補助金交付要綱

社会福祉法人経営労務管理改善支援事業費補助金交付要綱
(目的)
第1条 沖縄県知事(以下「知事」という。)は、社会福祉法人の経営労務管理の改善を
図るとともに、福祉人材の確保の促進に資することを目的として、社会福祉法人が行
う経営労務管理の改善に向けた新たな取組に要する経費に対して、予算の範囲内で補
助金を交付するものとし、その交付については、沖縄県補助金等の交付に関する規則
(昭和47年沖縄県規則第102号。以下「規則」という。)に定めるもののほか、この要
綱に定めるところによる。
(定義)
第2条 この要綱において、「社会福祉法人」とは、主たる事務所が沖縄県内に所在する
社会福祉法人をいう。
(補助対象事業)
第3条 補助金の交付の対象となる事業(以下「補助対象事業」という。)は、「社会福
祉法人への経営労務管理改善支援事業等実施要綱」(平成28年4月26日付社援発0426第
8号厚生労働省社会・援護局長通知の別紙)の1「社会福祉法人への経営労務管理改
善支援事業」とし、社会福祉法人が経営労務管理の改善に向けた新たな取組を行う場
合に、専門家(公認会計士、税理士、弁護士、中小企業診断士、社会保険労務士等)
から受ける次に掲げる支援に係る費用の全部又は一部を補助する。
(1) 社会福祉法人における雇用管理の改善・人材育成に対する支援
(2) 社会福祉法人の経営体制の強化に対する支援
(補助対象経費等)
第4条 補助金の交付の対象となる経費(以下「補助対象経費」という。)及び補助率は、
別表のとおりとする。
2 補助金の交付額は、別表の第1欄に定める基準額と第2欄に定める補助対象経費の
実支出額とを比較して、少ない方の金額とする。ただし、算出された額に1,000円未満
の端数が生じた場合は、これを切り捨てるものとする。
(補助金の交付申請)
第5条 補助金の交付を受けようとする社会福祉法人は、補助金交付申請書(第1号様
式)に関係書類を添えて、別に定める日までに知事に提出しなければならない。
2 前項の補助金の交付の申請をするにあたって、当該補助金にかかる消費税及び地方
消費税にかかる仕入控除税額(補助対象経費に含まれる消費税及び地方消費税相当額
のうち、消費税法(昭和63年法律第108号)の規定により仕入れにかかる消費税額とし
て控除できる部分の金額及び当該金額に地方税法(昭和25年法律第226号)の規定によ
る地方消費税の税率を乗じて得た金額の合計額をいう。
(以下「消費税等仕入控除税額」
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という。))を減額して交付申請しなければならない。ただし、申請時において消費税
等仕入控除税額が明らかでないものについては、この限りではない。
(交付決定)
第6条 知事は、前条の申請があったときは、その内容を審査し、適当と認めたときは、
補助金の交付を決定し、決定を受けた社会福祉法人(以下「補助事業者」という。)に
通知する。
(交付の条件)
第7条 補助金の交付決定に付する条件は、次のとおりとする。
(1) 補助事業者は、補助対象事業の内容を変更する場合は、あらかじめ変更承認申請
書(第2号様式)を知事に提出し、その承認を受けること。ただし、軽微な変更(補
助金額の総額に変更がなく、補助対象経費の各区分において補助金額の20%を超え
ない範囲で変更しようとする場合)はこの限りではない。
(2) 補助事業者は、補助対象事業を中止し、又は廃止する場合は、あらかじめ中止(廃
止)承認申請書(第3号様式)を知事に提出し、その承認を受けること。
(3) 補助事業者は、補助対象事業が予定の期間内に完了しない場合又は補助対象事業
の遂行が困難となった場合は、速やかに事故報告書(第4号様式)により、知事に
報告を行い、その指示を受けること。
(4) 補助事業により取得し又は効用の増加した財産については、厚生労働省告示「補
助金等により取得し又は効用の増加した財産の処分制限期間」に定める期間を経過
するまで、知事の承認を受けないでこの補助金の交付の目的に反して使用し、譲渡
し、交換し、貸し付け、担保に供し、取り壊し又は廃棄してはならない。
(5) 知事の承認を受けて財産を処分することにより収入があった場合には、その収入
の全部又は一部を県に納付させることがある。
(6) 補助事業により取得し、又は効用の増加した財産については、補助事業完了後に
おいても、善良な管理者の注意をもって管理するとともに、その効率的な運用を図
らなければならない。
(申請の取下げ)
第8条 補助事業者は、規則第7条の規定に基づき補助金の交付申請の取下げをする場
合は、補助金の交付決定の通知を受けた日から起算して30日以内に、交付申請取下げ
書(第5号様式)を知事に提出しなければならない。
