松山市企業立地促進条例の一部を改正する条例(案)の概要 平成 28 年 10 月 25 日 松山市産業経済部地域経済課 1.趣旨 用を拡大することで,本市経済の発展及び雇用環境の改善を目的として,平成 13 年 10 月に制定 松山市企業立地促進条例に規定する支援制度は,本市への企業の立地促進を図るとともに,雇 これにより現在まで,誘致企業など 77 社,設備投資計画額約 660 億円,新規雇用者数 3,010 人 されました。 こうした中,本条例は,平成 29 年 3 月 31 日に失効することになっていますが,本市への経済効果 の成果を挙げています。 が十分に認められることから支援措置を継続するとともに,現在の社会情勢を踏まえて支援内容を 見直すこととし,その概要を作成しましたので,広く市民の皆様からの御意見を募集します。 2.改正内容の概要 (1)新規雇用者に対して交付する「雇用促進奨励金」の見直し 国が,非正規雇用従業員の正社員化,女性の活躍,高年齢者の雇用などを推進していることから, パートや時間給の非正規従業員に対する雇用促進奨励金を廃止します。 一方,地域限定型正規従業員に対する奨励金や女性や高年齢者について上乗せする制度を設 けるともに,社員の保育所又は託児所利用料について,企業が支出する経費の一部を補助します。 さらに,地方への移住・定住促進のため,本社機能や研究開発拠点に限っていた本市に住民票を 移す転勤者に対する雇用促進奨励金の対象を拡大します。 (2)土地や建物,生産設備の取得に対し交付する「企業立地促進奨励金」の見直し 他都市が充実させている資産の取得に対する補助制度について,都市間競争に勝ち本市への立 地を誘導するため補助を拡充します。 対象とする業種について,これまで交付実績がなかった「公園」及び「水道業」を除外する一方,国 や県が第一次産業の六次産業化を推進していることから「植物工場」を追加します。 さらに,企業立地促進法に基づき県が定める計画において指定されている「先端素材」,「機械器 具」,「医療」,「食品加工」及び「情報サービス」を奨励金の交付対象とする集積業種に追加します。 (3)制度のより適正な運営 松山市暴力団排除条例に基づく暴力団関係者,愛媛県青少年保護条例に基づく青少年の健全 な育成を阻害するおそれのある事業を行っている企業の排除を明記し,交付対象企業の健全化を また,奨励金の交付を 10 年間の分割交付とすることにより,本市での事業継続に向けた支援や進 確保します。 捗管理をより適切に行っていくこととします。 本条例の有効期間を平成 34 年 3 月 31 日まで延長します。 (4)支援機関の延長
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