平成28年10月 第1委員協議会報告資料 福岡市国家戦略特区の推進に関する条例〔仮称〕 (創業企業に対する市税の軽減措置等)の検討について〔中間報告〕 総 務 企 画 局 福岡市国家戦略特区の推進に関する条例〔仮称〕 (創業企業に対する市税の軽減措置等)の検討について〔中間報告〕 1 報告の趣旨 5 国家戦略特区(グローバル創業・雇⽤創出特区)における創業企業に対する法⼈税(国 福岡市国家戦略特区の推進に関する条例〔仮称〕(⾻⼦案) (1)⽬的 税)の軽減措置の指定要件等について報告するとともに,国家戦略特区の制度の趣旨を 「グローバル創業・雇⽤創出特区」を活⽤した創業(スタートアップ)⽀援により, 踏まえ,国家戦略特区の推進のため,創業企業を対象とする⽀援制度(市税軽減措置等) ⾰新性を持った成⻑性の⾼い企業の創業,成⻑及び国内外から福岡市への集積を図る。 の創設について,その検討状況及び⾻⼦案を報告するもの。 それにより,雇⽤の創出や税源のかん養,創業企業と既存企業との連携による相互の 成⻑などにつなげ,福岡市経済の活性化を図る。 2 (2)⽀援の概要 国税軽減措置について ア (1) これまでの経緯 市税軽減措置 平成27年12⽉24⽇ 平成 28 年度税制改正の⼤綱 閣議決定 国税の軽減措置の内容(軽減率等)を規定した租税特別措置法 平成28 年3 ⽉31 ⽇ の改正法公布 平成28 年6 ⽉ 3 ⽇ 平成28 年9 ⽉ 1 ⽇ 本軽減措置の対象を規定した国家戦略特別区域法の改正法公布 改正租税特別措置法及び改正国家戦略特別区域法(関係政省令 含む)施⾏ (2) 国税軽減措置の概要 ①軽減税⽬ 法⼈市⺠税(法⼈税割) 法⼈税 ②軽減内容 平成 30 年 3 ⽉ 31 ⽇までに 福岡市⻑の指定を受けた法⼈につい て,法⼈設⽴から5年以内に限り, 対象事業に係る所得の⾦額につい て,課税免除(全額免除)を⾏う 平成 30 年 3 ⽉ 31 ⽇までに 国家戦略特区担当⼤⾂の指定を受 けた法⼈について,法⼈設⽴から 5年以内に限り,課税所得の 20% を控除 第9次福岡市基本計画の開始⽇ (平成 25 年4⽉1⽇) 以後に設⽴され, 設⽴の⽇以後の期間が 5 年未満であること 市内に本店⼜は主たる事務所を 有すること 特区指定の⽇ (平成 26 年5⽉1⽇) 以後に設⽴され, 設⽴の⽇以後の期間が 5 年未満であること 特区内に本店⼜は主たる事務所を 有すること (ⅰ)対象 分野 「医療」,「国際」,「農業」, 「⼀定の IoT」, 「先進的なIT」 「医療」,「国際」,「農業」, 「⼀定の IoT」 (ⅱ)規制の 特例 規制の特例措置等が重要な 役割を果たすこと 主として対象事業( 「対象分野」 及び「規制の特例」に係る 要件を満たす事業)を営むこと 新たな価値⼜は経済社会の変化を もたらす⾰新的な事業 規制の特例措置が重要な 役割を果たすこと 専ら対象事業( 「対象分野」 及び「規制の特例」に係る 要件を満たす事業)を営むこと 新たな価値⼜は経済社会の変化を もたらす⾰新的な事業 (ア)設⽴時期 要件 市税軽減措置の必要性 国家戦略特区の指定獲得の前からスタートアップ⽀援に取り組んでいる福岡市は,特 (イ)区域要件 区で認められた規制・制度改⾰や国の施策に,市独⾃施策もあわせて実施し,⽀援の充 (ウ)事業要件 実を図ってきた。 福岡市がスタートアップ拠点として持続的に発展し,経済の活性化を図るためには, 創業⽀援を⼀層強化し,都市の競争⼒を向上させるとともに,福岡市のスタートアップ に対する積極的な姿勢を国内外へ明確に⽰す必要がある。 このため,福岡市は,国に要望した法⼈税の軽減措置が実現した機会をとらえ,国の (ⅲ)専業 度合 法⼈税の軽減措置とともに,独⾃の市税軽減措置を講じることで,企業の創業や国内外 からの集積を促進するとともに,雇⽤の拡⼤及び既存企業の成⻑促進を図るもの。 4 (エ)⾰新性 要件 (オ)雇⽤要件 市税軽減措置の法的整理 地⽅税法(抄) (公益等に因る課税免除及び不均⼀課税) 第6条 地⽅団体は,公益上その他の事由に因り課税を不適当とする場合において は,課税をしないことができる。 国税軽減措置 ③主な指定要件 「5 国家戦略特区推進条例(⾻⼦案) 」の「 (2)⽀援の概要」表中「国税軽減措置」欄参照 3 市税軽減措置 常⽤雇⽤者を雇⽤すること (福岡市⺠を 1 名以上) - 上記のほか,国の制度に準じた要件について,条例等の整備を検討中。 イ 6 情報提供その他必要な⽀援を⾏う 今後の予定 平成 28 年 12 ⽉ 条例案提出
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