安全ニュース179号発行のお知らせ!(P

2016 年
11 月号
NO.
179
※参考:国土交通省中部地方整備局「災害の種類別安全管理」等
チェックポイント
⑤
④
②
①安全帯を取り付ける設備はあるのか。
②手摺の高さは90cm以上で中桟を設置しているか。
③開口部の近くに材料等が積まれていないか。
④幅木を設置しているか。
⑤開口部に注意表示を設置しているか。
部
口
開 注意荷重
載 kg
積 500
※参考:建設業労働災害防止協会「高所作業の安全」
◆開口部の径が小さい場合には、蓋を設置する。
発
行
日
2016年11月1日
三大災害(墜落・転落災害)
2016年
12月号の予告
2015年建設業における事故の型別死亡災害発生状況
墜落・転落災害防止のチェックポイント(その1)
建設業年末年始
労働災害防止強調期間
墜落・転落災害防止のチェックポイント(その2)
参考:建災防
「平成28年度全国安全週間実施要領」
◆墜落・転落災害 128人( 39.1%)
◆建設機械・クレーン等災害 79人( 24.2%)
◆倒壊・崩壊災害 20人(6.1%)
合計
327人
(前年:377人)
禁止
蓋を設置する
立入禁止の柵を設ける
トラックの荷台は、作業床・手摺・安全帯などの墜落・転落防止措置が難
しいため、玉掛け・外しを資材に乗らないでできるようにしておくこと。
荷台の上はいつでも高所で、危ない場所との意識を常に持って作業する
必要があります。
右のグラフは、2015年の建設業における死亡災害の発生状況です。死者数
は327人と前年より50人減少しました。事故の型別で最も多いのは「墜落・
転落」の128人であり、全体の約4割となります。次いで「はさまれ・巻き込
まれ」34人、
「 激突され」29人と続きます。上位3分類の合計191人で全体
の約6割、その次の「交通事故(道路)」28人と
「飛来・落下」の25人を含める
と全体の約7割5分となり、特定の原因に集中して発生しているということ
が分かります。
荷 の 上 げ 下ろ
しの際は、安全
な場 所へ退避
する。
チェックポイント
合計
128人
①
屋根・はり・もや・
けた・合掌 40人
④
③
11月は秋の全国火災予防運動が行われます。火災・救急番号はいつから119番かご存知ですか? 大正15年1月に電話が
自動化され、当初火災専用通報として112番が決められました。当時のダイヤル式では、
112番が最も短い時間で回せる番号
として指定されましたが間違い通報が大変多くあったため、間違い電話を減らす目的で、昭和2年に119番となりました。
安全ニュースのご活用についてのお願い
弊社は皆様の、安全作業に関するよりよい情報をご提供するため、安全ニュースの製作・配布に取り組んでおります。
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ご理解いただき、
ご活用いただけますようお願い致します。
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おいても、営利目的にて、無断で販売・複写・複製・賃貸・加工・加筆および、公衆送信(インターネットやそれに類した送信)
などを
利用して提供することを禁じております。
●弊社は、本紙の内容において如何なる保証も行いません。
●本紙内容にて発生した障害および事故についても、弊社は一切責任を負いません。
K
安全ニュースで取り上げて欲しい題材やご意見ご要望などがございましたら
お問い合わせ
TEL.03 - 5512 - 7411
滑り止め
◆開口部蓋を外す場合は周囲に立入禁止の柵と標示
を設ける。
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配信中!
編 集・発 行
安全技術部/営業支援部
立入
◆蓋を設ける場合には、強度のあるもので、滑り止め
を付け、蓋に
「開口部注意」
と
「積載荷重」
「深さ」
等を
表示する。
ホームページでも最新情報を
お届けしています。是非ご覧ください。
特 集
三大災害
小さな開口部でのポイント
①不安定な荷の上はできるだけ移動しない。
②荷締め作業は荷の上ではなく地上で行って
いるか。
③安全な立ち位置を確保しているか。
④荷台に上がる際には、昇降台を使用して
いるか。
目 次
開口部において、作業者が墜落の恐れのある箇所には、
一 定 高さの 囲 いや 手 摺 、覆 い 等を設 ける必 要 が あり
ます。
①
株式会社レンタルのニッケン
eメールをご活用ください。e-mail:[email protected]
足場
27人
建築工事 86人
木造 29人
建築物・
構築物 はしご等 開口部
9人 9人
13人
全体の
6割以上!
