募集要項(PDF:179KB)

沖縄島北部における小型コウモリ類生息実態調査委託業務
企画提案募集要項
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業務名
沖縄島北部における小型コウモリ類生息実態調査委託業務
2
業務目的
沖縄島北部の森林地帯には4種の小型コウモリ類が生息しているが、いずれも「レッドデー
タおきなわ」において絶滅危惧ⅠA類ないしⅠB類にランクされている。当該地域は、世界自
然遺産への登録や米軍北部訓練場の返還等を控えており、今後は人為的なかく乱による生息環
境への影響に注視する必要がある。しかしながら、これら小型コウモリ類の生息状況に関する
情報は極めて限定的であり、今後の保全策を検討するためには、その実態把握が急務である。
本業務は、上記4種の小型コウモリ類について、その生息状況を文献及び現地調査により明
かにし、今後の保全策検討のための基礎資料として整理することを目的とする。
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委託する業務内容
(1) 調査の範囲
沖縄島北部(おおむね、国頭村、大宜味村、東村。ただし、米軍北部訓練場を除く。
)
(2) 対象種
洞窟性コウモリ類2種(リュウキュウユビナガコウモリ、オキナワコキクガシラコウモリ)
樹洞性コウモリ類2種(リュウキュウテングコウモリ、ヤンバルホオヒゲコウモリ)
(3) 調査の種類と方法
ア
ねぐら調査
洞窟性コウモリについては、かつて生息が確認された場所について、個体数の現状を把
握する。樹洞性コウモリについては、分布域の把握のための現地調査を実施する。
イ
行動調査
コウモリ類が活発に活動する夜間において、分布域や活動範囲を把握するための現地調
査を実施する。調査は、バットディテクター等を用いたルートセンサス、その他の効果的
な方法で実施する。
ウ
文献調査
沖縄島における調査対象の小型コウモリ類4種の既存文献の把握を行う。
※
上記ア及びイについては、調査の具体的な方法を企画提案書に記載すること。
※
本業務の実施にあたっては、小型コウモリ類の調査業務について十分な専門的知識及び
経験を兼ね備えた人材を一人以上従事させること(p2、10(1)参照)
。
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業務計画
業務実施期間終了時までには、確実に調査が完了でき、報告書が納入できる業務計画で
あること。
1
5
著作権
(1) 成果物に関する著作権、著作隣接権、商標権、商品化権、意匠権及び所有権(以下「著作
権等」という。
)は、沖縄県が保有するものとする。
(2) 成果物に含まれる請負者又は第三者が権利を有する著作物等(以下、
「既存著作物」とい
う。
)の著作権等は、個々の著作者等に帰属するものとする。
(3) 納入される成果物に既存著作物等が含まれる場合には、請負者が当該既存著作物の使用に
必要な費用の負担及び使用許諾契約等に係る一切の手続を行うものとする。
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委託業務費
(1)
業務費は 5,043,600 円(消費税込み)以内とする。
(2) 業務費は、人件費、消耗品費、備品購入費、謝金、賃借料、印刷製本費、一般管理費
など事業に必要な経費のみとする。
(3) 人件費は、賃金・諸手当・社会保険料等とする。また、各経費については、市場実勢
等を踏まえ、適切な水準に設定すること。
7
委託業務実施期間
契約締結の日から平成 29 年 3 月 31 日までとする。
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委託の方法
本公募により委託契約の優先順位を決定し、1事業者と契約を締結する。ただし、ジョ
イントベンチャー(以下「JV」という。
)も可とする。
9
応募方法
(1)
以下の書類を、持参または郵送で7部(正本1部・副本6部)提出する。(副本は複
写可)
ア
沖縄島北部における小型コウモリ類生息実態調査委託業務 提案書(様式1)
イ
提案書(様式2)
ウ
本要項 10(1)から(7)に該当することを誓約する書面(様式3)
エ
過去2期の決算書(写)
(個人事業主は税務申告書(写))
オ
見積書
(2)
提出先
沖縄県環境部自然保護課(県庁4階)
(3)
提出期限 平成 28 年 11 月1日(火)17:00(必着)
(4)
スケジュール
日
10
担当:菊川
程
内
容
平成 28 年 10 月 18 日(火)~11 月1日(火)
公募期間
平成 28 年 11 月初旬
審査・採択決定
平成 28 年 11 月初旬~中旬
委託契約締結
応募者の資格
(1)
県内に事業所を有する民間企業、NPO法人、その他の法人又は法人以外の団体等で
2
あり、県内での生物調査の実績を有するとともに、県内の小型コウモリ類に関する専門
的知識や調査経験を有する者を 1 人以上調査に従事させることが可能であること。JV
の場合は、当該JVを構成するいずれかの事業者が資格を有していること。
※
専門的知識や調査経験については、以下①と②を共に満たすことを目安とする。
①沖縄県内の小型コウモリ類の生活史等に関する研究をテーマとして修士号以上の
学位を取得している者
②沖縄県内で実施された環境アセスメント等で小型コウモリ類の調査に従事したこ
とがある者
(2) 県内に事務所を有しない民間企業、県外NPO法人その他の法人又は法人以外の団体
等にあっては、県内に事務所を有する民間企業等とJVとすること。
(3) 地方自治法施行令(昭和 22 年政令第 16 号)第 167 条の4第1項の規定に該当しない
者であること。
