケットに部品を挿入して作り上げるこ
とができる学習に最適なキットです。
アステーブル型(astable-非安定。「ステーブル」とは安定の意味で、
「ア」は反とか非という意味を持つ)またはフリーラン型マルチバイブレ
ータと呼ばれる安定した状態がゼロ(つまり安定しない)の回路(つまり
発振回路)をトランジスタ2個と数個の抵抗、電解コンデンサーで実現し
ており、4個のLEDを点滅させる発振回路となっています。抵抗値や電
解コンデンサーの容量を変えて発振周波数を自由にしかも簡単に変更
できるので、電子回路の学習に最適です。
◆リード線の切断:
ソケットに挿入する部分の長さが約3mm程度なので、5mm以上あれば
良いのですが、扱いやすいので10mm程度残して切断します。長すぎる
と挿入しにくいので、必ず切断してください。
特長:
-ハンダ付けせずに組み立てられるので簡単で安全。
-電子回路の基本と言えるマルチバイブレータ回路の実験が簡単に行
える
-2色4個の LED を点滅する回路なので組立て後はアラームなどに使
用可能
電気仕様:
電源 9V。(電池そのものは含まれません)
消費電流 約 20mA
LED 赤色と緑色の LED が 2 個ずつ 4 個を点滅
◆抵抗の挿入:極性(向き)はありません。
使用方法:
1.電池接続:付属の 9V 用電池スナップに 9V 乾電池を接続します(電
池そのものは製品には含まれません)。電源スイッチはありません。電
池を接続すると 4 つの LED が点滅します。
◆トランジスタの挿入:極性(向きがあります)。基板上の半円の印がト
ランジスタの半円の形に合うように挿入します(写真参照)。
組み立て:
組み立てる前に、部品リストの部品が入っているか確認してください。
製作時は、製品ページの製作例を参照してください。
抵抗のリード線(足)を10mm間隔となるように直角に曲げて、すべての
部品のリード線(足)をソケットへの挿入部分の長さとして10mm程度残
して、ニッパーなどで切断してください。
◆電解コンデンサーの挿入:極性がありますので注意してください。電
解コンデンサーのマイナス側に「-(マイナス)」の印字があります。その
逆のリード線がプラスです。そのプラスのリード線を基板の「+」印字の
あるソケットに挿入します(写真参照)。
◆LEDの挿入:極性がありますので注意してください。LEDを上からよく
見るとLEDの底部の一部が直線状になっています。その直線状の外形
に近いリード線がカソード(マイナス側)で、もう一つのリード線がアノー
ド(プラス側)です。基板上の印字も、ソケットの一方が直線状に印字さ
れているので、そのソケットにカソード(マイナス側)のリード線を挿入し
ます(写真参照)。製作例では赤色と緑色を交互に挿入していますが電
気的には任意の位置に挿入できますのでいろいろ差し替えて実験して
ください。
基本的に背の低い部品(抵抗)からソケットに挿入します。次に、背の
高い部品(電解コンデンサー、LEDの順番)をソケットに挿入します。極
性のある部品はその極性に注意してソケットに挿入してください。
電解コンデンサーのリード線の長いほうがプラスです。プリント基板に
「+」の印字があるソケットに挿入してください。
◆抵抗のリード線(足)の加工:ソケットの間隔は10mmですので、リード
線(足)を約10mmの間隔になるように直角に曲げます。リード線曲げツ
ール(複数のメーカーから販売されています。写真はサンハヤト製の
「RB-5 リードベンダー」)を使用すると加工が簡単です。
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MK-622 回路の学習に最適!ハンダ付け不要!
曲げて刺すだけ!4LED 点滅回路学習キット
部品表 – MK-622
抵抗(1/4W)
1K (茶、黒、赤) R1、2、3、4 ................................................ 4
10K (茶、黒、ダイダイ) R5、6............................................. 2
コンデンサー
100uF 電解 C1、2 ...................................................................... 2
半導体
C9013 トランジスタ TR1, 2 ..................................................... 2
LED(赤、5mm 径) D1, 3 ......................................................... 2
LED(緑、5mm 径) D2, 4 ......................................................... 2
その他
9V 電池用スナップ(電池は含まれません) ...................... 1
プリント基板(ソケット、50k ボリューム実装済み)(サイズ
約 49×35mm) .............................................................................. 1
◆電池スナップのソケットの挿入:9V乾電池用の電池スナップのコネク
タを基板横のピンヘッダに挿入します。極性があります。基板の「+」の
印字があるピンヘッダに赤色のビニール電線が接続されるように挿入
します(写真参照)。
注記:
この製品はFutureKits社の製品です。マイコンキットドットコムで、ライセ
ンスを受け、取扱説明書などを翻訳し、動作や内容を確認し、日本仕
様にして提供しています。
トラブルシューティング(動かない場合):
回路が動作しない場合は、90%近くの可能性で部品の極性が異なりま
す。明るい照明の下で、極性(向き)を確認してください。次にすべての
部品が正しい位置に実装されているか確認してください。
回路の説明:
この回路はアステーブル(非安定)型マルチバイブレータと呼ばれる電
子回路の基本回路です。一方の出力(コレクタ)がもう一方の入力(ベ
ース)に電解コンデンサーを通して接続されており、LEDを交互にオン
にします。出力信号は矩形波になります。ハイとローの時間比率、つま
り周波数は抵抗とコンデンサーの値で決まります。TR2のコレクタがロ
ー(TR1はハイ)になっている時間はVR(50kのボリューム)とR6とC1の
時定数で決まります。
同様に、TR1のコレクタがロー(TR2はハイ)になっている時間はVR(50k
のボリューム)とR5とC2の時定数で決まります。このキットではR5の値
はR6の値は同じ10Kです。抵抗値や電解コンデンサーの容量を変える
と周期が変わります。いろいろ差し替えて確認してください(実験するた
めの抵抗や電解コンデンサーは製品には含まれません)。
抵抗 R1、R2、R3、R4、の抵抗で LED の明るさを決めています。電源電
圧が 9V の場合、約 8mA 流しています。
問合せ先
関連する詳細資料は以下のマイコンキットドットコムの WEB サイトから
入手してください。
http://www.mycomkits.com
不 明 な 点 は 下 記 の Email ア ド レ ス に お 問 い 合 わ せ く だ さ い 。
[email protected]
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