熊本市ユニークベニュー開発調査業務委託 第1章 基本仕様書 総則 1.業務委託名 熊本市ユニークベニュー開発調査業務委託 2.目的 本業務は、熊本市(以下、「甲」という。)が取り組む MICE 推進において、本 市だからこそ体験できる特別な場所での特別な体験(以下「ユニークベニュー」と いう。)を開発することは、MICE 主催者の開催意義、参加者の満足度向上及び地 域(ユニークベニュー開催地)の知名度向上につながり、結果として効果的な MICE 誘致に寄与する。ついては、開催地のニーズ調査や運用における調査・検証を行い、 ユニークベニューの商品パッケージ化を図ることを目的とする。 ※ユニークベニュー: 「特別な場所×イベント」で、 「特別な体験」を創造していく 取り組み ※場所の例:歴史的建造物、博物館・美術館、民間所有施設、神社仏閣、 庭園・公園、商店街等 3.履行場所 熊本市 4.履行期間 契約日から平成29年3月31日 5.業務範囲 本仕様書に規定する範囲とする。 6.契約後の提出書類 受託者(以下、 「乙」という。)は、契約後速やかに下記の書類を甲に提出し、承 諾を得なければならない。 (1)着手届及び業務委託工程表 (2)業務実施計画書 (3)管理責任者届 (4)組織表及び経歴書 (5)その他甲が指示する書類 7.疑義 乙は、本業務の履行にあたって本仕様書に明記のない事項について疑義が生じた 場合は、速やかに甲と協議し甲の指示を受けるものとする。 8.資料の貸与等 本業務にかかる調査及び資料の収集等は乙が行うものとするが、甲が保有する関 連資料(調査報告書、文献、各種データ等)のうち業務遂行上必要かつ提供可能な ものは貸与する。 ただし、甲より貸与された資料等については、責任を持って管理を行い、甲の許 可無く複製、公表、貸与、使用してはならない。また、常にその管理状況を明らか にし、業務完了後速やかに返却しなければならない。 9.成果品の提出及び帰属 成果品の提出に際しては、成果品一覧表を作成のうえ業務完了届とともに提出し、 甲の検査を受ける。 また、成果品及びその著作権はすべて甲に帰属し、乙は甲に無断でこれを使用、 貸与、公表してはならない。 10.機密の保持 乙は、本業務の履行に関して知り得た秘密を漏らしてはならない。また、本業務 にかかるすべての資料・データ等について、甲の指定した目的以外に複写又は複製 してはならない。 第2章 業務内容 1.準備 本業務を履行するにあたり、必要な調査項目の設定や作業編成を行い、効果的か つ効率的に遂行できるよう業務実施計画の立案を行う。また、調査に必要な資料の 確認や収集、整理等の準備を行うものとする。 2.ユニークベニューのニーズ調査・分析 本市内での MICE 開催時におけるユニークベニューのニーズを的確に把握する ため、本市内を中心とする MICE 主催者及び参加者を対象にアンケート調査を行 い、その回答を分析する。 (1)アンケート調査表の検討・作成 本市における MICE 開催の現状と課題を整理したうえで、今後のユニークベ ニュー開発のため有効に活用できる設問内容と調査対象者を、甲と協議のうえ作 成する。なお、アンケートには開催候補地・内容(主催者・参加者)及び利用方 法(主催者のみ)についての設問を盛り込むこと。 ① MICE 主催者向け:100 部 ② MICE 参加者向け:2,000 部 (2)アンケート調査表等の封入 発送用封筒にアンケート調査票、返送用封筒を封入(発送用封筒、返送用封筒 は甲が提供する。発送・回収は甲が行う。) (3)アンケート分析 甲が回収したアンケート調査票をもとに、ユニークベニュー開発に関する需要 や課題等を整理し、開発に必要な分析を実施 3.ユニークベニュー開発検討・作成 ユニークベニュー開催における候補選定、運用方法の調査・検証及び各関係者と の協議・ワークショップを開催し、具体的なユニークベニュー開催内容を策定する。 (1)ユニークベニュー候補選定 ニーズ調査・分析を踏まえ、甲と協議のうえ 5 件程度のユニークベニュー候 補を選定する。 ① 乙により、10件程度のユニークベニュー候補(場所及び内容)をリスト アップ ② 甲と協議のうえ、本章2のニーズ調査・分析結果を踏まえた実現度の高い 候補を 5 件程度に選出 (2)運用方法調査・検証 各ユニークベニュー候補毎の運用方法の調査・検証について、各関係者との協 議やワークショップを開催のうえ実施する。 ① 各開催候補関係者との協議及びワークショップの開催 甲とともに各候補関係者との協議及びワークショップを開催し、ユニークベ ニュー開催に必要な予約方法、設備、ケータリング、郷土芸能、使用許可等 の協議項目をリストアップ ワークショップ開催件数:2 候補×3 回 程度 ② ①でリストアップした項目における各関係者との協議 ③ 運用体制・方法の調査・検証 ユニークベニューを運用するにあたっての運用体制・方法について検証する。 i 本章2のニーズ調査・分析結果を踏まえた効果的な運用体制の調査・検証 ⅱ 甲と協議のうえ運用コーディネーター候補者の選定 ④ ①~③を踏まえた運用計画案の策定 4.商品パッケージ化及び広報チラシ作成 1~3を踏まえて作成されるユニークベニューの商品パッケージ化及び広報チ ラシを作成する。パッケージ内容には下記8項目程度を盛り込むこと。 ① 施設名称及び基本情報(住所、アクセス方法、ウェブサイト等) ② ③ ④ ⑤ 施設紹介文(特徴等) 施設スペック及び収容規模 設備環境及びケータリング等飲食関連情報 施設ならではの取り組み(郷土芸能等) ⑥ 利用料金の目安 ⑦ 利用可能日時 ⑧ 利用手続き方法 広報チラシ作成枚数:1,000 枚 5.報告書作成 本章で規定する「2.ユニークベニューのニーズ調査・分析」、 「3.ユニークベニ ュー開発検討・作成」、 「4.商品パッケージ化及び広報チラシ作成」をもとに取りま とめ作成する。 (1)納品物 ① 報告書 ② 報告書概要版 (2)納品形態 ① PDF データ ② ワードデータ ③ 製本済冊子 10 冊 (3)納期 平成 29 年 3 月 15 日
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