道後温泉別館等 現状の水準及び現状の課題等 Ⅲ 松山市産業経済部

道後温泉別館等
現状の水準及び現状の課題等
Ⅲ
松山市産業経済部道後温泉事務所
現状の水準及び現状の課題等
1
平等な利用の確保
施設名
現状の水準
A 椿の湯
【利用者】
・特に制限を設けていないが、以下の点に留意。
①車椅子の利用者は玄関口で室内用の車椅子に乗り換えていただく。玄関
からの上がり口にはスロープがあり、脱衣室までの床面はフラットになっ
ている。ただ浴室内は浴槽へ入る際の手すりのみとなっている。
②2 階へのエレベータがあるが、設備が古く、現在は使っていない。使え
るよう整備する予定もない。
③建物内に別施設として一定等級以上の障がい者及び被爆者用の「いこい
の家」という入浴施設を併設している。運営は松山市保健福祉部社会福祉
事務所障がい福祉課が松山市障害者団体連絡協議会に委託している。
(「い
こいの家」は指定管理者の管理範囲外となる。)
【利用方法】
・入場順に案内する。ただし、浴室の混み具合により一時的に入場を制限
する場合がある。
・タオルや石鹸、シャンプー等アメニティについて、浴室内に常備してい
ない。必要な場合は別途購入もしくはレンタルをしていただく。
・脱衣室のロッカーについては、男性 210 名分、女性 180 名分設置して
いる。以前にロッカーの鍵を利用者が持ち帰るケースが頻発していたた
め、現在は 10 円の有料ロッカーとしている。
・下足箱は、347 名分設置している。以前に下足箱の鍵を利用者が持ち帰
るケースが頻発していたため、現在は 184 名分の 100 円のコインリター
ン式ロッカーを設置している。当日中に鍵が返却されない場合は閉館後に
100 円を回収している。
【供用時間】
・開館 6 時 30 分、札止め 22 時 30 分、閉館 23 時。
・年間に 1 日、大掃除及びメンテナンスのため臨時休館日がある。
臨時休館日は他の業務や観光客の状況等を踏まえ、松山市が定める。
B 道後温泉別館
・新設のため現状はないが、開館以後は以下のような取り扱いとする。
【利用者】
・特に制限を設けないが、以下の点に留意。
①車椅子の利用者は玄関口で室内用の車椅子に乗り換えていただく。玄関
からの上がり口にはスロープがあり、脱衣室までの床面はフラットになっ
ている。ただ浴室内は浴槽へ入る際の手すりのみとなっている。
【利用方法】
・施設入口に設置する札場で入場状況を確認しながらチケットを手売りで
販売する。定員管理については後述のとおり。
・館内受付にて靴箱の鍵を預かり、脱衣箱の鍵をお渡しする。定員につい
ては脱衣箱の鍵で管理する。また、休憩室は脱衣箱の数が上限に達する前
に、各休憩室で定めた定員数に達した場合はそれぞれ札止めとする。
1
【供用時間】
・開館 7 時、札止め 22 時 30 分、閉館 23 時。(コースにより異なる。詳
細は仕様書を参照)
・年間に 1 日、大掃除及びメンテナンスのため臨時休館日がある。臨時休
館日は他の業務や観光客の状況等を踏まえ、松山市が定める。
2.利用促進(収益性の向上)
※各施設の使用料等の改正や安易な営業時間の延長(イベント実施等による場合を除く)などに
よる利用促進(収益性の向上)についての提案は考慮しません。現在の各条例・規則に規定され
ている範囲内で、利用促進(収益性の向上)を図ってください。
(1)利用状況等
施設名
A
B
椿の湯
道後温泉別館
(2)周知・広報等
施設名
現状の水準
現状の課題等
・募集要項の「利用状況」参照
・平成 19 年度までは約 40 万人の利用
があったが、地元利用者の高齢化や市
内他温泉施設の充実からか年々利用者
数が減少し、平成 25 年度には約 33 万
人になっている。平成 26 年度には「道
後オンセナート 2014」の影響で約 34
万人に微増した。
平成 27 年度は平成 26
年 10 月に浴場使用料が 360 円から 400
円に改訂された影響からか、約 32 万人
に減少した。
・雨天時には入浴者数が減少する傾向
にある。
・新設のため、現状なし
・道後の活性化を図るため、新たに整
