火災発生から避難(誘導)までの行動

火災発生から避難(誘導)までの行動
火災発生
ベル鳴動
火災発生場所の確認
建物内にいる人に火災発生を知らせる
受信機の表示灯、警戒区域図を確かめ、
確認前:建物内にいる人に感知器の作動
消火器を持って現場に行き確認する。
119 番通報
出火室内の逃げ遅れの有無を確認し、
区域と確認中であることを知らせる。
確認後:出火階、位置を知らせ、避難方
向、使用する階段等を具体的に指示。
初期消火を実施(消火器・屋内消火栓等)
避難(誘導)を実施
初期消火失敗の場合
消火不能の場合は、出火室のドアを閉め
て、避難(誘導)する。
・煙の拡散防止(避難の支障を減らす)
・空気の流入防止(燃焼速度を遅らせる)
・すべての室内、共用部分を確認する。
優先順位:火災階→火災の直上階→順次
上階→火災の直下階→順次下階
・防火戸を閉鎖し防火区画を形成する。
消防隊に情報提供
・出火場所 ・避難状況(人員)
・負傷者の人数
・避難確認できない人の情報 等
■ 避難経路の選択
避難の際は、出火箇所を避け、煙等の被害を被る恐れがない経路を選択しましょう。
また、避難経路はできるだけ安全に「地上」まで避難できる施設を選択しましょう。
エレベーターは火災による停電で停止する可能性があるので使用しないこと。
・屋外避難階段
外気にさらされているため煙による影響が少なく安全性が最も高い。
・屋内避難階段
防火戸等がきちんと閉鎖されていれば、竪穴区画が形成されるため、安全に避難できる。
・避難器具
避難はしご、救助袋、緩降機等、いろいろな種類があるので、設置されている避難器具の
種類、場所、使用方法について熟知しておく必要があります。
■ 避難(誘導)の方法
自力で避難できる人には、どこからどこへ避難するか大きな声で具体的に指示します。
放送設備、ハンドマイクなどを使用すれば効果的です。
自力で避難できない人に煙が迫っている場合又は避難が困難な場合は、バルコニーへの避難
も考慮してください。
(情報を必ず消防隊に知らせること)
煙は上方から溜まりますので、低い位置には比較的きれいな空気が残っており、視界も確保
し易くなりますので、ハンカチ等を口と鼻にあて、煙を吸い込まないよう低い姿勢で避難して
ください。万一、煙で視界が悪くなった場合は、方向が分からなくならないように左右どちら
か片側の壁に触れながら避難してください。