教区新報196号を追加しました - 浄土真宗本願寺派 本願寺神戸別院

伝灯のよろこび
まで十期
︵一期八日間︶
にわ
たり八十座が勤められる。
本 法 要では新たに﹁ 奉
讃伝灯作法﹂が制定され、
両堂二千人の参拝者とと
もに正信念仏偈がお勤め
される。
2016.
(本願寺神戸別院内)
電話 神戸
(078)
341−5949
(代)
[編集] 兵庫教区広報部
白洲には、休憩施設﹁本
願寺おてらかふぇ&まるし
︵アカリ︶
﹄﹂
ぇ﹃AKARI
が設けられ、軽食の提供や、
京都名産品の販売等が行
われ、多くの参拝 者や観
光客で賑いをみせた。 法要に参拝のご門徒、
西田孝さん︵阪神東組専
正寺︶は﹁いつかいつかと
参拝 を楽しみにしていた
法要に参拝することがで
き、とても嬉しかった。
暑い中の参 拝になった
が、若いご門 主様とお勤
めすることができ有難か
った。ご門主様にはリーダ
ーとして浄 土真 宗 を引っ
張っていって頂きたい。
本 願 寺はいつ行っても
御同朋に会える大切な場
所 。この法 要 をはじまり
とし、私 達 も益々お念仏
のみ教えが広まるお手伝
いをしていきたい、と気持
ちを新たにした。
今後、門徒推進員のボ
ランティアとして法 要の
お手 伝いも す るので、全
国各地から参拝される御
同朋・御同 行の皆さんを
笑 顔でお迎 えしたい﹂と
話された。
法要中、本山では記念参
拝 式や仏 前結 婚式、ご門
主ご臨席による初参式な
ど様々な行事が行われる。
受式に関するお問い合わ
せは本山法要行事部へ
☎〇七五︲三七一
︲五一八一
︵二面に関連記事︶
入堂を待つ参拝者
入堂、厳かに法要が勤めら
れた。
翌二日からは、全国各地
の参拝者約二千人をお迎
えし、阿弥陀堂・御影堂の
両堂にて法要が営まれた。
法要は、来年五月三十一日
∼伝灯奉告法要始まる∼ いよいよ十月一日、第二
十五代専如ご門主の伝灯
奉告法要が始まった。
法要初日は法要開始式
に始まり、約二千五百 名
の参拝のもと、雅楽の調べ
と共にご門主が御影堂に
浄土真宗本願寺派 兵庫教区教務所
発行所
氷上東組 明光寺 藤井大顕
﹁ 地 獄っ
て本当にあ
るんです
か﹂と尋 ね
られること
があります◆私は﹁地獄と
はあるかないか、を問うの
で は な く 、自 分 がつ く る
か、つくらないか﹂と教わ
りました。つまり、地獄と
は自らの悪業によって生み
出される世界であり、己の
罪によって受ける報いとい
うことです◆以前、八十歳
のある女性の方が﹁私が子
どものころは、お寺の日曜
学校で﹃食べ物を粗末にし
たら罰があたる。嘘をつい
たら地獄に堕ちる﹄と教え
られ、子どもながらに悪い
ことはしてはいけない、い
のちを粗末にしてはいけな
いと思いました。しかし、
息子に﹃悪いことをしたら
地 獄 に 堕 ち る ﹄と 言った
ら、﹃そんなものどこにあ
る、あるなら見せてくれ﹄
と平気な顔で言われ、悲し
くなりました﹂と話して下
さいました◆地獄という意
識のない者は、罪の意識も
なく、反省する心もないの
かもしれません。そして、
﹁この世に地獄をつくり出
すのかもしれない﹂とわが
身を振り返りながら考えさ
せられました。
1
〒650-0011神戸市中央区下山手通8丁目1番1号
10 196号
YOG
岩 谷 教 授
研究テーマ「播磨地域の真宗史」。
目下の関心事「真宗寺院に遺る法
宝物を如何に後世に伝えるか。一番
はお念仏!」。モットー「笑えるよう
に生きたらええがな!」。
先日の夕 方、たまたま
テレビをつけたらNHK
で﹁ 毛 髪 再 生医 療 、臨 床
実験開始!﹂というニュー
スをやっているのを 見て
しまった。
そういえば数年前ネズ
ミの背中に人毛が生えてい
る映像 を見た記憶があっ