備される施設であり、道後温泉本館耐
震等工事期間中の誘客施設として期待
されている。
現状の水準
現状の課題等
・ホームページは全く対応していない
・ホームページの掲載は使用料等 ため、道後温泉別館の紹介と合わせて、
の案内のみである。
分かりやすいホームページを作成し、
PR と誘客を図る必要がある。
A
椿の湯
・市内高齢者の利用が多いため、
平成 25 年度から市内高齢クラブ
のブロック長会などで利用促進の
PR を行っている。
・当初は多少効果があったが、年々効
果が薄れてきている。利用者の年齢構
成等、傾向を分析して PR の方法を工夫
する必要がある。
・道後温泉本館が耐震等工事に入る予
・道後温泉本館が混雑している時
定であるため、本館利用者が椿の湯に
は椿の湯も案内している。
流れる可能性がある。また、今後の連
2
携については道後温泉別館との連携も
検討する必要がある。
・旅行産業(雑誌、業界関係誌、
ネット掲載)からの校正や画像等
・対応に多少の時間を要する。
の資料提供依頼について処理して
いる。
B
道後温泉別館
(3)その他
施設名
A
B
椿の湯
道後温泉別館
・整備計画段階から、関連シンポ ・松山市が「(仮称)椿の湯別館整備に
ジウムや観光情報誌などに情報提 伴う道後温泉プロモーション事業等業
供している
務」において、道後温泉本館も含めた
道後温泉事業施設のプロモーションを
検討するため、事業受託者と連携して
展開する必要がある。
・事業受託者は㈱電通西日本 松山支社
である。
・道後温泉別館は「太古の道後」をコ
ンセプトに、愛媛の伝統工芸とデザイ
・旅行産業(雑誌、業界関係誌、
ン・アートを組み合わせた要素を取り
ネット掲載)からの校正や画像等
入れ、「新たな温泉文化を発信する拠
の資料提供依頼について処理する
点」として整備する。これらの特徴を
必要がある。
うまく発信し、他の施設との差別化を
することで誘客を図る必要がある。
・上記事業との連携以外でも集客を図
るため、指定管理者独自の方法で、全
国的な宣伝・周知を図り、利用促進を
図っていく必要がある。
・校正等の対応に多少の時間を要する。
現状の水準
現状の課題等
・観光客利用があまりないため、クー
ポン契約の需要がないと考えるが、道
・旅行会社とのクーポン契約は行
後温泉別館と一体的な整備が図られる
っていない。
中で、クーポン契約の需要が出てくる
可能性がある。
・新設のため現状なし
3
・観光客利用が多く見込まれるため、
クーポンの契約は必須と考えている。
・クーポンの契約により、各旅行会社
との関係が深まることを生かし、集客
の手段として有効に活用することが求
められる。また、旅行パンフレットへ
の掲載を通じて、施設の宣伝にもつな
がることから、集客力のある旅行会社
の開拓も必要である。
3.サービスの維持・向上
※各施設の大規模改修等による課題の改善へ向けての提案は考慮しません。
(1)イベント実施に関する業務
施設名
A
B
椿の湯
道後温泉別館
現状の水準
現状の課題等
・道後温泉まつりの際、イベント
の会場として 2 階の会議室や和室
・期間中は、関係者と一般の利用者が
を貸与している。
混同することがないよう気を付ける必
※椿の湯の設備改修後は和室を事
要がある。
務室として改変するため、外部へ
の貸与は会議室のみとなる。
・新設のため現状なし
(2)利用案内に関する業務
施設名
現状の水準
・道後の活性化や、施設の PR につなが
るイベントについては、施設内でイベ
ントを行うことも検討する必要があ
る。ただ、施設内をイベント会場とし
て使用する場合は、利用者が不快に思
ったり、利用を妨げることがないよう
配慮する必要がある。
・中庭については、集客アップに向け
たイベントや道後地域の活性化を図る
イベントなどが開催されることが期待
されている。特に、
「まつやま圏域ビジ
ョン」において、連携市町である2市
3町(東温市、伊予市、砥部町、松前
町、久万高原町)の PR などを道後で行
うことを検討することとなっているこ
とから、中庭の活用を中心に協力し、
