くま のおはなし.

10 月
く ま のおはなし
さ
の
『ねえ とうさん』佐野
ようこ
さく
洋子/作 小学館
こ
ひさしぶりに かえってきた とうさんと くまの子は さんぽに でかけました。
「ねえ、とうさん、
てを つないでもいい?」「よしよし」。「ねえ とうさん、かたぐるま してくれる?」「よしよし」。
かわの はしが ながされていても、とうさんは へいき。おおきいきを バキッと おって、かわに は
しを わたします。「すごい!とうさん」。
優しくて力強いとうさんぐまとくまの子の心温まるおはなしです。(E/サ)
ながの
『もりもりくまさん』長野
こ
さく
ヒデ子/作
え
スズキコージ/絵
すずき出版
くまさんのおうちは もりのなか。あさごはんをもりもりたべて、もりもりもりもり たいそうを
します。もりいちばんの ちからもちの くまさんは、ちからこぶも もりもりもりもり。なんでも
こなす くまさんの、あさからばんまで もりもりげんきな いちにちのおはなし。(E/ス)
さかい
『よるくま』酒井
こまこ
さく
え
駒子/作・絵
偕成社
おとこのこが ベッドで ママに おはなしします。
「ママ あのね きょうのよるね、かわいいこが
きたんだよ」。そのこは くまのこ、なまえは よるくまです。よるくまは、じぶんの おかあさんを
さがしに きたのでした。
おとこのこは いっしょに おかあさんを さがしてあげます。どこにいったのかな。おかいもの?
こうえん?もしかしたら もう いえに もどっているかも しれません・・・。(E/サ)
『パンやの くまさん』フィービとセルビ・ウォージントン/さく・え
まさき るりこ/やく 福音館書店
あるところに、パンやのくまさんが、すんでいました。くまさんは、パンをうるみせと、くるま
を1だい、もっていました。くまさんは、パンや、パイや、おたんじょうパーティのための とく
べつのタルトや、ケーキをやきます。
あさ
よる
いちにち
なに
とくべつ
朝おきてから、夜ねむるまでの、パンやのくまさんの一日のおはなし。何か特別なことがおこる
にちじょう
えほん
わけではない、 日 常 をえがいた、こころあたたまる絵本です。(E/ウ)
『ぽとんぽとんは なんのおと』
かんざわ
としこ
神沢 利子/さく
ひらやま
えいぞう
平山 英三/え
福音館書店
かあさんと あなのなかで ふゆごもりを している ふたごの くまのぼうや。そとからきこえる
いろんな おとが きになります。
「かーん かーんって なんのおと?」
「ほっほー ほっほーって な
んのおと?」。そとから きこえる おとは、きせつが ふゆから はるへむかっていることを ふたご
の ぼうやに しらせてくれます。(E/ヒ)
ぶん
え
『あかちゃんぐまは なにみたの?』 アシュリー・ウルフ/文・絵
やく
さくま ゆみこ/訳
岩波書店
すあなのおくふかくで、あかちゃんぐまが めをさましました。すあなの いりぐちから ひかりが
さしこみ、あたりは だんだんに あかるくなりました。
「あったかくしてくれるのは だれなの、お
かあさん?」とこぐまがきくと、
「おひさまですよ」とおかあさんが こたえました。すあなで、そ
とで、あかちゃんぐまは、いったい なにをみたのでしょう?(E/ウ)
『ついてきた くま』
いわさ ゆうこ/作
文化出版局
「せんせい こうえんにいこうよ」と、でかけたこどもたち、すぐにみつけたのは、えだのおれ
た、おおきな“き”と、そのしたにあある、“うんち”です。おまけに、その“き”には、ひっか
いたようなきずが・・・!? くまだ!くまがでたんだ!きっと、えんそくで、もりにいったとき、
ついてきたんだ! こどもたちの、くまさがしが はじまりました。くまのつめあとは、ひこうきこ
うえんに つづいているようです。
くうそうからはじまる、わくわくどきどきの ぼうけんごっこを、あなたもどうぞ!(E/イ)
『ぎょうれつのできる はちみつやさん』
ふくざわ ゆみこ/さく
教育画劇
こぐまのクーとマーが ねむっていると、ママの「パパから おいしいこづつみが とどいわよ」
とよぶこえが きこえました。クーとマーのパパは、はちみつやさんです。とどいた こづつみを あ
けると、レンゲの はちみつが でてきました。それから なんにちもたつと、もっと すてきなもの
が とどいたのです!(E/フ)
『はなのみち』
おか
のぶこ
さく
岡 信子/作
つちだ
よしはる
え
土田 義晴/絵
岩崎書店
ある、あきのひ。くまさんは、なにかが いっぱいはいっている、ふくろをみつけました。くま
さんは そのふくろをもって、りすさんの いえにいきました。ふくろをあけてみると、なにもはい
っていません。ふくろに、あながあいていたのです。そして、ふゆがすぎ、はるの、あたたかいか
ぜがふいて、くまさんが めをさましてみると、ながいながい、はなのいっぽんみちが、できてい
えほん
ました。こころがほんわか、あたたかくなる絵本です。(E/ツ)
『ようちえんにいった ともちゃんとこぐまくん』
さく
にしまき
かやこ
え
あまん きみこ/作 西巻 茅子/絵 福音館書店
はじめて さくらようちえんに いった ひ、ともちゃんは かえってから サイレンなき。
「もう よ
うちえんに いかないよう」。そこへ やってきた こぐまくんは、じぶんも きょう にゅうえんした
