保険事業に練る保険給終の円滑な実施を確保するための基本的な指針

第百十六条第一項の規定に基づ
日
介護保険法︵平成九年法律第百二十三号︶第百十六条第t項の規定に基づ
○厚生労働省告示第百九十三号
介護保険事業に係る保険給付の円滑な実施を確保するための基本的な指針 ︵素案︶
号
︵平 成 九 年 法 律 第 百 二 十 三 号 ︶
○厚生労働省告示第
介護保険法
き、介護保険事業に係る保険給付の円滑な実施を確保するための基本的な指
平成十四年五月九日
き、介護保険事業に係る保険給付の円滑な実施を確保するための基本的な指
日
力
針を次のように定めたので、同条第四項の規定により告示する。
月
口
針を次のように定めたので、同条第四項の規定により告示する。
平成十七年
厚生労働大臣 坂
介護保険事業に係る保険給付の円滑な実施を確保するための基本的な指針
秀久
介護保険事業に係る保険給付の円滑な実施を確保するための基本的な指針
二十一世紀の超高齢社会における介護問題の解決を図るため、国民の共同
尾辻
二十t世紀の超高齢社会における介護問題の解決を図るため、国民の共同
連帯の理念に基づき、要介護者等を社会全体で支援する仕組みとして、介護
厚生労働大臣
連帯の理念に基づき、要介護者等を社会全体で支援する仕組みとして、介護
保険制度が創設された。
確
立
・
−
急
務
が
の尊
厳
及
び
選
択
の
自
由
を
尊
重
し
スを提供する体制を確保するとともに、介護給
されるようにすることが重要である。
人
格
本位の介護給付等対象サービ
等の実態を踏まえ、介護給付等対象サービスの需要を把握した上で、利用者
介護保険事業に係る保険給付の円滑な実施を確保するためには、要介護者
保険制度が創設され た 。
ア
の
の
確
保
を
計
画
的
に
図
る
こ
と
必
が
要
で
あ
る
。
施行後五年が経過しサービス利用は倍増するなど、介護保険制度が我が国
た
ケ
もとより、介護保険事業が社会保険方式で運営される以上、介護給付等対
劉
し
址
提
供
山科
に
利
用
者
制
の
︵平
で
の高齢期を支える制度として定着してきた。しかしながら、二千十五年
高齢
象サービスが、全国的にある程度の均衡を図りながら、地域の実情に応じて
体
社会状況のもと、現役世代を過ご
者
ス
には 以 前 の 高 齢 者 と は 異 な る
知
症
が
る
成二十七年︶
認
提供されるようにすることが必要である。
甜
対
応
制
また、人口の高齢化が一層進展する中では、地域において介護給付等対象
を
してきた第一次ベビーブーム世代が高齢者となることから、それら高齢者の
ら
ー
ビ
提
供
す
生活機能の低下を未然に防止し、生活機能を維持・向上させるため介護予防
か
度の持続可能性の確保、明るく活力ある高齢社会の構築等を基本的視点とし
ー
ビ
ス
を推進するなど、高齢期若しくは保健福祉サービスのあり方も大きな転換期
ま
付
等
対
象
サ
サ
雪1
る
こ
と
の高齢者介護の姿を念頭においた長期的な目標を立て、制
れ
更に、要介護高齢者の多くが認知症高齢者であり、その数は今後さらに増
と
︵平成二十七年︶
見
込
て
1
加する
︵第
るための基本的事項を定め
じ。︶
を作成するに当た
って即すべき事項を定めるー﹂とにより、介護給付等
ら
第一介護給付等対象サービスを提供する体制の確保に関する基本的事項
的とするものである。
矧
て制度全般の見直しが 行 わ れ た 。
平成二十六年度
の目標に向けて、そこ に至る中間段階の
この指針では、 介 護 保 険 制 度 全 般 の 見 直 し を 受 け て 、
五期介護保険事業計画 の 最 終 年 度 ︶
