高度地図データベースの効率的な更新・配信の実現について

高度地図データベースの効率的な
更新・配信の実現について
株式会社ＮＴＴドコモ
株式会社パスコ
ⓒ2015 NTT DOCOMO, INC. All Rights Reserved.
 ダイナミックマップを活用した自動走行のイメージ
 外部情報による環境認識を行い、「協調型自動走行」を実現するための重要な要素
がダイナミックマップ
ITS先読み情報
周辺車両、歩行者、
バイク、信号情報など
動的情報
（～1秒）
事故情報、渋滞情報、
狭域気象情報など
准動的情報
（～1分）
交通規制情報、道路工事情報、
広域気象情報など
准静的情報
（～1時間）
路面情報、車線情報、
3次元構造物など
静的情報
（～1ヶ月）
グローバルダイナミックマップ
SIP自動走行システムにて
「データ定義」など研究開発中
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SIP自動走行システムにて
「車車間通信」「路車間通信」「歩車間通信」
など研究開発中
ローカル
ダイナミックマップ
認知
判断
制御
車両自身による
センシング情報
 ダイナミックマップの流通における通信の役割・課題
 多数の車両が非常に大きなダイナミックマップのデータを取得する
 情報の鮮度が自動走行の成立に大きく影響する
対象検知及び情報の近接配信
 対象検知の工夫
 メッセージ形式の工夫
 通信プロトコルの工夫
動的情報
（～1秒）
准動的情報
（～1分）
准静的情報
（～1時間）
ローカル
ダイナミックマップ
静的情報
（～1ヶ月）
グローバルダイナミックマップ
認知
高速移動する車両に対して必要な
データを配信
 携帯電話など広域NWの活用
 コンピューティングの工夫
 アプリケーションの工夫
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判断
制御
車両自身による
センシング情報
 ダイナミックマップの流通(更新・配信・受信)が効率よくできない場合
 車両が必要なタイミングに、必要なデータを受け取ることができない可能性
 鮮度の高いデータを流通させられない可能性
 無駄なデータが通信経路上を大量に流通してしまう可能性
動的情報
（～1秒）
 自動走行サービス以外に用いる
通信への影響
准動的情報
（～1分）
准静的情報
（～1時間）
ローカル
ダイナミックマップ
静的情報
（～1ヶ月）
グローバルダイナミックマップ
認知
 道路更新箇所が反映されない
 １つの車道でどの車線を走ればよいか分
からない
 前方に停車している車両が渋滞の末尾
か、故障して止まっているのか分からない
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判断
制御
車両自身による
センシング情報
 本研究開発のねらい
 自動走行に必要な地図(ダイナミックマップ)を、ネットワーク負荷を低減しつつ効率的
に更新・配信する
課題
ダイナミックマップの普及が進むと
ネットワーク負荷増大が問題になる
総トラフィックの低減技術が必要
ダイナミックマップを構成する情報の差分検知および
地図更新技術
モバイルエッジコンピューティング(MEC)を活用した
地図配信・受信技術
安全な自動走行には地図データの
鮮度が重要となる
ダイナミックマップの効率的
更新技術が必要
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自動走行車(同志社大・名古屋大・金沢大)を用いた
YRPエリアでのダイナミックマップ更新・配信・受信実証
 自動走行車（同志社大・名古屋大・金沢大）を用いたYRPエリアでのダ
イナミックマップ更新・配信・受信実証
クラウドサーバ
ダイナミックマップ(広域)
有無線NW（通信キャリアNW、JGN-X、インターネットなど）
エッジサーバ
LTE商用波からの
アクセス環境
ダイナミックマップ(狭域)
携帯電話LTE基地局
YRPエリア
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別エリア
 実証に協力いただく大学車両
 自動走行車にダイナミックマップを配信し、YRPエリアにて走行実証を行う予定
ローカル
ダイナミックマップ
名古屋大学
◆佐藤
◆二宮
◆菅沼
◆加藤
ローカル
ダイナミックマップ
金沢大学
ローカル
ダイナミックマップ
同志社大学
健哉（同志社大学大学院理工学研究科教授／モビリティ研究センター長）
芳樹（名古屋大学未来社会創造機構特任教授／名古屋COI拠点モビリティ部門長）
直樹（金沢大学新学術創成研究機構准教授／自動運転ユニットユニットリーダー）
真平（東京大学大学院情報理工学研究科准教授／名古屋大学大学院情報科学研究科客員准教授）
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 検証項目の例
 ダイナミックマップの配信・更新・受信が適切に実施できているか
 ネットワーク負荷が低減できているか
対象
検証項目の例
地図コンテンツ
 静的情報の差分検知
 ダイナミックマップの管理単位
サーバ処理
 サーバ間のマップ分散配置
 外部I/Fからのデータ取り込み
ネットワーク




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車両へのダイナミックマップ配信
ハンドオーバ・通信復旧時の継続
プローブ情報の送信
複数無線ネットワークの利用
 IoT共通基盤技術の開発・実証との連携
 様々なIoTデータを複数のサービスで活用する技術を検討する「IoT共通基盤技術
の開発・実証」にも取り組んでいる。今後連携方策を検討していく予定。
複数サービスの実証例 (交通系)
デマンド乗合車両
サイクルシェア
「Society5.0」の実現に向けた
取り組みの観点としても検討
新交通サイネージ
ダイナミックマップ
クラウドサーバ
ダイナミックマップ(広域)
IoT共通基盤
（共通化・正規化など）
エッジサーバ
ダイナミックマップ(狭域)
携帯電話LTE基地局
IoTデータ
気象
イベント
人流
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ローカル
ダイナミックマップ
その他
MMS

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