合わせて道後の活性化に寄与する連携
施策を検討する必要がある。
・物販を伴うイベントについては、道
後商店街や周辺の旅館等との調整を十
分に行い、協力関係を維持することが
必要である。
現状の課題等
・受付に 1 名ないし 2 名が常駐し、
・繁忙時には入浴券の回収に手間を取
入浴券の回収を行うとともに、簡
られ、十分な利用案内ができていない。
単な利用案内を行っている。
A
椿の湯
・外国人利用者への利用案内につ
いて、外国語を話せる職員はいな
・外国語を話すことができないため、
いため、ガイドペーパーを渡した
十分な利用案内ができていない。
り、ジェスチャーなどにより案内
を行うなどで対応している。
4
・浴室の状態を見ながら定員の管 ・浴室はある程度のキャパシティがあ
理を行っているが、札止めまでに るが、繁忙時においては多くの利用者
は至っていない。
が浴室を利用するため、混雑感がある。
B
道後温泉別館
・受付で入浴券の改札と簡単な利
用案内をすることを想定してい
る。
・繁忙時には 1 階フロアにコンシ
ェルジュを配置するなどし、利用
者の満足度を高めていく取り組み
を想定している。
・繁忙時には札止めにより、利用者が
札場前で並ぶことが想定されるため、
・浴室の状態も見ながらとなるが、 現在道後温泉本館で使用している順番
脱衣箱の利用状況により、札止め 管理サービス「Air ウェイト」などを
することを予定している。
使用し、利用者を道後温泉別館の入口
付近で長時間待たせることがないよう
なサービスが必要である。
(3)料金の徴収等に関する業務
①入浴券の発行等に関する業務
施設名
A
椿の湯
・平成 25 年以降、外国人観光客が大幅
に増加しており、外国人観光客への対
応が重要となる。
・入浴コースが多岐にわたるため、札
場や受付には外国語を話せる職員の配
置が望ましい。
現状の水準
【券売機】
・入口に 2 台設置している。
・大人、小人、高齢者(65 歳以上)、
障がい者、自転車免許の 5 種の券
を購入できる。また大人、高齢者
については 2 枚まとめ買いボタン
もある。
・高齢者、障がい者対象の入浴券
については松山市内在住であるこ
となどが条件であるため、受付窓
口にて免許証や保険証など公的機
関が発行する証明書を提示しても
らい、該当要件を確認している。
確認ができない場合は大人や小人
の入浴券を買い直してもらう。
・札止め後、券売機内の金銭を引
き出し、売り上げを計算して、翌
日の釣銭を入れてセットする。
・釣銭については規定量をセット
しておけば通常期は問題ないが、
連休など繁忙期については随時釣
銭の数量を確認し、補充する必要
があるときもある。
5
現状の課題等
・紙幣の詰まりや入浴券印字エラーな
ど機械トラブルがたまに発生するた
め、その場合は随時受付職員等が対応
する必要がある。説明書を見れば大半
は解決する。ただ券売機が 2 台しかな
いため、早急な対応が必要である。
・高齢者や障がい者対象の入浴券につ
いては、松山市内に住民票を置く方の
み対象であるが、市外からの観光客が
誤って購入する場合がある。その場合
は受付で返金して大人や小人の入浴券
を買い直してもらっている。
・高齢者や障がい者の入浴料は、一般
料金との差額分を松山市から負担金と
して補填して行っている事業であるた
め、松山市の予算決定の状況により制
度の変更がある可能性もある。その場
合は変更後の制度に従う。
【受付窓口】
・回数券は受付窓口で販売してい
る。高齢者、障がい者については
券売機の際と同様、証明書にて該
当要件を確認してから販売する。
・貸タオル等アメニティを受付窓
口で販売している。
【本館窓口】
・月受券は道後温泉事務所(本館
内)で販売している。
・団体券については本館札売り場
で販売している。
B
道後温泉別館
・多様なコースがあることが道後温泉
の特徴であるが、逆にコース内容がわ
かりにくいという指摘もある。わかり
やすい説明をする必要がある。
・各コースとも定員に達した場合は札
止めをする必要があるため、受付や各