川置・∵い∵[∵′廿油 圧 陣 小 甘 J ︰ 州
護保 険 事 業 支 援 計 画 を い う 。 以 下 同 じ 。 ︶ を 定 め
を提供するための体制の確保が計画的に図ら れるようにすることを目的とす
るものである。
第一介護給付等対象サービスを提供する体制の確保及び地域支援事業の実施
︵
れ
都
道
府
に関する基本的事項
基本的理念
及び都道府県は、介護保険法
(
的
に
図
及
び
止
又
は
要
市町村︵特別 区 を 含 む 。 以 下 同 じ 。 ︶
の基本的理念を踏まえ、次に掲げる点に配
ス以外のサービスを
2
平成九年法律第百二十三号︶
慮して、介護給付等対象サービスを提供する体制の確保及び地域支援事
業の実施を図ることが必要である。
なお、国は、介護保険事業の運営が健全かつ円滑に行われるよう保健
医療サービス及び福祉サービスを提供する体制の確保に関する施策その
他必要な各般の措置を講ずるものとする。
要介護状態の軽減若しくは悪化の防止又は要介護状態となることの
下
同
目
う
画
の
介護給付等対象サービ
な
れ
1
であること等にかんがみ、
すること。
と
さ
の
に
る
介
護
保
態
提
供
が六十
を実施し、要介護状態の発生やそ
よ
斜
計
じ
。)
以
は
悪
化
と
法
る
感
楓
号
を
に
に
す
は、
状
険
る
こ
と
る
よ
う
県
介
確
護
が
﹁団塊の世代﹂
予
防
ス
いわゆる
護
ビ
予防の推進を 図 る こ と 。 具 体 的 に は 、
く
ー
さらに多様
介
業
及
び
地
域
支
援
事
に
基
づ
く
ス
町
高齢化率の伸びが急激に増加し てピークに達する二
ト
び
福
祉
サ
五歳以上となり 、
メ
ン
含
む。
計
ー
ビ
市
謝
千十五年まで の 間 に あ る べ き 高 齢 者 介 護 を 実 現 し 、 ま た 、
ジ
護
じ
化することが見込翳れる高齢者の生活様式や価値観に対応していくと
いう観点から、要介護状態になる前 から要支援等に至 るまでの高齢者
マ
予防給付に係る介護予防サービス
ネ
別
区
を
に
域支援事業における介護予 防 事 業
た
及
サ
山
絶
付
等
っ
本
的
理
念
の
画
及
び
都
道
府
県
介
業
和
琴
保
険
事
業
対象
(
介
嘩
基
た
貫性
を
平
応
一
予
実
情
連
続
的
に
一
地
域
箋dス︶
(地
引
2
引
宙
叫
‖
な
」
叫
身
そ
の
、
置
か
れ
具
体
的
に
は
て
い
環
境
等
計
被
保
険
者
応
に
希
望
の
を
じ
て
被
保
、
最
大
限
険
に尊
重
3
の
m的
映
況
その有する能力に応じ自立した日常生活を営むことが
る
居宅において、
す
2
しながら、居宅サービスを重視すること。
に
槻楓醜者が要介護状態となった場合においても、可能な限り、その
劃
で
き
る
よ
う
方
り
に
関
す
る
中
期目標
矧
謝
惑
刃
刊
な
ま
他項
い」
封
の普
到
嘲
ヨ
及
の
「り
」
推
進
喝出
き
住
の
ま
い
な
ど多桜
住
、
引
施
設
介護保険事業の運営主体である市町村は、住民に最も身近な基礎的な
市町村相互間の連携及び市町村と都道府県との問の連携に関すること
」
こ
支援事業の実施を支援することが 望 ま し い 。
市町村における介護給付等対象サービスを提供する体制の確保剰び地功
の需要の把握、複数の市町村による広域的取組に対する協力等により、
しながら、広域的観点からの介護給付等対象サービス及び地域支援事業
供する体制の確保及び地域支援事業の実施に関す る市町村の方針を尊重
また、都道府県は、地域の実情に応じた介護給付等対象サービスを提
