GAIN の理事会議長 Vinita Bali からのビデオ

GAIN の理事会議長 Vinita Bali からのビデオメッセージ要約
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本ビデオメッセージで、Vinita Bali は、まず初めに日本政府に対し、世界的な栄養不良問題に取り
組むため、日本企業と連携する NJPPP を無事に発足できたことにお祝いを述べている。
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栄養不良問題のグローバルな取り組みに重要かつ力強い補強として Nutrition Japan を大歓迎してい
る。
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栄養不良問題の取組を長期的に改善させるため、政府、企業そして市民社会を含めた連携を築くこ
とが如何に重要であるかを彼女自身、企業人として分かっている。
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企業は、より持続可能に栄養価の高い食品を流通させるシステム構築に向けた有意義な方法に取り
組む必要がある。食品企業は、主要なステークホルダーであり、変化を起こす主なきっかけをもた
らしている。つまり、そこにビジネスが含まれることが重要である。
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ビジネスはまた、新しい栄養価のある商品やサービスを創造する重要な役割を担っている。GAIN
が味の素グループを支援して進めた新製品が KOKO Plus である。
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KOKO Plus の有効性試験結果は、幼児における栄養指標でプラス効果を示した。本事例は、企
業、市民社会そして政府の共同により、最大効果を高める方策を見出せることを示している。
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GAIN 自身は、最近バングラデシュ、インドネシア、インドの三地域で関連活動を主導している。
バングラデシュでは、20 か所の衣料品工場にて 25,000 人の女性労働者の健康栄養改善を進めてい
る。インドネシアでは、ジャワ島の西部、中部地域の 32,000 の茶農家で、
「多様化した食事摂取が
重要である」という理解を家族皆で深める活動を推進している。インドでは、微量栄養素欠乏を無
くす食品強化プログラムを工場に導入する手助けをしている。
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これらは、GAIN が他の会社に受容させようとするためのモデル事業となっている。Nutrition
Japan 並びに参画企業が彼らのゴール到達に向け、GAIN は全面的に手助けします。我々は、過去
3 年にわたって Nutrition Japan のメンバーと仕事をしてきました。
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Nutrition Japan は、日本政府のリーダーシップのもと、
「栄養」が重要な国際的課題として、維持
されていることを示している。このことは、世界的に問題となっている栄養の過不足問題(肥満と
栄養不良の共存)によるリスクの観点から必要であり、価値あることである。
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2016 年の G7 並びに 2020 年オリンピックにおける議長、ホスト国として、日本は、栄養領域の国
際的な機運を維持する重要な機会を提供することになる。
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2030 年までに殆ど全ての持続可能な開発目標(SDGs)達成には、栄養不良を終わらせることが極め
て重要であり、国際社会は、日本がこれらの活動を先導し、サポートすることを頼りにしている。
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GAIN は、Nutrition Japan とともに発展の道を歩むことを確約するとともに、世界が 2020 年に東
京に目を向けた際、Nutrition Japan が食品システムを整えるだけでなく、人々の生活を変え、熱意
を刺激するため、ビジネス並びにパートナーシップの力を示すものと確信している。
SUN Business Network(SBN)の Geraldine Murphy のメッセージ要約
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本日お話しする機会を得たことは光栄なことです。
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Nutrition Japan が SUN 活動を支援する機会について、ご紹介したいと思います。
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SUN は、栄養改善における共同努力において、産業界、政府、市民社会、国際連合、ドナーの
人々をつなげる国際的な活動である。
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2010 年から 57 か国が本活動に参画しています。アジアでは、パキスタンからインドネシアまで 13
か国が含まれています。
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これらの国では、企業、政府、市民社会や国連機関も含むすべてのセクターと共に、栄養不良を減
少させるため国家栄養戦略の開発に尽力している。
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GAIN と国連世界食糧計画は、SUN の先導グループを代表して、SBN の共同議長を務めている。
ネットワークの役割は、世界レベル、地域レベル、国家レベルで栄養不良を減少させる活動を推進
するために事業を結集させることである。
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SBN は、栄養に尽力する国際的ネットワークを構築し、各国の栄養到達目標をサポートしている。
また、栄養分野での活動を推進するビジネスの結集を進める計画作成を手助けしている。
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2013 年以来、260 以上の企業が SBN に参画している。内訳は、多国籍企業が 40 であり、220 以上
の国内企業である。
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これらの企業は、製品並びにサービスを通じて、毎年 1.66 億人以上の消費者を栄養改善している。
企業は、農業、栄養強化、職場栄養、小売り領域、更に多くのエリアで関わりを持っている。
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アジア地域では、パキスタンやインドネシアでは、国家レベルでの SBN を構築している。カンボ
ジア、フィリピン、ミャンマー、ベトナムでは、独自の国家 SBN の計画作成を始めている。
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SBN は、Nutrition Japan と下記の方法で協力関係の強化を考えている。
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第一に、Nutrition Japan のメンバー企業が SBN のメンバーになって欲しい。
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日本企業は、国際レベル、国内レベルでのネットワークに参画できる。
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SBN に参加することで Nutrition Japan の取り組みを強化できると同時に自社の仕事をより広域の
人々に知らせることができる。
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第二に、Nutrition Japan は、アジアにおける国家レベルの SBN 活動をサポートできる。この考え
は、インドネシアにおける職場の栄養活動開発において既に Nutrition Japan の関与を通じて、進め
られている。
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我々は、Nutrition Japan が SUN 活動に参画しているどの国で活動展開するかについて密接に連携
していきたい。
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SUN は、国際レベル、国家レベルで栄養分野において更なる協力、パートナーシップのため協力
する。
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Nutrition Japan の仕事は、これらの取組に多大な価値を付加するものである。SBN は、栄養不良
撲滅という世界で最も大きな目標の一つに寄与する活動として、Nutrition Japan をサポートする。
我々は、目標到達に向け、今後一緒に活動することを楽しみにしている。