ストレスチェックを実施される事業主の皆さまへ ストレスチェック制度 労働基準監督署への報告書の提出について 平成27年12月1日より施行された改正労働安全衛生法に基づくストレスチェック制 度において、提出が義務付けられている労働安全衛生規則様式第6号の2「心理的 な負担の程度を把握するための検査結果等報告書」(以下、「報告書」といいます。) は、厚生労働省ホームページに様式を公表していますので、提出にあたり、以下の 点にご留意していただきますよう、お願いします。 <労働基準監督署への報告書の提出に関する留意点> (1)次のURLに掲載されている報告書の様式を用いていただくよう、お願いします。 ● 厚生労働省ホームページ 「安全衛生関係主要様式」 http://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/koyou_roudou/roudoukijun/anze n/anzeneisei36/index.html (2)機械で読み取りを行うため、印刷に使用する用紙については、白色度80%以上の用 紙をご使用願います。また、印刷した用紙をコピーして使用しないでください。 関係法令 労働安全 衛 生 法 (安衛法) (報告等) 第100条第1項 厚生労働大臣、都道府県労働局長又は労働基準監督署長は、この法律を施行する ため必要があると認めるときは、厚生労働省令で定めるところにより、事業者、労働者、機械 等貸与者、建築物貸与者又はコンサルタントに対し、必要な事項を報告させ、又は出頭を命ず ることができる。 労働安全 衛生規則 (安衛則) (検査及び面接指導結果の報告) 第52条の21 常時50人以上の労働者を使用する事業者は、1年以内ごとに1回、定期に、心理的 な負担の程度を把握するための検査結果等報告書(様式第6号の2)を所轄労働基準監督署長に 提出しなければならない。 報告書に関するQ&A Q ストレスチェックに関する労働基準監督署への報告については罰則があるのでしょうか。また、50 人未 満の事業場においてストレスチェックを実施した場合には報告義務はあるのでしょうか。 A 監督署への報告は安衛法第100条に基づくものであり、違反の場合には罰則があります。50 人未満 の事業場については、報告義務はありません。 Q ストレスチェック制度を実施しなかった場合も、労働基準監督署に報告を行う必要はあるのでしょうか。 報告しなかった場合は、罰則の対象となるのでしょうか。 A ストレスチェックを実施しなかった場合も、安衛法第100条及び安衛則第52条の21に基づき、報告書 を所轄の監督署に提出する義務があります。また、提出しなかった場合は、安衛法第120条第5項の規定 に基づき、罰則の対象となります。 Q 監督署への報告について、安衛則では、事業場ごとに報告しなければならない旨の規定はされていません が、本社でまとめて報告するという方法も可能でしょうか。 A 監督署への報告については、事業場ごとに、管轄の監督署まで提出していただく必要がありますの で、本社でまとめて報告することはできません。 福岡労働局 報告書の記載要領(Q&A) 様式第6号の2(第52条の21関係)(表面) 労働 保険 番号 8 0 5 01 7:平成 対象年 年 事業の 種 類 検査実施年月 年分 → 郵便番号( 年 7:平成 月 → 事業場の名称 ○ 日本標準産業分類の 中分類によって記入。 事業場の 所在地 ○ 1年を通し順次検査を実施した場 合、その期間内の検査の実施状 況をまとめて報告。 この場合、報告日に最も近い検 査実施年月を記入。 心理的な負担の程度を把握するための検査結果等報告書 ○ 報告対象とした検査 の実施年を記入。 ) 電話 ( ) Q 面接指導を労働者によって産業医が実施する場合と他の医師が実施する場合がありますが、その場合に「面接指導を実施した医師」はどう記入 すべきでしょうか。 A 主として面接指導を実施する者について記入。 Q 本社と所在地が異なる事業場において、ストレスチェックを本社の産業医を実施者として実施しましたが、労働基準監督署への報告 中「検査を実施した者」はどう記入すべきでしょうか。 A 「2事業場所属の医師(1以外の医師に限る。)、保健師、看護師又は精神保健福祉士」として記入。 ○ 安衛法第66条の10第1項の規定により検査を実施した医師等 について記入。検査実施者が2名以上のときは、代表者につい て記入。2には、同じ企業内の他の事業場所属の医師が含まれ る。3には、健康診断機関や外部専門機関が含まれる。 1:事業場選任の産業医 2:事業場所属の医師(1以外の医 師に限る。)、保健師、看護師又 は精神保健福祉士 3:外部委託先の医師、保健師、看 護師又は精神保健福祉士 検査を実施し た者 面接指導を 実施した医師 ○安衛法第66条の10第3項の規 定により面接指導を実施した医 師について、該当番号を記入。 1:事業場選任の産業医 2:事業場所属の医師(1以外の医 師に限る。) 3:外部委託先の医師 在籍労働者数 人 検査を受けた 労働者数 人 面接指導を 受けた労働者 数 1:検査結果の集団ごとの分析を行った 2:検査結果の集団ごとの分析を行っていない 集団ごとの分 析の実施の 有無 人 ○安衛則第52条の14の規定に基 づき検査結果の集団ごとの分析 の実施の有無について記入。 ○ 検査実施年 月の末日現在の 常時使用する労 働者数を記入。 ○報告対象期間 内に検査を受け た労働者の実人 数を記入。複数回 検査を受けた労 働者がいる場合 は、1名として数 え、記入。 ○安衛則第52条 の15の規定によ り医師等が面接 指導を受けるこ とが必要と認め たもののうち、 申出をして実際 に医師による面 接指導を受けた 者の数を記入。 Q 監督署への報告対象について、通常の産業医面談で終了し、ストレスチェック後の法定の面談に移行しなかった場合は、ストレスチェック制 度による医師面談に該当せず、報告の必要はないということでしょうか。 A 報告いただくのは安衛法第66条の10に基づく面接指導の実施人数であり、通常の産業医面談の人数ではありません。 Q ストレスチェックに関する監督署への報告様式には産業医の記名押印欄がありますが、産業医がストレスチェックに関与していない場合も記 載する必要があるのでしょうか。 A 産業医の職務にはストレスチェックと面接指導に関する事項が含まれており、少なくとも報告の内容は産業医にも知っておいていただくべき ものなので、産業医がストレスチェックに関与していなくても報告内容を確認の上で産業医欄に記名押印。 産 業 医 氏名 所属医療機関の 名称及び所在地 年 月 ○氏名を記載し、押印することに代えて、署名す ることができる。 印 日 事業者職氏名 労働基準監督署長殿 ○氏名を記載し、押印することに代えて、署名する ことができる。 受付印 印 ご不明な点は、福岡労働局 (健康課092-411-4798) または労働基準監督署にご相談ください。 [ 福岡労働局健康課 (H28.10作成) ]
© Copyright 2024 ExpyDoc