確にしないよう留意することが必要である。
合においては、複数の市町村による広域的取組が各市町村の責任を不明
ービスの共同利用等の広域的取組を推進することが必要である。この場
査の共同実施、市町村介護保険事業計画の共同作成、介護給付等対象サ
実情に応じて、近隣の市町村と連携して、要介護者等の実態に関する調
を図る責務を有するが、地域の資源を有効に活用するためにも、地域の
地方公共団体として、保健医療サービス及び福祉サービスの水準の向上
ヨ
「
明山
る
州
謝
付
矧
たものとする必要がある
在
定を最大限尊 重 し
サ
施設含む。︶、認知症高齢者グル ープホーム及び介護専用型特定施設の適
ー
ビ
ス
の
と。
1
定
す
設
利 H
捌
介
護
保
険
倒
園
介護保険制度へ の信頼を維持していく観点からも、 介護給付等対象サ
]
市町村相互間の連携及び市町村と都道府県との間の連携に関すること
介護保険事業の運営主体である市町村は、住民に最も身近な基礎的な
地方公共団体として、保健医療サービス及び福祉サービスの水準の向上
を図る責務を有するが、地域の資源を有効に活用するためにも、地域の
実情に応じて、近隣の市町村と連携して、要介護者等の実態に関する調
査の共同実施、市町村介護保険事業計画の共同作成、介護給付等対象サ
ービスの共同利用等の広域的取組を推進することが必要である。この場
合においては、複数の市町村による広域的取組が各市町村の責任を不明
確にしないよう留意することが必要である。
また、都道府県は、地域の実情に応じた介護給付等対象サービスを提
供する体制の確保に関する市町村の方針を尊重しながら、広域的観点か
らの介護給付等対象サービスの需要の把握、複数の市町村による広域的
取組に対する協力等により、市町村における介護給付等対象サービスを
提供する体制の確保を支援することが望ましい。
4
田
目標
を
ービスを提供する事業者について、 良質な事業者が利用者に選択さ
援
公
表
、
総
合
に
関
る
談
こ
・
匪力
、
い
十′
護
∵
予
防
関
わ
ち
ず、
河
そ
の
命
令
ジ
畔
マ
ド
∵
ネ
睡
能
メ
ン
♪
く
U
ては
ハ
村
従
わ
に
な
お
い
い
場
合、
都道府県知事から
に
護予防支援に係る事業者が、 報 告 の 拒 否 な ど を 行 い 、
も
止など適切な対応を行う必要があ る 。
れ
烈
に
市
町
ス情報の公表制度が適切に実施されるよう、必要
の
基
盤
整
備
針
図
ら
た、
ン
命
ぜ
謝
ついては厳格に対応していくこと
諒
感
悪質な事業者に
し
て
∵
ようにするとと も に 、
州
保険者である市町村
対
応
、
が必要であるが、 事 業 者 の 指 導 監 督 等 に つ い て は 、
刊
品
とが求められる 。
援、
ま
情
報
おいては、介護 サ ー ビ
の支
目配りのできる地域包括支援センターを設置し、 そこにおいて包括的・
仙川
し
て
〕呵
を
介
∴㌧
刊
ジ
を
5
に
連
携
支
と
が
あ
る。
ネ
の
相
要
ー
ビ
ス
養
成
等
・叶
必
可
ど
Jl
り㍉・
逗
村
瑚
を
ト
サ
な
、
都
い
十
分
と
が
る
こ
監督
護
の
す
る
メ
介
人
材
ト
が
に
都
道
府
県
関
す
指
導
地
域
包
括
支
援
持
タ
ー
権
限
セ
ン
ど
四
剰
継
親
抑
五
刊
な
そ
の
報
告
介護給付等対象サービス及び地域支援事業に係る人材の確保及び資質
三
量ともに確保することが重要である。このため、都道府県は、広域的観
供するものであるため、当該サービス及び地域支援事業に係る人材を質
