wsjtx 1.7.0 rc1 r7xxx と jtdx v16.8 を同じ PC に同居させる

wsjtx 1.7.0 rc1 r7xxx と jtdx v16.8 を同じ PC に同居させる方法 V3
By JG1APX 2016/10/21
Rev. 3.1
JTDX が 16.8 にバージョンアップされた際、インストール先のフォルダーが WSJT-X と異なるように
なりましたので一部内容を変更しました。
双方の ini ファイル名は wsjtx.ini でありますが互換性がありません。 この wsjtx.ini は通常は
C:\users\user 配下の同じフォルダー名に作成されます。 また双方をインストールした場合には
異なるアプリケーションを起動する前には wsjtx.ini ファイルを削除する必要がありました。
以下の手順でインストールすることにより ini ファイルの保存される場所(フォルダー)をアプリごとに
変える事が出来ます。 ini ファイル名もそれに応じて変更されますが使用上全くそれを気にせずと
も、そして相互に干渉することなく動作させることができます。 但し、アプリごとに違うフォルダー
が作成されますのでその下に保存される ALL.TXT、 CALL3.TXT、 ログデータなどは独立したも
のとなります。
インストール
すでに wsjtx 1.7.0 rc1 がインストールされている場合は 1のみ
すでに jtdx16.8 がインストールされている場合は 2のみ
1. WSJTX 1.7.0 rc1 がインストール済みの場合
wsjtx 1.7.0 rc1 に対しての変更事項はありません。
1-1. Jtdx16.8 をインストールします。 インストール先は ディフォルトで構いません。 ディスクトッ
プにアイコンが作成されるようにチェックを入れます。 インストールが終了したなら『起動します』
のチェックを外し終了させてください。 仮に、アプリを起動させてしまった場合はすでに保存され
ている wsjtx 1.7.0 rc1 のための wsjtx.ini を削除して再度 wsjtx-1.7.0-rc1 を再設定します。
1-2. デスクトップに作成された jtdx 用のアイコンを修正します。 アイコンにカーソルを合わせマウ
ス右クリックにてプロパティーを開きます。
1-3. タブのショートカットをクリック
リンク先を
c:\JTDX\wsjtx\bin\wsjtx.exe --rig-name=jtdx とします。
ini ファイルが WSJT-X - jtdx.ini に変更されます。
注) 但し jtdx は任意の英数文字
上記画像のリンク先は V16.8 用ではありません。
V16.8 は c:\JTDX\wsjtx\bin\wsjtx.exe --rig-name=jtdx とします。
1-4. 適用、OKをクリックして閉じます。
1-5. アイコンをダブルクリックして jtdx アプリを起動させて諸々の設定を行います。
jtdx 用の ini ファイルの保存場所は
c:\users\user\AppData\Local\WSJT-X - jtdx です。
wsjt-x 1.7.0 rc1 用の ini ファイルの保存場所は
c:\users\user\AppData\Local\WSJT-X です。
2.すでに jtdx v16.8 がインストール済みの場合
2-1. デスクトップに作成された jtdx 用のアイコンを修正します。 アイコンにカーソルを合わせマウ
ス右クリックにてプロパティーを開きます。
2-2. タブのショートカットをクリック
リンク先を
c:\JTDX\wsjtx\bin\wsjtx.exe --rig-name=jtdx とします。
ini ファイルが WSJT-X - jtdx.ini に変更されます。
注) jtdx は任意の英数文字
上記画像のリンク先は V16.8 用ではありません。
V16.8 は c:\JTDX\wsjtx\bin\wsjtx.exe --rig-name=jtdx とします。
2-3. 適用、OKをクリックして閉じます。
2-4. アイコンをダブルクリックして jtdx アプリを起動させます。 そして一旦、終了させます。
ini ファイル等が保存されている以前の WSJT-X フォルダー内のすべてのファイルを新しくできた
WSJT-X - jtdx フォルダーに移動(上書き)させますが、上書きする前に WSJT-X フォルダー内に
ある wsjt-x.ini ファイル名を wsjt-x - jtdx.ini にリネームします。
上書き後、起動しても正しく
ini ファイルが読み込まれないようでしたらアプリを終了して、 wsjt-x - jtdx.ini を削除したのちに
再度 jtdx アプリを起動して諸設定を行います。
以前のフォルダーは c:\users\user\AppData\Local\WSJT-X です。
新しいフォルダーは c:\users\user\AppData\Local\WSJT-X - jtdx です。
2-5. wsjtx 1.7.0 rc1 をインストールします。 インストール先は c:\wsjt\wsjtx のままです。 イン
ストール終了後は wsjtx 1.7.0 を起動して諸々の設定を行います。
以上