(状況報告)
第9条 補助事業者は、知事が報告を求めたときは、遂行状況報告書(第6号様式)を
知事に速やかに提出しなければならない。
(実績報告)
第10条 補助事業者は、補助対象事業が完了したとき(補助対象事業の中止(廃止)の
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承認を受けたときを含む。)は、その日から起算して20日を経過した日又は当該年度の
3月31日のいずれか早い日までに、事業実績報告書(第7号様式)に関係書類を添え
て、知事に提出しなければならない。
2 補助事業者は、前項の実績報告を行うにあたって、補助金に係る消費税及び地方消
費税に係る仕入控除税額が明らかな場合には、当該消費税及び地方消費税に係る仕入
控除税額を減額して報告しなければならない。
(額の確定等)
第11条 知事は、前条第1項の報告を受けたときは、事業実績報告書等の審査及び必要
に応じて現地調査を行い、その報告に係る補助対象事業の実施結果が補助金の交付決
定の内容(第7条第1号及び第2号の承認をした場合は、その承認された内容)及び
これに付した条件に適合すると認めたときは、交付すべき補助金の額を確定し、補助
事業者に通知する。
2 知事は、交付すべき補助金の額を確定した場合において、既にその額を超える補助
金が交付されているときは、その超える部分の返還を命ずる。
3 前項の返還の期限は、当該命令のなされた日から20日以内とし、知事は、期限内に
納付がない場合は、未納にかかる金額に対して、その未納にかかる期間に応じて年利
10.95 パーセントの割合で計算した延滞金を徴するものとする。
(交付決定の取消し等)
第12条 知事は、第7条第2号の補助対象事業の中止又は廃止の申請があった場合及び
次に掲げる場合には、第6条の交付決定の全部若しくは一部を取り消し又は変更する
ことができる。
(1) 規則、要綱又はこれらに基づく知事の処分若しくは指示に違反した場合
(2) 補助金を補助対象事業以外の用途に使用した場合
(3) 補助対象事業に関して不正、怠慢、その他不適切な行為をした場合
(4) 交付決定後の事情の変更等により、補助対象事業の全部又は一部を継続する必要
がなくなった場合
2 前項の規定は、補助金の額が確定した後においても適用があるものとする。
3 知事は、第1項の取消しをした場合において、既に当該取消しに係る部分に対する
補助金が交付されているときは、期限を付して当該補助金の全部又は一部の返還を命
ずる。
4 知事は、前項の返還を命ずる場合は、第1項第4号に規定する場合を除き、その命
令に係る交付金の受領の日から納付の日までの期間に応じて、年利10.95パーセントの
割合で計算した加算金の納付を併せて命ずることができる。
5 第2項の規定に基づく補助金の返還及び前項の加算金の納付については、前条第3
項の規定を準用する。
(消費税等仕入控除税額の確定に伴う交付金の返還)
第13条 補助事業者は、第11 条の補助金の額の確定後に、消費税及び地方消費税の申告
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により補助金にかかる消費税等仕入控除税額が確定した場合には、報告書(第8号様
式)により、知事に速やかに報告しなければならない。
2 知事は、前項の報告があった場合には、当該消費税等仕入控除税額の全部又は一部
の返還を命ずる。
3 前項の返還については、第11条第3項の規定を準用する。
(補助金の請求)
第14条 補助事業者は、第11条第1項の補助金の額の通知を受けたときは、速やかに請
求書(第9号様式)を知事に提出しなければならない。
(補助金の経理)
第15条 補助事業者は、補助対象事業に要する経費について、その収入及び支出を記載
した帳簿を備え、経理の状況を常に明確にし、関係証拠書類とともに補助対象事業を
完了又は中止若しくは廃止した日の属する年度の翌年度から5年間保存しておかなけ
ればならない。
(その他)
第16条 この要綱に定めるもののほか、必要な事項は、知事が別に定める。
附 則
(施行期日)
1 この要綱は、平成28年11月4日から施行する。
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別表
1
基 準 額
1法人あたり46万円とする。
2
補 助 対 象 経 費
補助率
報酬、旅費、需用費(消耗品費、印刷製 定額補助
本費、燃料費、光熱水費)、使用料、賃
借料、役務費(通信運搬費、手数料)、
委託料、備品購入費(単価30万円以上
の備品を除く。)
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