2016 年 10 月 19 日 日能研 毎日新聞社主催 公開座談会 <多様化する社会で、主体的に貢献できる人>を育てる私学の教育(第 2 回)が 開催されました 10 月 9 日(日) 慶應義塾大学日吉キャンパスにて、毎日新聞社主催・日能研協賛「公開座談会」が開催されました。 「私学に こそある価値は何か」を主たるテーマとしている本座談会。今年度は「<多様化する社会で、主体的に貢献できる人>を育てる 私学の教育」というテーマで 9 月~12 月まで毎月お話をいただいています。 第2回のご登壇は、栄光学園・校長 望月伸一郎先生、慶應義塾湘南藤沢中等部・部長 会田一雄先生です。 第1部は講演会形式で、それぞれの先生方に、各校の教育理念をもとに、今とこれからの社会を見据えた教育について具体的 な各校での実践例も交えながらのお話。そして第2部は、パネルディスカッションで「多様化する社会、主体的な貢献」という テーマに沿った話題でお話いただきました。 「国や民族をまたいでの多様性、そのための教育は何か。それは、中1の教室の中から大切にされなくてはならない」「志に ふたをしないこと。自分と他者の考え方が互いの存在を認め合う。ある一つの結論に達するにしても、過程でどれだけいろんな 視点でものを考えたかが大切」といった話題が、両校の先生より繰り広げられました。 AIの発達が変えていく労働環境や経済環境。社会は刻々と変化しています。AIが得意とするのはデータという「過去」を もとに可能性を予測すること。では人間のできることって何でしょう? 異なる価値観を持った人どうしが協働していく社会。その中で、相手の思いに寄り添うことができる共感力。多様な価値観を 持つ人たちどうしがやりとりをすることで生まれる、事柄どうしをつなげる編集力や発想力。様々な情報に触れる中で、自分が 見たり聞いたことが何を意味するか見極める分析力や、感じたり考えたことを伝える発信力など。今回の座談会の中でも、不確 実な未来を生きる上でのヒントが先生方から様々話されていました。 未来を見据えて、これからますます子どもたちがどんな環境で学ぶのかが大切になってきます。私学そのものが建学の理念の もとで多様であり、またその中で学ぶ子どもたちの多様性が尊重されています。未来を悲観することなく、ポジティブに。人間 だからこそできることは何かをさらに模索し、探究する。多様な価値観との出会いから一人ひとりが自分のやりたいことを見つ け、行動していく。私学にはその環境があるということを、先生方のお話から感じることができました。 当日の座談会記事は、10 月下旬に毎日新聞本誌、毎日小学生新聞にも掲載される予定です。 ご興味がある方は、どうぞ第 3 回にもご参加ください。 <多様化する社会で、主体的に貢献できる人>を育てる私学の教育(第 3 回)開催概要 参加校ご登壇の先生: 麻布中学校・麻布高等学校 日本女子大学附属中学校・高等学校 校長 平秀明 先生 副校長 下村由紀子 先生 日時:11 月 6 日(日)14:00~16:00 会場:日本赤十字看護大学 広尾ホール 東京メトロ日比谷線「広尾駅」六本木寄り口下車徒歩 15 分 対象:小学 1~6 年生の保護者 主催:毎日新聞社 協賛:日能研 後援:日本私立中学高等学校連合会 桜美林大学総合研究機構「教育未来研究プロジェクト」 <本件に関する問い合わせ先> 日能研本部 TEL:045-473-2311/FAX:045-475-0544/e-mail:[email protected]
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