公民館だより 平成28年11月号 は り が や №451 発行 さいたま市立針ヶ谷公民館 さいたま市浦和区針ヶ谷3−4−14 電話 048−833−4165 我がふるさと針ヶ谷 その8 赤山道(あかやまみち)を歩く 中山道の与野駅東口入口に、かつて大ケヤキがありました。その南のコンビニを左に曲がると赤山商店街へ続き ます。赤山道はこちらから、寛永6年(1629)関東郡代である伊奈忠治が赤山領(川口市)に構えた赤山陣屋 へ向かう道です。平坦な道並で江戸時代には物資の輸送、流通として使われ、現在も生活道として利用されていま す。赤山陣屋には5棟の館、2棟の役家、稲荷、表門、裏門があり、堀に囲まれていました。家臣の屋敷が堀の内 に17屋敷、外に41屋敷、配置されていました。しかし、この陣屋は寛政4年(1792) 、伊奈氏の改易によ り廃止されました。 赤山商店街の彩鮮館先の左手には元禄15年の銘がある庚申塔があり、道沿いには、歴史的資源が見られます。 産業道路沿いから木崎小学校の正門を通り皇山道の信号交差点を東に進むと、右手にある大東北公園の中に富士信 仰、富士講の名残である富士塚(辻の石塔)があります。今では周囲に住宅が建て込んでいますが、江戸時代には 富士山が望めたことでしょう。第二産業道路、北宿通りを横切り進むと三室に寛保2年銘の庚申塔(さるまん塚) があり、 「東ハ赤山道」 「西ハ大宮道」と刻まれています。ここで言う赤山道とは、道そのものの名称ではなく、道 標として向かう方向を意味しています。この庚申塔を更に東へ進み国道463号を横切り、旧高野家離れ座敷、清 泰寺、大間木氷川神社付近を抜けると東浦和駅に着きます。 その先は、芝川八丁堀、木曽呂阿弥陀堂、石神真乗院を経由して赤 山陣屋に至ります。 また、中山道のコンビニから北上し西に進むと、中央区円阿弥の 御屋敷山から西区土屋の永田陣屋に至ります。当時の名残として、 中央区上落合と下落合の境には赤山通があり、新大宮バイパスの円 阿弥付近には赤山通の交差点があります。歩くのもよし、自転車で 巡るもよしの散策コースです。 記・大熊 幸雄 (参考文献) 赤山街道総合調査報告書「大宮道をたどる」 埼玉県川口市教育委員会 さいたま市の歴史と文化を知る本 中山道(奥)と天徳湯(右) 青木 義脩 『自分発見!チャレンジさいたま』対象事業 冬休み子ども公民館 お正月あそびコース (無料) 日 時 12月26日(月)10:00∼12:00 会 場 針ヶ谷公民館 和室 定 員 小学1年∼3年生 20人(抽選) 持ち物 飲み物 書きぞめ教室コース (無料) 日 時 12月26日(月)10:00∼12:00 会 場 針ヶ谷公民館 体育室 定 員 小学3年∼6年生 20人(抽選) 持ち物 書きぞめ用具・新聞紙・上履き・飲み物 申込み受付期間 12月1日(木)∼12月10日(土)まで 申込書を公民館窓口に設置してある受付箱に投函してください。 (申込書は針ヶ谷小学校・常盤北小学校の児童には学校を通してお 配りします。また公民館窓口でも配布いたします。) 抽選発表・受講手続き 12月15日(木)∼12月22(木)まで ※抽選結果を公民館ロビーに掲示します。確認後窓口で手続きをし てください。 主催・問合せ 針ヶ谷公民館 048−833−4165 子育て応援講座 お話のひろば 楽しい絵本の読み聞かせ 絵本に音楽や効果音などをつけて、コンサートやお芝居のような 読み聞かせの会です。お友達を誘ってぜひおでかけください。 お子さんとわくわくした時間をすごしましょう! 日 時 12月7日(水)10:30∼12:00 対 象 未就園児の親子 講 師 「音と絵本のお話会」のみなさん 会 場 針ヶ谷公民館 体育室 定 員 100人 費 用 無料 申込み 申込みはいりません。当日直接お越しください。 問合せ・主催 針ヶ谷公民館 048−833−4165
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