プログラム - 運輸政策研究機構

(一財)運輸総合研究所、航空政策研究会
共催
アメリカ航空産業の現状と今後の展望
~新たな収入源としての付帯サービスの現状と今後の課題~
日 時:2016 年 11 月 16 日(水) 18:30~20:30
場 所:航空会館 7F 大ホール
定 員:200 名
趣 旨: 米国航空業界は、リーマンショックによる景気低迷や原油高、LCC の急速な成長によるネッ
トワークキャリアと LCC との間での競争の激化等を背景に、
各エアラインが収入確保のため、
運賃以外による補助収入の拡大に力を入れてきています。
従来、機内サービス、手荷物の預け入れ、優先搭乗や座席のアップグレード等の有料化と
いった戦略は LCC に特有のものでしたが、昨今では、ネットワークキャリアも付帯サービス
の有料化等補助収入確保に向けて戦略の舵を切りつつあり、米国航空業界全体として、収入
全体に占める補助収入の割合が大きく増加しています。その一方、個別のサービスの有料化
が進むことで、ベースとなる運賃の引き下げが進み、航空企業間での運賃引き下げ競争が一
層激しくなっているという傾向もみられます。
さらに、既存サービスの有料化だけでなく、FFP のマイレージの販売やネットの技術を活用
した新規の機内サービスなど利用者ニーズに合わせた様々な新規サービスが展開されており、
航空会社の補助収入への依存度は今後もますます高まっていくものと考えられます。
こうした米国航空企業の収入戦略の変化を検証し、航空会社や利用者にもたらされた効果
や今後の課題などを明らかにしながら、米国航空企業の収入戦略の今後の方向性や、補助収
入比率が低い日本の航空企業が参考にできる点などについて議論することは意義深いものと
考えます。
これらを背景に、今般、運輸総合研究所と航空政策研究会は、ワシントン国際問題研究所
が行った調査・分析を基に、
「米国航空産業の現状と今後の展望~新たな収入源としての付帯
サービスの現状と今後の課題~」をテーマに、国際航空セミナーを開催いたしますので、皆
さまのご来場を心よりお待ちしております。
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第一部:研究報告
発
表
小林 太郎
(一財)運輸総合研究所ワシントン国際問題研究所次長
第二部:パネルディスカッション
モデレーター 山内 弘隆
当研究所所長 兼 一橋大学大学院商学研究科
(航空政策研究会理事・事務局長)
パネリスト
吉川 尚宏
A.T.カーニー(株)パートナー
〃
三ツ橋明子
(株)JTB総合研究所主任研究員
〃
小林 太郎
上 記
参加申込
教授
参加費は無料です。
11 月8 日(火)までに、当研究所ホームページ上よりご登録ください。
なお、参加人数が定員に達した場合ご登録できないこともございますので、あらかじ
めご了承ください。
問合せ先: (一財)運輸総合研究所
TEL:03-5470-8420 FAX:03-5470-8421
URL:http://www.jterc.or.jp/
運輸総合研究所ワシントン国際問題研究所は日本財団の助成金を受けて活動してお
ります。