(4) 地方自治法施行令第 167 条の4第2項各号のいずれかに該当すると認められる事実が
あった後2年を経過しない者でないこと。また、その者を代理人、支配人その他の使
用人又は入札代理人として使用する者でないこと。
(5)
国税、県税、消費税及び地方消費税を滞納しない者であること。
(6) 沖縄県から入札参加資格指名停止措置を受け、入札日においてその措置の期間が満了
していない者でないこと。
(7) 募集する委託業務について、目標達成及び計画遂行に必要となる組織・人員等を有し
ていること。
※
(3)~(7)については、JVとして応募する場合であっても、JVの全ての構成員が資
格を有していなければならない。
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審査
(1)
審査の方法
ア
1次審査として、沖縄県環境部自然保護課内において、書類審査を実施する。1次
審査の通過案件については、2次審査の案内を送付する。
イ
2次審査として沖縄県環境部に設置する業者選定委員会において、各提案内容を審
査(プレゼンテーション等)し、委託契約の優先順位を確定する。
ウ
審査にあたり、事前に沖縄県職員をもって、申請内容を確認するための聞き取りを
行うことがある。
エ
選定委員会は非公開で行い、原則として審査経過に関する問い合わせには応じない。
オ
選定委員会が選定した者(以下「委託先候補者」という。
)が辞退した
場合は、次点となった申請者を委託先候補者とする。
(2) 審査基準
選定委員会は、審査に当たり以下の事項等について評価する。
①
業務の趣旨、目的に沿った提案であること。
②
確実に委託業務を遂行できる体制を有していること。
③
業務に従事する調査員が、本業務遂行に必要な専門性や経験を十分に備えている
こと。
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④
具体性のある事業計画であること。
⑤
事業を遂行するにあたり、妥当な積算となっていること。
(3) 結果の通知
選定の結果については、選定された業者に対して文書で通知する。
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申請の無効に関する事項
次のいずれかに該当するときは、その者の申請は無効とする。
(1)
参加する資格のない者が申請したとき。
(2)
所定の日時及び場所に書類を提出しないとき。
(3)
事実に反する申請や申請に関する不正行為があったとき。
(4) その他、あらかじめ指示した事項に違反したとき及び申請者に求められる義務を履行
しなかったとき。
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契約
(1)
契約の締結
委託先候補者と地方自治法施行令第 167 条の2第1項第2号の規定に基づき、随意契
約を行う。
(2)
契約金額
委託先候補者から見積書を徴取し、予定価格の範囲内において決定する。
(3)
契約締結に伴う諸経費
委託先候補者の負担とする。
(4)
その他契約条項
委託先候補者との協議事項とする。
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委託業務の経理
(1) 委託事業が完了したときは、実績報告書を提出すること。
(2) 実績報告書により委託契約額を確定した結果、概算払いにより受託者に支払った委託
費に残額が生じたとき、又は、委託費により発生した収入があるときは、その額を返
還すること。
(3) 委託業務に係る経費については、会計帳簿を備え、他の経理と明確に区分して収入額
及び支出額を記載し、委託費の使途を明らかにしておくこと。
(4) 労働者の出勤簿、賃金台帳、労働者名簿等の書類を整備、保管すること。
(5) 委託費の支出内容を証する経理書類を整備して、会計帳簿とともに委託業務の完了し
た日の属する会計年度の終了後5年間、いつでも閲覧に供することができるように保
存しておくこと。
(6) 委託料の支払いについては、業務の資金繰りに配慮し、半期又は4半期毎の期初に概
算払いを行うことができる。
(7) 委託先が委託業務を実施する際に、本事業の経費で購入した備品の帰属は沖縄県とす
る。
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その他の留意事項
(1) 沖縄県は、委託事業の適正を期するため、必要があるときは、委託者に対し報告を求
め、又は沖縄県職員に事業場に立ち入り、帳簿書類その他の物件を検査させ、若しくは
関係者に質問させることができるものとる。
(2)
委託業務完了にあたり、帳簿類の確認ができない場合については、委託料を減額され
る場合がある。
(3) 業務を実施するにあたっては、県と協議をして進めていくものとし、提案された内容
を全て実施することを保証するものではない。また、事業について疑義が生じた場合、
又は定めのない事項については、甲乙協議の上、定めるものとする。
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質問事項について
(1)
質問事項 質問がある場合は、質問書(様式4)を E-mail により提出すること。
(2)
受付期間 平成 28 年 10 月 18 日(火)~10 月 24 日(月)
(3)
提出先
沖縄県環境部
自然保護課(担当:自然保護班 菊川)
E-mail: [email protected]
(件名を「沖縄島北部における小型コウモリ類生息実態調査委託業務について」とするこ
と)
(4) 回答 平成 28 年 10 月 25 日(火)までに E-mail により行う。
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