平成 28 年 10 月 19 日 関東経済産業局の戦略プログラムを取りまとめました 関東経済産業局は、地域を支える成長産業の創出と地方創生の加速化に向けて、 今後3年間で取り組む重点取組を取りまとめました。 関東経済産業局では、自動車関連産業に依存する産業構造や今後加速的に進展す る人口減少社会などの関東地域が直面する課題を踏まえて、4つの重点プログラ ムを設定し実行します。 本プログラムの着実な実行により、地域経済の主体である中堅・中小企業、地方 自治体、金融機関等の支援機関などの活動を後押しし、成長産業の創出と地方創 生の加速化を目指します。 関東経済産業局が重点的に実施する4つのプログラム ① イノベーションプラットフォームの推進 7つの戦略分野(航空宇宙、医療機器、ロボット、IoT など)で、イノベーシ ョンを創出するための支援を実施。 ② 地域資源の活用による稼ぐ力の強化 デザイナーなどのクリエイティブ人材を共通基盤として活用できるような枠 組みを構築し、地域の観光振興等の支援を実施。 ③ 中小企業の成長支援と地域別産業政策の展開 中小企業の生産性・収益力の向上に向けて金融機関等との連携により各種施策 を活用し総合的に支援。また自治体に対してデータ活用による分析等を支援。 ④ 地域におけるエネルギー課題の解決 エネルギー基盤強靭化や総合的なスマートコミュニティの実現に向けた各種 取組、徹底的な省エネの推進を実施。 なお、本プログラムを実現するための枠組みとして、重要業績評価指標(KPI) をもとに毎年度終了時に自己評価を行い、必要に応じて改訂していきます。 (本発表資料のお問い合わせ先) 関東経済産業局総務企画部企画課長 青木 担当者: 渡邉、濵口、横川 電 話:048-600-0232(直通) 048-601-1284(FAX) 戦略プログラムの概要① これまでの取組 ■ 2013年に、『新産業創出戦略』を策定し、将来の雇用の受け皿になるような新産業創出を目指して、健康医 療・福祉、エネルギー、クリエイティブ、先端ものづくりの4分野で成長産業の育成に取り組む。 ■ 航空機や医療機器といった成長産業の芽が創出されるなど、『新産業創出戦略』は3年間で一定の成果。 新たな視点 ■ 一方、成長産業の創出は一朝一夕には実現しないことを踏まえた今後の展開、新たな成長産業の芽の育成、 新たな政策課題である地方創生への対応など、多様な課題に対する解決策を提示する必要性の高まり。 新たな成長産業の「芽」 ロボット IoT 水素・燃料電池 成長産業の「芽」から「幹」へ 新たな政策課題 航空宇宙 医療機器 地方創生 地域資源 エネルギー 生産性向上 ビッグデータ 活用 今後、関東経済産業局が中期的(当面3年間)に取り組むべき重点取組を明確化 関東経済産業局の戦略プログラム ~成長産業の創出と地方創生の加速化に向けて~ 戦略プログラムの概要② 成長産業の創出と地方創生の加速化に向けて達成すべき5つの目標 ○地域の成長と富の創出の先導役となる成長産業の創出 ○農業や観光など地域に内在する資源による稼ぐ力の強化 ○地域の中小企業の生産性・収益力向上、新陳代謝の促進 ○地域の特性に応じた産業振興とまちづくりの連動による地方創生の加速 ○経済活動の基盤となるエネルギー課題の解決 これらの目標の実現に向けて関東地域の多様なプレイヤーのアクションをより多く生み出すことを目指す。 関東経済産業局が重点的に実施する4つのプログラム イノベーションプラッ トフォームの推進 地域資源の活用によ る稼ぐ力の強化 ●7つの戦略分野(航空宇宙、 ●地域資源を活用して地域の 稼ぐ力を向上させるために、 医療機器、IoT、ロボット、 プロデュース力などに秀で 水素・燃料電池等)で、イ たクリエイティブ人材を共 ノベーション創出のための 通基盤として活用できるよ 支援プラットフォームを構 うな枠組みを構築。 築。 ●横断的取組として、産学官 連携による一気通貫支援体 制の構築、人材獲得、ベン チャーの資金調達、知財・ 技術開発支援等を各種施策 を活用しながら実施。 ●地域への広域観光周遊ルー トの開発など消費に繋がる 仕掛けの構築や地域資源事 業者の高付加価値化に向け た各種支援を実施。 中小企業の成長支援 と地域別産業政策の 展開 ●中小企業の生産性・収益力 の向上、新陳代謝の促進に 向けて、金融機関等との連 携により中小企業等経営強 化法などの各種支援策を活 用した総合的支援を展開。 ●自治体に対して、RESAS等 のデータ活用による地域経 済分析を行いつつ、地域別 産業政策を後押しする総合 的ソリューションを提供。 地域におけるエネル ギー課題の解決 ●エネルギー基盤強靱化の実 現に向けた関係機関等との連 携強化。 ●総合的なスマートコミュニ ティの実現に向けたエネル ギーインフラ整備及びソフト 面での新事業創出促進。 ●徹底的な省エネの推進。 (普及啓発、省エネ支援体制 の構築など) 【PDCAサイクルの構築】 ○ KPIをもとに毎年度終了時には自己評価を行うとともに結果を公表する。また、自己評価結果を踏まえて毎年度戦略プログ ラムの見直しを毎年度行い、必要に応じて改訂する。
© Copyright 2024 ExpyDoc