第53回函館開発建設部入札監視委員会の 審議概要について

報
道
機
関
各
位
平成28年10月21日
函館開発建設部 広報官
電 話 0138-42-7702
第53回函館開発建設部入札監視委員会の
審議概要について
函館開発建設部では、第53回函館開発建設部入札監視委員会を平成28年9月
26日に開催しましたので、審議概要についてお知らせします。
当部では、入札・契約の過程や契約内容の透明性を確保するため、外部の学識経
験者5名を委員とする入札監視委員会を年4回開催しており、今回は今年度2回目
の開催となります。
今回の委員会では、平成28年1月1日から3月31日までに契約した工事、業
務、役務の提供等から6件を対象に一般競争入札等参加資格の設定の理由、経緯等
に関する審議を行いました。
(対象工事等)
・函館新外環状道路
・今金北地区
函館市
赤川改良工事
田代中央工区区画整理工事
・函館空港着陸帯用地造成工事
・須築漁港災害復旧工事
・美利河ダム周辺施設更新検討外業務
・函館開発建設部
【問合せ先】
用地測量記録電子化
国土交通省
契約課
北海道開発局
課長
長瀬
函館開発建設部
隆之
(0138)42-7525
函館開発建設部ホームページ
(内 線 241)
http://www.hk.hkd.mlit.go.jp/
第53回函館開発建設部入札監視委員会審議概要
開催日及び場所
委
員
審議対象期間
平成28年9月26日(月) 函館開発建設部
佐野
田中
宮武
若山
佶房(函館工業高等専門学校名誉教授)
綾太郎(弁護士)
誠(函館工業高等専門学校准教授)
弘(税理士)
地下会議室
(五十音順)
平成28年1月1日~平成28年3月31日
議 事
1 工事・建設コンサルタント業務等・役務の提供等及び物品製造等に係る入札・契約
手続の運用状況等に関する報告
2 抽出案件に関する当番委員の報告
3 抽出案件に係る一般競争等参加資格の設定の理由、経緯等に関する説明及び審議
(6件)
委員からの主な意見・質問、それに対する回答等
意
見・質
問
回
答
議事1について
指名停止の運用状況報告での独占禁止法
違反行為の事案について、指名停止となっ
た1社のほかに9社告発されたとあるが、
その9社の取扱いはどうなっているのか。
・北海道開発局の所管する区域外での当該
事案については、代表役員又は一般役員が
告発された場合が措置の対象となり、他の
9社については、告発された者が一般役員
等に該当しないため、指名停止措置の対象
外であったものである。
議事2について
特になし。
議事3について
【一般競争(拡大)】
函館新外環状道路 函館市
赤川改良工事
・工事内容について、説明資料の工事内容
と公告に記載している数量等に違いがある
がどうしてか。
・説明資料の工事内容は、工事を実施して
いく中で数量等が変化しており、現段階で
の数量であり、今後設計変更にて対応する
予定である。なお、発注は公告に記載して
いる工事内容で行っている。
-1-
・より安価で最大の事業効果を求めるとい
う観点で言えば、点数が若干低くても低価
格の入札者と契約した方が良いのではない
か。
・技術的な要件や品質確保・安全性を加味
した価格以外の要素と価格を総合的に評価
した総合評価方式を全国的に導入している
ところである。
なお、評価方式等については、試行工事
を行う中で見直しを図っているところであ
る。
【一般競争(拡大)】
今金北地区 田代中央工区区画整理工事
・事業の目的として「緊急的に生産性の向
上と耕作放棄地の解消・発生防止」とある
が、この事業の成果として具体的な数字が
出されたものはあるのか。
・農家の高齢化が進み農家人口が減少し耕
作放棄地が増加するおそれがある中で、農
地の土地利用を計画的に再編し、担い手へ
の農地の集積を進めることを目的とした事
業を緊急的に実施するものである。
事業効果については、事業実施後に事後
評価をすることになっているものであり、
年度毎の工事について評価することにはな
ってはいない。
なお、生産の形態がどの様に変化してい
るかなどの調査を事業の進捗に合わせて行
っているところである。
【一般競争(拡大)】
函館空港着陸帯用地造成工事
・施工体制確認に応じなかった場合、ペナ
ルティはあるのか。
・施工体制確認に応じられない旨の申出書
の提出がされた場合は入札無効となり、ペ
ナルティはない。