【札場(手売り窓口)
】
休憩室等と密に連絡を取り合い、入浴
・各コースの入浴券、貸タオルな 券販売の管理をする必要がある。
どのアメニティ券について手売り ・今後、外国人観光客が増加すること
する。
が見込まれるため、外国語に堪能な職
員の配置が望まれる。
・繁忙期は整理員などを札場前に配置
し、整理券を発行するなど、利用者を
道後温泉別館の入口付近で長時間待た
せることがないようなサービスが必要
である。
②旅行クーポン代金の徴収等に関する業務
施設名
現状の水準
A
B
椿の湯
道後温泉別館
・利用者の一部は常連客であることを
理由に証明書による該当要件の確認を
拒否する例がある。提示がない場合は
割引できないため、大人や小人を買い
直してもらっている。
・月受券と団体券の販売所が道後温泉
事務所になっているため、利用者には
不便をかけている。指定管理後は月受
券の販売も椿の湯で行うようにする。
・アメニティを購入する際は、再度受
付で金銭を出す必要があるため、利用
者には二度手間になっている。指定管
理後は券売機にてアメニティ券を販売
することを予定している。
現状の課題等
・観光客利用がほとんどないため、ク
ーポン契約の需要がないと考えるが、
・旅行会社とのクーポン契約は行
道後温泉別館と一体的な整備が図られ
っていない。
る中で、クーポン契約の需要が出てく
る可能性がある。
・新設のため現状なし
6
・札場でクーポン券を補助券に交換す
るなど、一般の入浴券の在庫管理に支
障なく、受付等で改札ができる手立て
を用意する必要がある。
・クーポン手数料の計算や各旅行会社
等への請求書の作成が必要である。
・その他、精算書の確認、誤入金等の
確認及び契約会社との事後処理等事務
処理が必要。
・松山市の収入であるため、年度切替
時期において、複雑な入金処理が必要。
・契約会社それぞれで請求書が異なる
場合があるため注意が必要。また、請
求が遅れると入金が 2 か月以上遅れる
場合があるため、年度末に遅滞のない
よう注意する。
③その他使用料等の徴収に関する業務
ⅰ)自動販売機に係る電気利用料等
施設名
現状の水準
現状の課題等
A
椿の湯
・毎月検針業務が発生する。
・館内外に設置している自動販売
・指定管理者の検針を基に松山市が納
機について、それぞれメーターを
付書を発行するが、自動販売機設置業
職員が確認し、各設置者へ請求し
者に納付書を渡す作業は指定管理者よ
ている。
り行ってもらう。
B
道後温泉別館
・館内に自動販売機を設置する予 ・毎月検針業務と納付書を渡す業務が
定。
発生する予定である。
ⅱ)その他使用料
施設名
A
B
現状の水準
現状の課題等
椿の湯
・廊下に 100 円コインロッカー(2
台)
、100 円按摩器(1 台)、10 円
按摩器(1 台)、脱衣室に 10 円コ
インロッカー(男 210 個口、女 180
個口)、10 円ドライヤー(男女各 2
台)を設置している。
・それぞれ週に 2 回職員が回収し、
道後温泉事務所へ提出している。
ただ、繁忙期には回収回数を 2 日
に 1 回程度に増やしている。
・下足箱は 100 円のコインリター
ン式になっている。鍵を持ち帰ら
れた場合は閉館後に 100 円を回収
する。また、鍵の紛失時には実費
を徴収している。
・利用者の中には脱衣室のコインロッ
カーを施錠せずに利用する者がおり、
盗難防止のためにも施錠をするよう注
意喚起している。また、高齢者の場合
は施錠せず利用する際、番号を覚えて
おらず、誤って他人のロッカーを開け
て物を取ったり、盗難にあったと訴え
るケースが稀にある。
道後温泉別館
・100 円コインロッカーを 1 階、2
階に設置する予定である。
・コインロッカー使用料の集金と松山
・下足箱、脱衣箱、ドライヤーは 市への払い込みの業務が発生する。
それぞれ無料とする。
7
④使用料等の松山市への納付に関する業務
施設名
現状の水準
A
B
椿の湯
道後温泉別館
・札止め後、券売機内の金銭を引
き出し、売り上げを計算して、勘 ・指定管理後は道後温泉別館の売り上