ビル 17人
その他の仮設物・建築物・構築物等 3人
地山・岩石 4人 トラック 3人 通路 2人
その他 38人
その他
10人
移動式クレーン 3人
乗用車・バス・バイク 2人
作業床・歩み板 3人
設備工事
23人
土木工事
19人
水力
ダム 1人
港湾 1人
電気通信 機械 その他 河川 道路 橋梁
9人 5人 9人 5人 5人 4人
建築・設備 2人
その他
1人
砂防 2人
「墜落・転落」を起因物別に見ると、
「 屋根・はり・もや・けた・合掌」がいちばん多く40人となっています。また工事の種類別に
見てみると
「建築工事」が86人と、全体128人の実に6割以上を占めています。
「建築工事」
をさらに細かく見ると、
「木造」が29人
といちばん多く、続いて「ビル」17人、
「建設・設備」2人となっています。
三大災害のうち、
「 墜落・転落」
による死亡災害が最も多いことは上記のグラフが示す通りです。また、その6割以上が「建築工事」
であること
をふまえ、建築工事ではごく一般的な作業用具や作業箇所にスポットを当て、そこで起こりうる
「墜落・転落」災害を防止するためのチェック
ポイントを今号で紹介します。日頃の作業の振り返りとして、あらためてご確認ください。
★ ホームページにも掲載しております!是非ご覧ください。★
※参考:国土交通省中部地方整備局「災害の種類別安全管理」等
枠組足場には、足場の組立解体時の作業員の転落防止に
配慮した「手摺先行型足場」を採用することが必要です。
③
①
チェックポイント
④
足場作業床の
1スパン
最大積載荷重
370kg
①作業床は幅40cm以上、すき間3cm以下
で固定しているか。
②端部に手摺を設置しているか。外されてい
ないか。
③ブレースは、全面に確実に入っているか。
④布枠の取付け状態は良いか。
幅木の設置
足元に幅木を設置することで、資機材の落下、作業員の墜落
等を防ぐことができ、安全性を向上することができます。
資材の落下防止に、小幅ネットを設置する。
②
高さ又は深さが1.
5m以上の箇所で作業を行う場合は、
安全に昇降できる設備を設けることが必要です。
①使用前の点検をしているか。
②足場台を設置する床は平らであることを徹底しているか。
③足場台は必ず手摺を使用しているか。
④昇降時は荷物を持たず、足場の方を向いて昇降しているか。
⑤作業床の上に資材・道具を置いていないか。
⑥足場から乗り出して作業していないか。
⑦足場台から足場台への飛び移りを禁止しているか。
⑧反動・衝撃・解体作業等で転倒・転落の恐れがある場合は使用
しない。
③
75 度以下
③
⑥
⑤
使用者全員
で 、昇り降
りの練習を
する
②
簡単で確実な昇降装置で、バネバランス式ですので、作業床は手動で
簡単に昇降します。アウトリガの使用により、優れた安全性を確保して
います。
チェックポイント
転倒を防止する
措置が取れない
場合、作業補助
者が必ず抑える。
①転位を防止する措置を行っているか。
②はしごの脚部に滑り止めが付いているか。
③はしごの設置角度は地面に対して75度以下。
④はしごの上端は、上部床(上部端)から60cm
以上突出しているか。
②
チェックポイント
④
①
60cm 以上
チェックポイント
足場台は、脚立より安全性が高く、比較的手軽に使用できるため、工事現場
では多く使用されていますが、2m未満のところでも墜落・転落災害が多く
発生しています。使用時の注意点等を掲示するなど啓発が必要です。
①移動・転倒防止のため、車輪はすべてブレーキを効かせ、アウト
リガは必ず正規の方向に広げて使用しているか。
②人を乗せたまま、移動していないか。
③移動は原則として作業床を最低の高さに下降させた後に行って
いるか。
④複数の昇降式移動足場を併置し、その上に足場板等を架け渡して
作業床として使用していないか。
②
①
※設置時に上昇・下降させる際は、作動部に手を挟まれないように注意する。
以下のチェックポイントを守らないことが、重大な事故や製品の
破損へと繋がる恐れがあります。
①
②
③
チェックポイント
①不安定な姿勢で作業をしていないか。
②天板の上に乗って作業していないか。
③開き止め金具のロックは確実にされているか。
④昇降を背面で行っていないか。
⑤脚立を高くするため、又は水平にするために、台や箱等の
上に乗せて使用していないか。
⑤
移 動 式 足 場 は 、タワー 状に組 み 立 てた 枠 組 み 構 造 、
作業床、手摺等の防護設備、脚輪、昇降のためのはしご
等で構成されています。
チェックポイント
①使用中はキャスターのブレーキを4箇所確実に
効かせているか。
②手摺は高さ90cm以上とし、また中桟等を設置して
いるか。
③作業者等を乗せたまま移動していないか。
④作業床上で、脚立やはしご等を使用していないか。
②
複数で移動式足場
を移動する場合、
キャスターに挟ま
れたり、タイミング
が合わず転倒しな
いよう、声を掛け
合って行う。
③④
①