添付資 料 仏国原子力安全局で確認 された原子炉容器等における 炭素偏析 の可能性 に係 る調査結果の報告 について (概 要 ) 1 調査 内容 たがみ 当社原子力発 電所 に おける原子炉容器 (上 蓋 、 下 鏡 、胴部 )、 蒸気発 生器 I かがみいた かがみいた )に つ い て 、製造方法、製造 メー カ を調査す る とともに 、使用 され てい る鍛造鋼 (鋼 板 ※を含 む )が 規格 (」 IS等 )を 上 (一 次側 鏡 板 )、 加圧器 (鏡 板 回 る炭素濃度領域 を含 む可能性 に 関す る評価 を実施 しま した。 ※製造方法 が鍛造鋼 と類似 して い る鋼板 につい て も評価 を実施 しま した。 鋼板 とは、元 となる鋼塊 に圧力 をかけて板状 に延 ばす加 工 を して製造 された鋼材です。 2.調 査 方法 製造 メー カの製造記録や製造要領 等 を も とに、調査 を実施 しま した。 3.結 論 「仏国原子力安全局で確認 された原子炉容器等 における炭素偏析 の可能 l生 に 係 る調査について (指 示)」 にて調査指示 のあった事項について、調査を行 つ た結果、鍛造鋼 の使 用 が確認 され た機器 はあ りま したが 、評価 を実施 した 全ての鍛造鋼 について、規格 (」 IS等 )を 上回る炭素濃度領域を含む可能性 がないこ とを確認 しま した。 また、鋼板 について も評価 した結果、規格 (JIS等 )を 上回る炭素濃度領 旨l生 がないことを確認 しました。 域 を含 む可育 4.調 査 および評価結 果 <原 子炉容器等 の 製造方法 および製造 メー カ調査結果 > プラント *気 発生器 下鋭 一次側鋭板 上そ う て と方法 製造メーカ 肝 結共 l¶ 鍛造 (株 )神 戸製身 l所 美浜発七所2号 機 鍛と 日本鮨鍛鋼(株 鍛造 美浜発│と 所 3'ナ 哉 (株 )日 │′ ) 本製卸所 鋼板 (株 )日 本製餌lTl 鋼(又 浜発電所2;横 霧造 評価符共 製造方法 製造メーカ 郵板 ② 鋼1反 O 鋼板 ① l板 卸 ルーケンス ステール会│と 鍋Fメ ルーケンス ステール会│[ (株 )日 本 (鋼 所 'メ (株 )日 本製鋼所 ① ① 臓遣 li恨 発化所J;横 大 莞化所 1ケ 構 ll文 火倣発│も テ2;機 疑 嬢 峨造 雄 価結果 製造方l_│ 境板 製造メーカ 日本鋳鍛舅4(休 ) ② 鋼板 (株 )日 (株 )日 本製餌所 本興鋼所 ① ① (株 )日 (株 )ロ 本製勲 Tf ト型部所 鋼板 ③ 第板 ② 日本し 繋 蝋('│) H木 占措部 (株 ③ ) 鳥l板 ② 鋼板 (株 )日 (株 )日 (株 )日 (し 本製餌所 1テ 本製鼻 本製鋼所 ヽ )日 本製釧所 ① ① 評価結米 川 「 製鉄 (株 (株 )日 1所 本製昇 ① 鋼板 (株 )日 本製鋼所 ① 鋼板 鋼板 製造メーカ 興造方法 「平 価紺果 (,木 )日 鋼板 (Fl)日 本製鋼所 ① 本製41所 ① ) ① 鋼板 (株 )日 川崎製鉄 (株 ) ① 鍋核 (ド 川 製鉄(株 ) ① 鋼板 O ,Ⅲ ヽ )日 本興餌所 ① (株 )日 本製鋼所 ① 興鉄(株 郷板 (株 )日 本製鋼所 ① ① そ 鋼位 )lⅢ 本製餌テ ① 鋳造 日本方鍛鋼 (1末 ) 鋼板 (株 )日 本製鋼所 ① 本製餌所 ① tlナ 日本坊鍛 ) Я板 (株 ) 木製鋼〒 O 本製 ) 'q所 (株 )日 鋼板 縦 (伴 │)日 鋼板 鍛造 鋼板 ',Ⅲ 雛 O 本製餌所 鋼板 鋼板 最造 (株 )日 ① 鍛造 O 鍛造 1所 本製昇 鍛造 晰決発電所 3'}機 1平 (株 )日 鋼板 鍛造 鍛追 占浜発電所 十1}械 胴部 <進 メーカ 製造方法 力 H圧 淋 'ナ 美浜発伯研 ,;機 IⅢ 原 F炉 容器 せ "(株 (よ )│オ 興餌 ア O 鋼板 川崎製鉄(株 ) ③ 鋼槙 (株 )1木 製釧l帝 ① 鋼板 ナ 「奇製よ(快 ) ① 串柱 (株 )日 ③ llt火 (株 )〕 卜製鋼!rl MI及 本製餌所 ① ` 大飯発tテ13ケ 機 