学校名 住 所 TEL 福島市立大森小学校 校長名 福島市大森字南中道4番地 児童数 024-546-9405 ホームページアドレス 須 田 尊 735名 学級数 27学級 http://www.fukushima.gr.fks.ed.jp/ 確かな学力の定着を目指した少人数教育の取組 ~大規模校の実態等を踏まえて~ 1 少人数指導の計画等 本 校 は児 童数 7 0 0名 を越 え る 大 規 模校 で あ るた め 、少 人 数 学 級編 制 を行 い 、一 人 一 人にき め 細 か な 指 導 を 行 うこ と を 目 指 し てい る 。 本 校 の 子 ど も た ち は総 じ て基 本 的 な 学 習 習 慣 が身 に 付 い て お り、 話 を しっか り聞 き 、 授 業 に 真 剣 に取 り組 ん で い る。 このこと を 踏ま え ながら 、主 に次 の視点での取組を行うことで、確かな学力のより一層の定着を目指すことができるようにした。 (1) 教員の指導力向上 (2) 指導方法の工夫 (3) PDCAサイクルによる検証 2 実践の概要 (1) 教員の指導力向上を図る ○ 本県、そして本校の課題でもある、算数科における活用問題(いわゆるB問題)への対応の ため、現職 教育 で算数 科を中心 として教員 の指導 力向上 を図 るよ うにした 。大 規模 校の実態 を 踏 ま え 、 学 年 ブ ロ ッ ク を中 心 と し て 全 員 が 研 究 授 業 を 行 い 、 教 員 同 士 が 相 互 に 教 え 合 い ・ 高 め 合 う こと 、特 に 指 導 案 の 事 前 検 討 と と も に授 業 後 の反 省 を学 年 ブ ロ ック や 学 校 全 体 で行 うことで、指導力の向上を図ることができるようにした。 (2) 指導方法を工夫し、確かな学力の定着を図る ① 学習支援ボランティアの活用 高 学年 の 算 数 科 の指 導 で「 学 習支 援 ボ ラ ン ティ ア」を活 用 しT・ Tによ る 指 導 を行 うこと で 、 子ども一人一人に対するきめ細かな指導の充実を図ることができるようにした。 ② 教科担任制の導入 「理科」等において、可能な限り教科担任制を導入し、教員の専門性を生かした指導を行 う こ と に よ り、学習への興味関心を高め、学力向上を図ることができるようにした。 (3) PDCAサイクルによる実践の検証等 ○ 「 全 国 学 力 ・ 学 習 状 況 調 査 」等 の 結 果 を 踏 ま え た ロ ン グ スパ ン の P DC A サ イ ク ル と と も に 、 「単元テスト」「定 着確認シート」等によ るショートスパンのPDCAサイクルを機能させ、実践の 検証を定期的に行い、実践の確認・修正・検討等を行うようにした。 3 実践の成果と課題 ○ 現 職 教 育 を中 心 と した 算 数 科 の授 業 づ く り の 実 践 を 通 し て 、 教 員 一 人 一 人 の 指 導 力 向 上 が図 られた 。また 、学年 内 の連 携、一 貫 性の ある指 導 によ り、児 童の思 考 力や 言 語表 現力 が 高まり、算数科が楽しいと感じる児童が増えた。 ○ 学 習 支 援 ボ ラ ン ティ ア (元 高 等 学 校 数 学 科 教 員 )と の T・ T指 導 に よ り 、 特 に補 充 的 な学 習 の機会の充実を図ることができた。小学校から高等学校への学びの連続性を意識した指導 について担任と連携を図りながら指導するなど、担任の指導力向上にも結び付いた。 ○ 教 科担 任制を導入したことで、特に「理科 」では単元テストの平均点が90点を超 えるなど、 学力の向上が見られた。また、理科を楽しいと感じる児童が増えた。 ○ 「 全 国 学 力 ・ 学 習 状 況 調 査 」 等 の 結 果 (成 果 ・課 題 等 ) を全 教 員 で 共 有 し、 対 応 に つ い て 共 通理解を図ったこと、「定着確 認シート」を計画的に実施・検証をしたことにより、平成28年 度 「全国・学力学習状況調査」では、全国平均を大きく上回る結果となった。 ● 今後の課題としては、PDCAサイクルをより一層機能させるとともに個に応じた指導の充実 を 図 る た めに 、 「定 着 確 認 シー ト」の結 果 を各 回 ごと に 入 力す る こと で 、個 別 に 変容 を数 値 的 に把握し、それを指導に生かすなどの対応に取り組むことが挙げられる。
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