定票・日計(券売機から打ち出 げと合わせて、翌日に払込書にて指定
し)
・売上金を松山市に提出させて 金融機関に払い込むものとする。
いる。
・新設のため現状なし
(4)施設の運営に関する業務
①利用者ニーズの把握・苦情対応
施設名
A
B
椿の湯
道後温泉別館
B
椿の湯
道後温泉別館
③防犯対策・安全管理
施設名
A
椿の湯
・椿の湯の売り上げと合わせて、翌日
に払込書にて指定金融機関に払い込む
ものとする。
現状の水準
現状の課題等
・常連客が多いことから、受付や
日常清掃の職員が、利用者とコミ
ュニケーションを取る中で聞き取
りをしている。
・施設や器具の修繕については、営業
時間中にできないものや業者手配が必
要なものもあることから、迅速な対応
ができていない部分もある。
・新設のため現状なし
・定期的に利用者アンケートを取るな
ど、利用者ニーズ等の把握方法につい
て検討する必要がある。
②機器の故障や事故等緊急時対応策
施設名
現状の水準
A
現状の課題等
現状の課題等
・機器の故障については可能な範
囲で受託者が行っている。内容に
より松山市が対応している場合も
ある。
・施設内で利用者にケガなどがあ ・機器の故障について、十分な初動対
った場合は状況により救急車を呼 応ができていない場合がある。
ぶなど対応している。
・緊急時のマニュアル作成や、臨
時休館日に消防訓練を行うなど、
日常より準備をしている。
・新設のため現状なし
現状の水準
・多くの利用者が見込まれることから、
緊急時対応については日ごろから十分
に訓練し、有事に適切な対応が取れる
よう準備しておく必要がある。
現状の課題等
・日中は清掃職員が、夜間は夜間 ・繁忙期には十分な巡回ができていな
清掃職員が適宜巡回することによ い場合もある。
り防犯対策を行っている。
8
・巡回中に施設等の破損や、浴室 ・安全対策は日ごろより注意深く点
内の滑りなどを確認し、安全対策 検・確認する必要がある。
をして施設管理担当に引き継ぐな
どにより対応している。
B
道後温泉別館
④衛生管理
施設名
A
B
椿の湯
道後温泉別館
・新設のため現状なし
現状の水準
B
現状の課題等
・日中は適宜清掃し、夜間は浴槽
の湯を抜いて隅々まで清掃するな
ど衛生管理に努めている。
・利用者の一部に浴室内で不衛生 ・不衛生な行為をする利用者への対応
な行為をする者がいた場合には、 に苦慮している。
本人や、必要に応じてその家族に
連絡し、利用制限をするなどして
いる。
・新設のため現状なし
⑤不法駐車・不審者等への対応に関する業務
ⅰ)不法駐車
施設名
現状の水準
A
・繁忙時は特に、巡回や防犯機器の活
用などにより、防犯に気を付ける必要
がある。
・安全対策は日ごろより注意深く点
検・確認する必要がある。
・露天風呂を備えるため、露天風呂の
衛生管理はより注意して管理する必要
がある。
現状の課題等
椿の湯
・利用者は高齢者が多く、道後温泉駐
車場の利用には距離があり、不便をか
けている。
・最寄りの公営駐車場は道後温泉
・椿の湯前にタクシーなどの送迎で駐
駐車場である。
車されることがあり、道幅が狭いこと
・民営の駐車場が施設の西 50m ほ
から交通の妨げになっている場合があ
どのところにいくつかある。
る。
・改修後は、身障者用駐車場が 1 台分、
敷地内に整備される予定である。
道後温泉別館
・敷地内での不法駐車や迷惑駐車を発
・最寄りの公営駐車場は道後温泉
見した場合は、運転者等に指導を行う
駐車場である。
とともに、悪質な場合には、車両やナ
・民営の駐車場が施設の西 50m ほ
ンバープレートを記録するなどし、常
どのところにいくつかある。
習化させない対策が必要である。
9
ⅱ)不審者等
施設名
A
B
椿の湯
道後温泉別館
現状の水準
・日中は職員が周辺清掃を行う際
に確認している。
・椿の湯の前や駐輪場に不審者がいる
・夜間は夜間清掃を行っている職 ことがある。
員が随時見回りを行っている。
・新設のため現状なし
(5)施設の維持管理に関する業務
①施設内機械警備業務
施設名
A
B
椿の湯
道後温泉別館
②清掃業務
施設名