・着陸帯横断図上に4.5%の勾配と記載
があるが、これほどの傾斜が必要なのか。
・排水の面から必要な勾配である。
・評価項目の中に「施工管理能力の確認」 ・入札参加者から書面で提出された4項目
とあるが、どの様に評価を行っているのか。 の提案に対し、2段階で評価を行っている。
【一般競争(拡大)】
須築漁港災害復旧工事
・工事施工箇所は磯舟が利用している箇所 ・被災箇所の防波堤は漁港内の静穏を保ち
と思われるが、復旧する必要はあったのか。 漁港施設の機能を維持するために、原形復
旧する必要があった。
-2-
【通常指名競争入札方式】
美利河ダム周辺施設更新検討外業務
・予定価格はどの様に積算したのか。
・本件は歩掛りがない業務のため、指名し
た10者から参考見積を徴取し歩掛りを決
定して積算した。
【一般競争入札方式】
函館開発建設部 用地測量記録電子化
・履行期間が2ヶ月程度となっているが、
短期間ではないのか。
・作業量から2ヶ月程度の履行期間が適正
なものと判断し発注を行ったところである。
なお、納期についても遅れることなく、
適正な納品がされている。
委員会による意見の具申又は勧告の内容
なし
-3-
抽出案件の入札・契約情報
【工事】
競争参加
工 事 名
入札方式
工事 資格を確 入札
契約金額 落札率
契約締結日 契約の相手方
(単位:千円) (単位:%)
区分 認した者 者数
備 考
の数 ※
一般競争入
函館新外環状道路
札方式(W 一般
函館市 赤川改良
TO対象工 土木
工事
事以外)
8
8
H28.3.25 齊藤建設(株)
332,640
87.60
一般競争入
今金北地区 田代
札方式(W 一般
中央工区区画整理
TO対象工 土木
工事
事以外)
3
3
H28.3.15 齊藤建設(株)
341,280
97.55
一般競争入
函館空港着陸帯用 札方式(W 一般
地造成工事
TO対象工 土木
事以外)
3
3
H28.3.25 勇建設(株)
273,240
89.75
一般競争入
須築漁港災害復旧 札方式(W 一般
工事
TO対象工 土木
事以外)
6
6
H28.3.14 (株)高木組
266,004
87.89
※ 競争参加資格を確認した者の数は一般競争の場合。工事希望型においては技術資料の提出を要請した者の
数、工事希望型以外の指名競争においては指名業者数と読み替える。
【業務】
業 務 名
入札方式
競争参加 入札
業種 資格を確
契約金額 落札率
者数 契約締結日 契約の相手方
(単位:千円) (単位:%)
区分 認した者
の数※1 ※2
備 考
土木関
美利河ダム周辺施 通常指名競 係コン
設更新検討外業務 争入札方式 サルタ
10
10
H28.1.27 (株)リブテック
6,026.4
93.00
ント
※1 競争参加資格を確認した者の数は一般競争の場合。公募型競争、簡易公募型競争及びプロポーザル方式に
おいては手続への参加資格及び業務実施上の条件を満たす参加表明書の提出者数、通常指名競争においては
指名業者数、参加者の有無を確認する公募手続を行った契約方式でプロポーザル方式へ移行したものにおい
ては応募要件を満たす参加意思確認書の提出者数と読み替える。
※2 入札者数は競争入札の場合。プロポーザル方式及び参加者の有無を確認する公募手続を行った契約方式で
プロポーザル方式へ移行したものにおいては技術提案書の提出者数と読み替える。
【物品・役務】
契 約 件 名
入札方式
競争参加 入札
業務 資格を確
契約金額 落札率
者数 契約締結日 契約の相手方
(単位:千円) (単位:%)
分類 認した者
の数※1 ※2
函館開発建設部
役務
一般競争入
用地測量記録電子
の提
札方式
化
供等
5
5
H28.1.27
ペルセ協同組
合
28,016.28
備 考
94.20
※1 競争参加資格を確認した者の数は一般競争の場合。指名競争においては指名業者数、企画競争においては
企画提案書の提出者数、参加者の有無を確認する公募手続を行った契約方式で企画競争へ移行したものにお
いては応募要件を満たす参加意思確認書の提出者数と読み替える。
※2 入札者数は競争入札の場合。企画競争においては企画競争参加資格要件を満たす企画提案書の提出者数、
参加者の有無を確認する公募手続を行った契約方式で企画競争方式へ移行したものにおいては企画提案書の
提出者数と読み替える。