かじき等流し網漁業の届出等に関する取扱要領の一部改正について 1 現行制度の概要 かじき等流し網漁業については、漁業調整等の観点から漁業実態を国が統一して把 握する必要があるため、特定大臣許可漁業等の取締りに関する省令(平成6年農林水 産省令第 54 号)第 19 条第1項の規定により、同漁業を特定海域において営もうとす る者は、当該操業期間の最初の日の1ヶ月前までに、農林水産大臣に届け出なければ ならないこととされている。 この届出に係る事務的な取扱いとして、かじき等流し網漁業の届出等に関する取扱 要領(平成2年1月 29 日付け2水振第 82 号水産庁長官通知。以下「取扱要領」とい う。)を定めており、この中で、事前届出制度を定着させるための指導等を円滑に実施 する観点等から、 ①届出を行った漁業者に対し、水産庁長官がかじき等流し網漁業届出済証 又 は 届 出 接 受 書 ( 以 下 「 届 出 済 証 等 」 と い う 。) を 交 付 す る ( 実 施 要 領 の2) ②届出済証等の交付を受けた漁業者は当該届出済証等の船舶内に備え付け る(実施要領の3) こととしている。 2 改正の趣旨及び概要 事前届出制度が定着したことや、近年の情報の電子化により、かじき等流し網漁業 の届出状況が国や県の担当部局においても迅速に情報共有できる体制となったことか ら、事務の簡素化を図るため、実施要領における届出済証等の交付及び当該届出済証 等の備付けを廃止することとし、これらに関する規定を削ることとする。 3.意見公募手続の実施 意見募集期間 平成28年11月4日∼12月3日 4.スケジュール 11月 パブリックコメントの実施 12月 施行
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