A
椿の湯
現状の課題等
現状の水準
・中庭が公共スペースとして無料で開
放されるため、不審者が出る可能性が
ある。
・悪質な利用者、不審者への対応につ
いて、警察等への通報も含めた対応マ
ニュアル等を事前に作成し、事案発生
時には迅速な対応が取れるようにして
おくことが望ましい。
現状の課題等
・現在の委託契約先は「道後商店
・夜間清掃を再委託する場合は、施設
街振興組合」である。
への出入りの管理など責任を明確にす
・夜間清掃を行う合間で周辺警戒
る必要がある。
も行っている。
・新設のため現状なし
・夜間清掃を再委託する場合は、施設
への出入りの管理など責任を明確にす
る必要がある。
現状の水準
現状の課題等
・現在の委託契約先は「道後商店
街振興組合」である。
・日中は適宜浴室、脱衣室、ロビ
ー等館内清掃及び館外周辺清掃を
行っている。
・営業終了後、浴槽の湯を抜き、
浴槽の清掃、桶・椅子の清掃等、
日中に行うことができない浴室の
清掃を行っている。
・年間に1回、大掃除等を行うた
め臨時休館日を 12 月初旬に設け、
館内の細かい部分の清掃や、清掃
専門業者に発注し、浴室内の天井
や壁面のカビ等を除去する洗浄清
掃(塩素剤等薬品を用いたもの)
を行っている。
・浴室や脱衣室において、時間を要す
る清掃(天井・壁面の塩素消毒等)は
年に1回ある臨時休館日もしくは営業
時間終了後の深夜時間帯にしか行えな
い。
・お湯張りのため、3 時 30 分までには
浴室内の清掃を終えておく必要があ
る。
10
・年 4 回、くん煙材にて害虫駆除
を行っている。
B
道後温泉別館
・新設のため現状なし
③エレベータ設備保守点検業務
施設名
・年間に1回ある臨時休館日以外は年
中無休となるため、椿の湯と同様、浴
室や脱衣室における時間を要する清掃
(天井・壁面の塩素消毒等も含む)は
大掃除日以外は営業時間終了後の深夜
時間帯にしか行えない。
・お湯張りのため、4 時までには浴室内
の清掃を終えておく必要がある。
現状の水準
現状の課題等
A
椿の湯
・エレベータを使用しておらず、 ・椿の湯のエレベータについては今後
現状は保守点検を行っていない。 も使用する見込みはない。
B
道後温泉別館
・新設のため現状なし
④施設点検業務
施設名
A
B
椿の湯
道後温泉別館
・特になし。
現状の水準
現状の課題等
・営業時間中の点検が難しい箇所もあ
るため、営業時間終了後にまとめて行
っている。
・年 4 回、松山市職員が行ってい
・営業時間中に点検できる箇所につい
る。
ては日常から状態確認をしておくなど
点検時間の圧縮を図ることが望まし
い。
・新設のため現状なし
・営業時間中に点検できる箇所につい
ては日常から状態確認をしておくなど
点検時間の圧縮を図ることが望まし
い。
⑤建築基準法第 12 条第 2 項及び第4項に基づく定期点検業務
施設名
現状の水準
現状の課題等
A
椿の湯
・定期で松山市の担当職員が行っ
・特になし。
ている。
B
道後温泉別館
・新設のため現状なし
⑥消防用設備保守点検業務
施設名
現状の水準
・特になし。
現状の課題等
A
椿の湯
・現在の委託契約先は「㈱四国消 ・営業時間中に点検を行う場合は、利
防」である。
用者に配慮する必要がある。
B
道後温泉別館
・新設のため現状なし
11
・営業時間中に点検を行う場合は、利
用者に配慮する必要がある。
⑦防犯設備保守点検業務
施設名
現状の水準
現状の課題等
A
椿の湯
・現在設備なし
・営業時間中に点検を行う場合は、利
用者に配慮する必要がある。
B
道後温泉別館
・新設のため現状なし
・営業時間中に点検を行う場合は、利
用者に配慮する必要がある。
⑧AV 設備保守点検業務
施設名
現状の水準
現状の課題等
A
椿の湯
・現在設備なし
・営業時間中に点検を行う場合は、利
用者に配慮する必要がある。
B
道後温泉別館
・新設のため現状なし
・営業時間中に点検を行う場合は、利
用者に配慮する必要がある。
⑨庭園管理業務
施設名
A
B
椿の湯
道後温泉別館
現状の水準
現状の課題等
