近畿千曲会“若手の会”を開催しました

近畿千曲会“若手の会”を開催しました
近畿千曲会では、若手の会が企画する「勉強会」&「懇親会」を、9 月 10 日に行いました。
この会は今年で 3 回目となりますが、現役世代を中心に 23 名が参加して有意義な情報交換
の場とすることが出来ました。
◎演題1「繊維市場の中のアクリル繊維の現状と未来」
講師:住谷龍明氏(東洋紡㈱
化工 20)
内容:造り方、歩んできた歴史が紹介され、現在のマーケットを含めてアクリル繊維全
体が説明された。現在では、競争が激化する中での生き残り方向として、高機能
化を進めている話があり、ニトリル基等を有効活用した高機能化の具体例が紹
介された。超吸水繊維、高吸放湿繊維、高吸湿発熱繊維、薬品吸収・吸着繊維な
どの話は極めて興味深いもので、参加者一同今後のビジネスの中での応用が可
能と思われる内容であった。
◎演題2「高機能繊維の世界(アラミド繊維を中心として)
EX:定年後の楽しみ方
」
講師:佐々木孔基氏(元帝人㈱、学工21、S50 院修)
内容:半世紀にわたる世界の繊維生産の歴史をみると、現在でも中国のポリエステルを
中心に伸び続けている。一方、日本の生産は減少し続けており厳しい業界構造と
なっている。このような業界の中で、量的には1%に満たないが高機能繊維は成
長している。高機能繊維の代表例としてアラミド繊維の現状が説明された。
加えて、定年後の楽しみ方と題して講演があった。
以上