た。細かいことはよくわか
らないが、
﹁自分の毛根鞘
細胞を培養して、薄くなっ
た箇所に注入すれば髪が
元通りに生えてくる﹂とい
﹁実用化は
うことらしい。
早ければ二〇一八年﹂との
こと。
ああ、また﹁執着﹂が頭
をもたげてきた。悟りの
道はまだまだ遠い。
揖龍西組西法寺住職
1960年生まれ。
元浄土真宗教学伝道研究センター
常任研究員(聖典編纂担当)。龍谷大
学文学部非常勤講師。相生市文化
財審議委員。
私の苦とは、
﹁髪の毛も薄
くなってきて、いよいよ老
いが 近 づいた﹂という 自
覚 老(苦 で)あり、その原因
は、
﹁そうであっても、ま
だまだ若 くありたい﹂と
いう若さに対する執着 こ(
だわり で)あったか。 そんなことを思いつつ、
目をつむって﹁一昨日の無
い物 ねだり も、昨日の怒
り腹立ちも、今日の自分
の愚かさも、こだわり、か
たより 、とらわ れたここ
ろだったな﹂と振 り 返 り
ながら、執 着 という 髪の
毛を剃っているのである。
そもそも僧侶が髪の毛を
剃ったのは、様々なことが
らに対する執着を離れるた
めであったという、が 。
…
い わたに さずく
伝灯奉告法要関連
いらい五年間、三日に一
度のペースで剃っている。
当初はよく頭から血を流
したが、今ではそのような
ヘマをやることは無くなっ
た。風呂の中で目をつむっ
たまま、左手の指先で剃り
残しを探しながら、右手に
持った三枚刃をたくみに
走らせる。その時ふと頭に
思い浮かぶのが、
﹁執着﹂
という二文字である。
言 葉は知っていても 、そ の意味となると、
とても味 釈尊は、
﹁人生は苦しみ
わい深い仏教の
﹁ことば﹂。 に満ちている﹂と見通し、
そんな仏 教 用 語の味 わい その苦悩の原因は様々な
を、岩谷教授さんに
﹃悟り ことに執着するこころであ
の智 慧 を 味 わう ﹄と 題し ると説いた。
連 載いただくことになり たとえば﹃無量寿経﹄に
ました。︵全六回予定︶
は
﹁
有
田
憂
田
、有宅憂宅﹂
と説かれる。
﹁田があれば
﹁執着﹂
田のことが気になり、家が
ということ
あれば家のことが心配の種
頭を丸坊主に剃りはじ となる﹂ということで、土
めて五年になる。現在五十 地や財産を持つとそれら
五歳。五十路を迎え、頭頂 が気になり、それらに縛ら
部がめだって薄くなりはじ れてしまう、ということ。
めた。それまでいろんな育 全く 執
「 着 と」いうこと
毛剤を試してきたが、さほ は﹁苦﹂の因となる。この
ど効果はなかった。どうし 苦悩から解放される道は、
ようか。﹁ええい、この際 様々なことに執 着するこ
いさぎよく 剃ってしまお ころを離れなければなら
う﹂と考えたのがきっかけ ない、と。
であった、と思う。
さしず め、この場 合の
◆執筆者紹介
行事、にぎやかに
伝灯奉告法要では、様
々な特別行事が行われ、
法要を盛り上げている。
白洲境内でひときわ目
を引くのは﹁ 本 願 寺おて
らかふぇ&まるしぇ
﹃ AKARI﹄﹂。ミシュラン
ガイド七年 連 続 星 獲 得の
レストラン
﹁リュミエール﹂が
手がける料 理が振る舞わ
れ、
多くの人で賑わいを見
せている。
カフェスペース隣には、
﹁井筒八ツ橋本舗﹂やお漬
物の﹁ 西 利 ﹂、
お箸や工芸
品 など 、京 都の名 産 品が
並ぶ。小 さな 子 ども も 安
心して遊べるキッズコーナー
も設けられ、
家族で楽しめ
るよう工夫されている。
また、同じく 白 洲 境 内
のお茶所では、
十五分の法
話 をリレーす る﹁ お 茶 所
布 教リレー﹂や、
﹁仏事相
談﹂、
布教使による本願寺
境内ツアー﹁お西さんを
知ろう﹂も行われている
法( 要 期 間 中 は 、九 時 半
と十一時の二回・一回 三