・現在の委託契約先は「相原庭園」 ・営業時間中に点検を行う場合は、利
である。
用者に配慮する必要がある。
・新設のため現状なし
⑩自家用電気工作物保守点検業務
施設名
現状の水準
・営業時間中に点検を行う場合は、利
用者に配慮する必要がある。
・露天風呂に隣接する庭の樹木につい
ては、営業時間外の作業となる。
現状の課題等
A
椿の湯
・現在の委託契約先は「
(一財)四
・特になし。
国電気保安協会」である。
B
道後温泉別館
・新設のため現状なし
⑪自動ドア保守点検業務
施設名
現状の水準
・特になし。
現状の課題等
A
椿の湯
・椿の湯には自動ドアがないため、 ・営業時間中に点検を行う場合は、利
保守点検業務はない。
用者に配慮する必要がある。
B
道後温泉別館
・新設のため現状なし。
⑫自動券売機保守点検業務
施設名
現状の水準
・営業時間中に点検を行う場合は、利
用者に配慮する必要がある。
現状の課題等
A
椿の湯
・現在の委託契約先は「グローリ ・営業時間中に点検を行う場合は、利
ー」である。
用者に配慮する必要がある。
B
道後温泉別館
・入浴券等は手売りであるため、
・特になし。
自動券売機の設置はない。
12
⑬空調換気設備保守点検業務
施設名
現状の水準
現状の課題等
A
椿の湯
・現在の委託契約先は「㈱北四国 ・営業時間中に点検を行う場合は、利
エアコン」である。
用者に配慮する必要がある。
B
道後温泉別館
・新設のため現状なし
⑭受水槽清掃点検業務
施設名
現状の水準
・営業時間中に点検を行う場合は、利
用者に配慮する必要がある。
現状の課題等
A
椿の湯
・現在の委託契約先は「㈱西村商
・特になし。
事」である。
B
道後温泉別館
・新設のため現状なし
⑮温水ヒーター点検業務
施設名
現状の水準
・現在設備なし。
A 椿の湯
・新設のため現状なし。
B 道後温泉別館
⑯床暖房設備点検業務
施設名
A 椿の湯
B 道後温泉別館
⑰濾過設備点検業務
施設名
A 椿の湯
B 道後温泉別館
⑱噴水設備点検業務
施設名
A 椿の湯
B 道後温泉別館
現状の水準
B
椿の湯
道後温泉別館
現状の課題等
・特になし。
・特になし。
現状の課題等
・現在設備なし。
・特になし。
・新設のため現状なし。
・特になし。
現状の水準
現状の課題等
・現在設備なし
・特になし。
・新設のため現状なし
・特になし。
現状の水準
現状の課題等
・現在設備なし
・特になし。
・新設のため現状なし
・特になし。
⑲ホームページ等運営・更新業務
施設名
A
・特になし。
現状の水準
現状の課題等
・松山市ホームページ内で道後温
泉本館とともに開館時間や使用料 ・松山市ホームページは専門ではない
等の案内のみしている。
松山市一般職員が作成しているため、
・運営・更新は松山市職員が行っ 魅力的なものとなっていない。
ている。
・新設のため現状なし
13
・平成 25 年以降、外国人観光客が大幅
に増加しており、外国人も見やすいホ
ームページが望まれる。
・松山市産業経済部観光・国際交流課
が開設している松山市観光ウェブサイ
トや道後温泉旅館協同組合が開設して
いるウェブサイトなど関連するホーム
ページとも相互リンクを張るなど、観
光客が情報を得やすい構成が望まれ
る。
・近年は SNS などから情報収集をする
観光客が多いことから、それらの充実
も図る必要がある。
⑳道後温泉別館浴場水検査業務
施設名
A
B
椿の湯
道後温泉別館
現状の水準
現状の課題等
・椿の湯浴槽管理は松山市が行うこと
・現在の委託契約先は「㈱環境分 としており、椿の湯についての浴場水
析センター」である。
検査業務は指定管理者は行わなくてよ
い。
・新設のため現状なし
※時間は 24 時間制で表記している。
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・松山市公衆浴場施行条例や松山市公
衆浴場法施行細則等で規定される水質
基準に適合していないと最悪の場合営
業停止処分を受けることもあることか
ら、本業務の検査結果だけでなく、日
常より適切な管理を心がける必要があ
る。