「おてんきえん」のはなしを してあげます。そして、ふたりで はなしているうちに、ともちゃん
の ふあんな きもちは だんだん きえていくのでした。(E/ニ)
『サリーの こけももつみ』
ひ
ぶん
え
ロバート・マックロスキー/文・絵
かあ
いしい
ももこ
やく
石井 桃子/訳
岩波書店
かあ
ある日サリーは お母さんと こけももを つみにいきました。サリーも お母さんも バケツをも
って・・・。でも、お母さんの バケツは いっぱいに なっていくのに、サリーは たべてばっかり。
やま
た
そして、この山には、くまのおやこも こけももを 食べにきていました。こけももに むちゅうに
こ
かあ
なっていた サリーと くまの子は、とちゅうで お母さんを まちがえてしまいます。
思わず笑えてしまう、上等なユーモアにあふれた文体が魅力的な絵本です。(E/マ)
『3びきのくま』トルストイ/ぶん
バスネツォフ/え
おがさわら とよき/やく
福音館書店
もりのなかで まいごになってしまった おんなのこの おはなし。だれもいない ちいさないえ
をみつけたので、なかにはいってみました。しょくどうのテーブルには、おおきな おわん、ちゅ
うくらいの おわん、ちいさな おわんが おいてありました。そして、そのなかには おいしそうな
スープが・・・。おんなのこは スープをのみ、いすにすわり、そしてベッドで ねてしまいました。
そこへ、このいえの おとうさんぐまと、おかあさんぐまと、こぐまが かえってきたのです。さぁ
たいへん!(E/バ)
『つんつくせんせいと つんくまえんのくま』たかどのほうこ/さく・え
フレーベル館
つんつくえんのみんなは、えんそくで、やまのいえに いくことになりました。もりのなかで、
みちにまよったあと、やっと、いえをみつけました。みんなは、スープをのんで、ベッドで おひ
るねをしたあと、おさんぽに でかけました。けれど ちょうどそのとき、つんくまえんの くまた
ちが、やまのいえに むかってきていたのです。さあ、つんつくえんのみんなに、どんなことが お
こるのでしょう?それとも、なにも おこらないのでしょうか?(E/タ)
『くんちゃんとにじ』ドロシー・マリノ/さく
まさき るりこ/やく
ペンギン社
くんちゃんが、にじをみつけました。ことりが、
「にじのねもとには、きんのつまった つぼがう
まっている」というはなしを、きかせてくれました。そのつぼを みつけるには、にじがきえるま
えに いかないと いけません。くんちゃんは、おなべをもって はしりだしました。みんなが「そ
れは おとぎばなし なんだよ」と、いいますが、くんちゃんは あきらめません。にじのねもとを
おいかけて、とうとう、きのあなのなかに、きんのつぼを みつけました!それは、きんいろにひ
かる、みんなの だいすきな ものでした。(E/マ)
さいわ
『きょうは みんで クマがりだ』マイケル・ローゼン/再話
え やまぐち
ふみお
やく
ヘレン・オクセンバリー/絵山口 文生/訳
評論社
きょうは みんなで クマがりだ。つかまえるのは でかいやつ。そらは すっかりはれてるし、こ
わくなんか あるもんか! 5にんと1ぴきの かりゅうどたちが、クマがりに でかけます。とちゅ
うにあらわれる くさはらや、かわや、ぬかるみなどの しょうがいを とおりぬけ、そして とうと
う・・・くまだ!! ぜんそくりょくでにげる かりゅうどたちとともに、ドキドキを あじわって み
てください。(E/オ)
さく
『二ひきの こぐま』イーラ/作
まつおか
きょうこ
やく
松岡 享子/訳
こぐま社
二ひきの こぐまは、おかあさんに「はちみつをとりにいっているあいだ ここでまっておいで」
と いわれます。やんちゃな二ひきが じっとしていられるわけは ありません。あそんでいるうち
に どんどんとおくに いって、まいごになってしまいます。であったどうぶつたちに ききながら
おかあさんを さがしますが、みつかりません。さて・・・。
この絵本は 写真に ストーリーをつけたもので 1954 年に出版されています。児童書の古典と
して長年読み継がれてきました。写真の熊の表情も合わせてお楽しみください。(E/イ)
『くまのえほん』やまのごちそう
やま
はる
/ひらやま えいぞう/さく
なつ
福音館書店
あき
山のくまが、春になにをたべ、夏にはなにをたべ、そして、秋には なにをたべるのか、わかり
きせつ
ますか? このえほんでは、くまが季節ごとのごちそうを しょうかいしてくれます。
「すいか やま
のしたのはたけで みつけたごちそう」というようにね。ごちそうをまえにした くまのひょうじょ
うもよくみてね。いいかおしているよ。(E/ヒ)
『だいじなとどけもの』
E・H・ミナリック/ぶん
モーリス・センダック/え
まつおか きょうこ/やく
福音館書店
こぐまのくまくんは、よくかけたえを、おばあさんへのキスといっしょに、めんどりさんに と
どけてもらうことにしました。めんどりさんが とどけますと、おばあさんは よろこんで、くまく
んへのおれいのキスを、めんどりさんに たのみました。めんどりさんは、よろこんで たのまれま
すが、とちゅうでおともだちにあったので、かえるにたのみました。ところが、かえるもねこにた
のみ、ねこも・・・というわけで、おれいのキスは どうなるのでしょうか。おかしくてかわいい、
こぐまのクマくんシリーズの1さつです。
(933/ミ)