十分程度 。)
北境内地 団(体参拝バス
乗降所︶
の門 徒 会 館 前に
は、﹁ 開 明 社 本 願 寺 御 用
(
達の老舗組織 ﹂を
) 中心と
し た﹁ 本 願 寺 門
前 町 店 舗 ﹂がお
念 珠 や 仏 具 、銘
茶 や 京 銘 菓 など
を販売。
また、﹁国宝・書
院 、飛 雲 閣 ﹂の特
別公開も開催。
特に飛雲閣では、
一日四百名限定の
慶 讃 茶 席が設 け
ら れ 、京 都 三 名
閣の一つで贅 沢 な
時 間 を 過 ご すこ
とができる。
法要を終えて賑わう「AKARI」
6回継続全6回 (第1回)
2
現地状況・安否報告
3
災害通知
1
2
管理者
電子メールで
電話で
情報の共有化
4
2
千問書︵なもナモ検定︶発刊
阿弥陀様や、
お釈迦様、
親 鸞 聖 人についての設 問
は も ちろん、七 高 僧のご
事 績や恵 信 尼 様、蓮 如 上
人について、本 願 寺の行事
や仏 事 作 法の事 など、幅
広い内容についてクイズ形
式になっている。
今回の第一巻︵問題数二
〇 五 問 ︶を 始めとして継
続 発 刊し、問 題 数 を 千 問
とすることを目指す。
子ども 達と一緒に
お 法りを 学べる一冊 !
∼お子様、
ご家族とぜひ挑戦下さい∼
1冊100円(税込)
この度 、兵 庫 教 区 子 ど
も・若 者 ご縁づくり 推 進
委員会では、﹃ 浄土真宗専
門 書・千 問 書︵なもナモ検
定︶﹄を発刊した。
本 書は、阿 弥 陀 様との
ご縁づくりの一環として、
多くの方に浄 土 真 宗のみ
教えに触れていただき、阿
弥陀様とのご縁が一人でも
多 くの方に広がることを
願いとして作成された。
8月1日発 刊!
!
防災担当者研修会ご案内
される
﹁大規模災害地震﹂
を 想 定しており、
近 畿・中
国・四国地域において震度
五強以上の地 震が発 生し
十 九 年 度﹁ 御 同 朋 の 社
た
場
合
、
自
動
的
に
﹁
セ
コ
ム災
会 をめざす 運 動 実( 践 運 害監視センター﹂
から、
各寺
動 ﹂に
) おける重 点プロジェ 院のメールアドレス登 録 者
クトでの重 点 目 標にある に対して安否確認のメール
﹁ 災 害 対 応 ﹂として、教 区 が一斉送信される。
独 自にて構 築された災 害 メールを 受 信した人は、
対応システムである。
自 身の安 否 状 況だけでは
具 体 的 内 容 としては、 なく寺院建物の被害状況
近い将 来に起こると予 想 についても併せて報告する
ことができる。
報告は、
これ
までの大 規 模 地 震の経 験
より、
不通となる可能性が
高い電話等ではなくインタ
ーネットを 使 用 するので、
教区内の被害状況を迅速
に集約することができる。
また、集 約 された被 害
状況については、教区災害
対策委員会並びに各組に
て選出された防災担当者
サ(ービス概 要 図では管 理
者と表示 が)確認すること
ができるので、組内でも教
区 内の被 害 状 況 を 把 握
することができる。
本 研 修 会は組 内 防 災
担当者私管理者権限を
持つことにより 、
システム
を有効利用することを目
的としている。
また、より 詳しく 知 り
たい方のために、
プトラハン
ドブック︵ 本 願 寺 派 少 年
連盟︶
・スカウトハンドブッ
ク
︵ 本願寺派スカウト指導
者 会 ︶等と併せて活 用 す
ることをお勧めしている。
一人で問 題に挑 戦して
の腕 試し、組の研 修 会や、
キッズサンガ、各 種ご法 座
の場で活 用いただいたり、
ご 家 庭でお 子 様 と一緒に
お使いいただいたりと、様
々な場 面で活 用いただけ
る書籍となっている。
一冊百円︵税込︶
にて、教
務 所 図 書コーナーにて取
