平成 28 年度リデュース・リユース・リサイクル推進功労者等表彰 文部科学大臣賞(2件) 4101A 文 001 受賞者名 学校法人本城学園 文 文部 部科 科学 学大 大臣 臣賞 賞 本城東幼稚園 所在地 福岡県北九州市八幡西区 「「「個 個 人 グ ル ー プ 学 校 分 野 個人 人・・・グ グル ルー ープ プ・・・学 学校 校」」」分 分野 野 受賞テーマ 幼稚園と家庭と地域が繋がるエコ活動の輪 受賞者は、昭和 29 年に自治区会が設立した日本国内でも珍しい幼稚園である。 「節電」 ・ 「節水」 ・ 「ペットボトルの蓋」や「雑がみ」の回収・ 「生ごみの堆肥化」など、様々なエコ活動を行っていて、 現在は、特に「コンポスト(生ごみの堆肥化) 」が、唯一子ども達の手で出来るリサイクルと位置付け、力を入れてい る。 自園の畑で野菜を育て、収穫して食べ、そして、その時に出た皮などを再びコンポストで堆肥化する。完成した堆 肥を、畑にまき、栄養満点の土の畑でまた野菜を育てる。つまり子どもたちの手でリサイクルの輪が回っている、と 受賞者は考えている。 また、食育とエコ活動が結びつき、子ども達にとってエコ活動がこれまで以上に当たり前の 活動となっていると感じている。 ○『日頃から取り入れている環境教育』 ・ポスターの掲示 子ども達の目の届くところにポスターを貼る。 幼児教育 日頃から目にする事で、自然と意識することができるようになる。 ・「節電」 ・「節水」に対して、日頃から意識付けを促す。 ○『生ごみの堆肥化(コンポストとの関わり) 』 ・子ども達も親しみを持っている「たべるちゃん」と「たべおくん」 当番活動の一環として、子ども達がコンポストと関わっている。 それぞれに名前が付いており、子ども達は親しみを感じている。 たべるちゃんが 喜んでくれてるね!! 小さいうちから 環境に関心が持てる 様、工夫しながら 保育活動を グリーンカード 実施 を活用! 子どもの自発性 各家庭へ を促す! 幼稚園で学んだ 事が、親子での会話 を通して伝え広 まる ○『食育を通してのエコ活動』 ・生ごみの堆肥化を行い、自園の畑に混ぜ込む。そして、栄養満点の畑で、子ども達 が野菜を育て、収穫した野菜でクッキング。それが生きる力へと繋がっていく。 育て、収穫し、味わう。その感動を子ども達はしっかりと胸に刻み、大きくなって 地域へ 幼稚園での活動を 伝え広める事で 地域全体へ エコ活動が 広がる も食べ物や物を大切にする心を育んでいる。 美味しくな~れ♪ ○『保護者(大人)も巻き込んでの環境教育』 ・家庭教育学級、ゴミ0運動、エコ教室を通じて、子ども達と一緒に参加する事でエコの知識を共有する。 ・親子でクッキングをする事で、食べ物や「もったいない」と思う気持ちの 大切さに気付く。 お母さんと 一緒に エコバックを 作ったよ♪ 資源倉庫の 使い方を、 みんなで確認 エコ活動が特別な活動ではなく当たり前の活動となるように、そして子ども達から家庭へ、更に家庭から地域へと、 エコ活動の輪が広がっていくように、受賞者はその潤滑油となっていきたいと考えている。 7 平成 28 年度リデュース・リユース・リサイクル推進功労者等表彰 4102A 文 004 受賞者名 吉賀町立柿木中学校 文 文部 部科 科学 学大 大臣 臣賞 賞 「「「個 野 分 校 学 プ ー ル グ 人 個 野 分野 校」」」分 学校 プ・・・学 ープ ルー グル 人・・・グ 個人 所在地 島根県鹿足郡吉賀町 受賞テーマ 全校生徒40人!生徒一人あたりの回収量は100㎏越え! ~善循環リサイクルに感謝の心~ (1)どのような3R活動か この活動は、校区内の環境美化を生徒と保護者が一緒になって取り組もうするところから元々スタートした。約 10 年前、開始当初、同地域には行政による分別回収があった。そこで、PTA からその回収も生徒と保護者が一緒になって やってみてはという提案が出された。結果として収益が入り、学校の教育活動にも資することが出来るようになった。 (2)取組のポイント、特長 学校・地域住民・行政・回収業者が一体となり取り組んでいる。特に過疎化が進んでいるのが現状であるが、リサ イクルの声掛け訪問により孤立化を防げるようになり善循環リサイクルの輪ができあがった。 (3)他の取組に比較して優れているところ、独自なところ、工夫したところ 全校生徒 40 人しかない生徒の中で 6 つの委員会毎に分けられ、担当顧問の先生と月曜日から金曜日の給食後の 15 分間、空き缶潰し、袋入れ作業に従事する。当番のある日は、給食後の昼休みはない。雨の日も、雪の日も、一切の 例外なく担当の先生と一緒に、作業をする。潰しては袋に入れ、また潰しては袋に入れるという単純作業であるが目 標を定め目標達成のために一丸となり取り組んでいる。 また、生徒一人一人が一人 20 軒以上訪問してネットを配りアルミ缶を回収している。 【写真一番左】 生徒が地域の方のお宅に1軒1 生徒と担当教諭で昼休みにア 缶潰し機(かばくん)にアルミ 潰した缶をトン袋に入れて 軒訪問し、アルミ缶を入れるネ ルミ缶を潰す作業(雨の日も雪 缶を入れて缶を潰す いる作業 ットを渡している の日も作業を行う) (4)今後の予定: “善循環のサイクル”の一環としての生徒活動と地域の協力を吉賀町の輪としてより一層深めてい こうとしている。この活動を通して、在校生は勿論、入学してくる新入生も含め生徒の心の中に“感謝”の思いを醸 成していこうとしている。 8
© Copyright 2024 ExpyDoc