東京女子医科大学 司会 学務部長 大江和郎 医学部の紹介 学長 吉岡俊正 東京女子医科大学に入学したあと、どういう気持ちで学習していけるかを考え て欲しい。単に勉強ということだけでなく、医師になるという気持ちを持って 6 年間貫き通して欲しい。当大学のシンボルである 1 号館は取り壊されて新しい 施設が 4 年半くらい後に建設される。女性の活躍できる環境を整えることが目 標。女性医師割合はいまだ36%。 建学の精神 高い知識・技能と病者を癒やす心を持った医師の育成を通じて、精神的経済的 に自立し社会に貢献する女性を輩出すること。 大学の理念 ・至誠と愛 ・きわめて誠実であること ・慈しむ心 1990年:MD プログラム90開始、日本で初めてチュートリアル教育導入 (学生同士で学び合う形式の学習方法) 2011年:MD プログラム2011開始。卒業する時に基本的診療能力を身に つけ、医師として考え、判断し、決断することができ、医師として、女性医師 として、実践力をもつことが目的。 本学の特徴 医学部長 新田孝作 充実した医学教育 ・世界標準を目指すカリキュラム ・日本で唯一の女性医師を育成する教育 ・学年の5分の1が、国外臨床研修を経験 豊富な教育リソース ・多くの教員、各領域の専門家 ・少人数教育施設、2000床の病院と5000人の外来 学生ライフ充実 ・女子大であること、教員との交流、豊富な運動部・文化部、都心にある 女子医大の教育の特徴 ・統合カリキュラム:人体の構造・機能・人生の時間軸に沿った、基礎と臨床 の統合学習。 ・チュートリアル教育:科学・医療の考え方、生涯継続できる学び方を学び、 実践医療の思考力学修 ・人間関係教育:医師としての人間性・態度・習慣・倫理の実践の学修 例:外来患者に付き添って患者さんの気持ちを知る実習(1年) 学内女性医師とのキャリアについての対談(1、5年) 地域医療を担う女性医師のキャリア・ライフサイクルを学ぶ(3年) 看護学部生との協働体験(1、4年) 早稲田大学人間科学部との合同ワークショップ(5年) 交換留学制度の充実 かなり早い時期から導入していた。年間に約25名派遣。第5学年の臨床実習 時に審査の上、全世界12大学に留学する。 カリキュラムについて 教務委員長 三谷昌平 MD プログラム2011とは? 入学したときから、卒業時を意識して学習するための目標を設定。 臨床的思考力・実践力のための臨床実習を充実させる。地域医療・終末期医療 など社会の求める医療を学修科学としての医学の面白さ、深さを知る。 具体的な事例をもとに、自ら学ぶべきことを見つけて自分で勉強する。 来年2017年度から MD プログラム2011を改訂する予定。 卒業までに求められる目標 Ⅰ医の実践力 ・知識と技能を正しく使う力 ・問題を見つけ追求する力 ・問題解決に向け考え実行する力 ・情報を伝える力 ・根拠に基づいた判断を行う力 ・法と倫理に基づいて医療を行う力 Ⅱ慈しむこころの姿勢 ・患者を理解し支持する医師性 ・生涯を通じて研鑽する姿勢 ・社会に奉仕する姿勢 ・先導と協働する姿勢 ・ひとの人生へ貢献する姿勢 カリキュラム概要 学生生活について 学生部長 内田啓子 学生生活の工場を目指すために 学友会:教職員と学生、及び卒業生による 学生会:学生の自治による その他、各種の委員会 学生健康管理室 2名の卒業生常勤医が学生の心身の健康を管理してます 休養室も完備されています 種々の相談にも応じています 奨学金制度 東京女子医科大学特別奨学生 日本学生支援機構 その他の民間奨学金 キャンパスライフ ・女子医大祭(毎年秋) :今年は10月28日29日。 各種展示、各種講演会、グッズ販売、模擬店など ・星空交流会(毎年秋) ・学生懇話会(1〜2年) ・卒業旅行(5年の終わり)自由参加だが90%以上参加する。 男女共同参画推進局 女性医師・研究者支援センター:時短で働くなど多様な働き方 女性医師再教育センター:出産後また働きたいという方を助ける 看護職キャリア開発支援センター 働き方の多様性を考える委員会:さまざまな働き方を支援する 彌生塾:リーダーを育成する。本学の建学の理念でもある女性医療職のリーダ ーを育成し、本学の指導的立場につく女性医療職を増やすことを設立の目的と する。東京女子医科大学の教授はまだ女性の割合が15%。これを倍以上にし たい。 特待生制度(今年新たに改定) 一般入試において成績上位5名に対して、授業料(年間280万円)を継続的 に4学年まで給付。ただし、入学後の学業が31位以下の場合には給付を打ち 切る。 以上
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