り扱い中。ご注文は、教務
所まで。
☎〇七八 三-四一五-九四九
プレなもナモ検定 兵庫教区子ども・若者
ご縁づくり推進委員会で
は、一月二十一日︵土︶
午後一時三十分より神戸
別院において、千問書を
使って﹁プレなもナモ検
定﹂を開催する。詳細に
つ い て は 、後 日 案 内 予
定。お問合わせは教務所
まで。
3
安否確認メール送信
被災地
セコム
災害監視センター
安否確認
メール送信
ホームページで
利用者(一般社員)
十一月二十 四 日︵ 木 ︶
の
午後一時半より、
別院一階に
て
﹁セコム安 否 確 認サービ
ス﹂組 防 災 担 当 者 を 対 象
としたシステム講習会を開
催する。
この﹁ セコム安 否 確 認
サービス﹂は、兵 庫 教 区の
平成二十七年度∼平成二
▼サービスのイメージ図
※平常時には一斉メール配信機能や掲示板機能を利用して、
管理者から社員への連絡ツールとしても利用できます。
ン・焼き芋等︶の出店がな
される。
また、
﹁既存の行事を如
何に活性化させるか﹂
﹁ど
のような役割があるか﹂を
見直すため、教区各種団
体と協力しての伝道モデ
ル事業として、教区教化団
体に法要への参拝奨励を
実施①仏教壮年会員に、
報
恩講の意義や御伝鈔に親
しんでもらうことを願い、
﹁教区仏教壮年会連盟一泊
研修会﹂
︵二十六日∼二十
七日︶を開催②仏教婦人
会・寺族婦人会の参拝奨
励日︵二十七日︶の﹁門信
徒の集い﹂にて仏教讃歌
や音 楽 法 要への参 画 ③ 門
徒 推 進 員・門 徒 総 代の参
拝奨励日
︵二十八日︶
を設
け、
ご満座後、﹁門徒推進
員の集い﹂を開催。
さらに、別院と門 信徒
との連携の緊密化・連絡網
の活用を図るため、法要案
内チラシに加え、花隈モダ
ンタウン協議会作成のポス
ター・チラシも用いて周辺
地域への広報を行う。 なお神戸新聞の事前取
材や、フェイスブックでの
広報など、様々な方法での
広報活動を予定している。
子どもたちが別院へ
報恩講子どもの集い ―
―
﹃東儀秀樹氏﹄が子育て論を講演
十二月二十三日︵金︶、 本つどいは、震 災 復 興
神戸別院にて﹁報恩講子 支援として毎年行われて
どもの集い﹂
︵教区少年連 おり 、今 年で二十二回目
盟主催︶が開催される。 となる。
当日は、報恩講のお勤
めの後、模 擬 店や子ども
向け行事の実施、東儀秀
樹氏︵雅楽師・俳優︶によ
る子育てについての講演も
開催される。
※詳細は後日案内
∼1・ ﹁いのち﹂の研修会 一月十七日︵火︶午後一時三十分より
於 神戸別院
阪神・淡路大震災
物故者総追悼法要
東儀秀樹 氏
地域とのつながりを
/本願寺派布教使・ビ八一ラ本願寺施設長
―
ご講師: 岩間行則 師
別院報恩講法要
―
本願寺神戸別院
報恩講法要
十一月二十六日︵土︶∼ 催される。 二十八日︵月︶の三日間、 二十七日︵日︶は、別院
岩間行則師︵本願寺派布 周辺︵花隈地区︶の事業者
教使・ビハーラ本願寺施設 が中心となった﹁花隈モダン
長︶を講師に﹁本願寺神戸 タウン協議会﹂に参画し、
別院報恩講法要﹂が修行 ﹁花隈モダンタウンフェステ
される。
ィバル﹂を開催。フェスティ
今年度の別院報恩講は、 バルでは① 花隈地区の歴
別院重点プロジェクト﹁地 史紹介︵写真展示︶②近隣
域と寺院のつながりを大 小学生による﹁子どもが描
切にする﹂を踏まえ、門信 く花隈マップ﹂、神戸山手
徒だけでなく、地域とのつ 大学による﹁多文化共 生・
ながりを深め、より多くの 花 隈ハザードマップ﹂﹁ 花隈
人に別院とのご縁を結ん とその周 辺の魅 力 紹 介 ﹂
でいただくことも目的に開 ③ 花 隈 地 域の飲 食 店︵ パ
17
11月26日(土)∼28日(月)
WEBから簡単便利に世界へ
4