難 (株 )日 本製鋼所 ③ 昂板 (株 )日 本製鋼所 ① 路と (株 )H木 製野 lアl 大飯発1匿 所4号機 霧造 (株 )日 l所 本興ダ ③ 鋼板 (株 )日 本製91Pll ① 艇 (株 )日 ど 'l餌 所 本↑ ① 鋼板 川崎製鉄(株 ) ① ① 鋼板 川hl製 鉄(株 ) ① 鰯慣 新日本製笠(抹 ) ③ 新日本う て 盟(株 ) ① ※美浜発電所 1号機 の原子炉容器 (上 蓋、下鏡、胴部)、 蒸気発生器 については、製造方法お よび製造 メー カが、美浜発電所 1号機固有 の組み合せ となってお り、廃上 したプラン ト以外 のプ ラン トの参考 とな らないため、評価対象外 としてい ます。 <評 価結果 > 原 子炉容器等 の製造方法お よび製造 メー カ を確認 した結果 、使用 が確認 され た鍛造鋼 お よび鋼板 につい て 、規格 (JIS等 )を 上 回 る炭素濃度 領域 を含 む 可含静性に関す る評価 を実施 しま した。 具体 的 には 、今 回 の調 査対象 で あ る鍛造鋼 お よび鋼 板 を製造す る際 には 、元 とな る鋼塊 (溶 鋼 を鋳型 に流 し込み 、凝 固 した もの)を 製造 します が 、溶鋼 が疑 固す る際 に 、鋼 塊頂部 に炭 素偏析 部 が生 じるた め 、製 造 メー カの製造記録 や製 造要領 等 を も とに、当該鍛造鋼 お よび鋼板 に、規格 (JIS等 )を 上 回 る濃度領 域 が含 まれ てい な い か評価 を実施 した ものです。 (評 価結果① ) 各発電所 の原子炉容器 (下 鏡、胴部)、 蒸気発生器 (一 次側鏡板)お よび 加圧器 (鏡 板)な どは、 リング形状 の鍛造鋼※1ま たは鋼板を使用 しています。 これ らについては、製造 メーカの製造要領 を確認 した結果、製造段階で炭素 ※2と なってい ることが確認 できたことか ら、規格 偏析部 が除去 される製造方法 (JIS等 )を 上回る炭素濃度領域を含む可能性はない と評価 しま した。 ※1 ※2 リング状 に中心が くりぬかれた形状 の鍛造鋼。 リング形状 の鍛造鋼 は、鋼塊 の段階で炭素偏析部 が生 じる鋼塊頂部 を除去 し た上で中心が くりぬかれ るため、製品に炭素偏析都 が残 存す ることがない製 造方法 となつています。 また、鋼板 について も同様 に、鋼塊 の段階で炭素偏 析部 が生 じる鋼塊頂部 を除去 した上で、圧力 をかけて板状 に加工す るため、 炭素偏析部 が残存す る ことが ない製造方法 とな つています。 (評 価結果② ) 日本鋳鍛⇔ 岡 (株 )製 の原子炉容器 上蓋については、製造段階で鋼塊頂部 の炭 素濃度分析 を実施 してお り、いずれ も規格 (JIS等 )を 満足 していることが 確認 できま した。 したがつて、これ らの製品が規格 (JIS等 )を 上回る炭素 静性はない と評価 しま した。 濃度領域 を含 む可含 (評 価結果③ ) ※3に ついては、モ ックア ップ (実 物大 本製鋼所製 の原子炉容器 上蓋 の試作品)に より炭素偏析部が残存 しないことを検証※4し てぃます。 また、実機 の製造記録 を確認 した結果、モ ンクアツプ (実 物大の試作品)と 同様 の製造手順書 に従 つて製造 された ことが確認 できま した。 したがって、実 留性はない と評 機 において、規格 (JIS等 )を 上回る炭素濃度領域 を含む可育 価 しま した。 (株 )日 ※ 3:美 浜発電所 3号 機お よび高浜発電所 1号 機 の原子炉容器 上蓋は、 リング形状 の鍛造鋼 お よび鋼板が用 い られてい るため、評価結果① にて評価 しています。 ※ 4:平 成 13年 にモ ンクア ツプ (実 物大 の試作品)を 製造 した際 に、製造 メー カに お いて、モ ックア ップに含 まれ る炭素濃度が規格 (」 IS等 )を 十分満足す る ことを検証 してい ます。 以 上
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