介護給付等対象サービス及び地域支援事業は、人が人を相手として提
が当該サービスに係る人材の確保又は資質の向上を図るために講ずる措
このため、都道府県は、広域的観点から、当該サービスの事業を行う者
ため、当該サービスに係る人材を質量ともに確保することが重要である
介護給付等対象サービスは、人が人を相手として提供するものである
介護給付等対象サービスに係る人材の確保及び資質の向上に関するこ
点から、当該サービスの事業及び地域支援事業を行う者が当該サービス
置を支援するため、当該サービスに係る人材の養成、就業の促進等の当
六
及び地域支援事業に係る人材の確保又は資質の向上を図るために講ずる
該サービスに係る人材の確保又は資質の向上に関する総合的施策に取り
と
措置を支援するため、当該サービス及び地域支援事業に係る人材の養
組むことが必要である。この場合においては、市町村も、適宜、必要な
の向上に関する こ と
成、就業の促進等の当該サービス及び地域支援事業に係る人材の確保又
必要である。
並びに相談及び援助を適切に行うことができる体制の整備を図ることが
療サービス及び福祉サービスの適切な利用を促進するため、情報の提供
防l対l対及び認知症老人対策を推進することが必要である。また、保健医
ービスの提供に配慮することが必要である。特に、総合的な寝たきり予
活動の展開も含め、地域における総合的な保健医療サービス及び福祉サ
道府県は、介護保険事業の運営を核としながら、地域住民による多様な
様々な状態にある老人及びその家族を支援するためには、市町村及び都
介護保険事業の運営が健全かつ円滑に行われるようにするとともに、
ること
地域における総合的な保健医療サービス及び福祉サービスの提供に関す
施策に取り組むことが望ましい。
四
は資質の向上に関する総合的施策に取り組むことが必要である。この場
合においては、市町村も、都道府県と連携しながら、適宜、必要な施策
に取り組むこと が 望 ま し い 。
介護給付等に要する費用の適正化に関する事項
国民が負担した介護保険料や税金が真に要介護被保険者等の自立支援
に繋がる介護サービスとしてその価値を発拝できるよう、介護給付等に
要する費用の適正化を行うことは、介護保険制度の持続可能性を高める
観点から喫緊の 課 題 と な っ て い る 。
6
の
情
報
開
古
の
義務
付
介
護
け
等が
なさ
サ
ー
れた
ビ
と
事
業
者
等
ろ
ス
こ
であ
の
り
、
朝刊嘲嘲1
が必要である。
目標
値
の
設
定
ケアプラン
に、
に規定する老人
の
に規定する老
の作成又は推進に係る課題を分析し、
︵昭和五十七年法律第八十号︶
︵昭和三十八年法律第百三十三号︶
年
度
引
かつ、評価して、この結果を介護保険事業計画の作成に活用すること
人保健計画を い う 。 以 下 同 じ 。 ︶
福祉計画及び老人保健法
計画︵老人福 祉 法
る。この場合においては、現行の介護保険事業計画及び老人保健福祉
域の実情に応じた特色が明確にされた計画を作成することが必要であ
性及び地域づくりの方向性を勘案して、達成しようとする目的及び地
えるとともに、各々の市町村又は都道府県における地域的条件の特殊
介護保険制度において介護保険事業計画を作成する劫射痢創を踏ま
明確化
1
一介護保険事業計画の作成に関する基本的事項
介護保険事業計画の作成に関する事項
引。
活用等による介護給付等の適正化のための事業の一層の推進が必要であ
チェックの推進や国民健康保険団休連合会の介護給付適正化システムの
保険者及び都道府県におけるたゆまぬ努力が不可欠であり、
介護給付の適正化に当たっては、これらの法制度的な対応を踏まえた
入権限等が付与 さ れ た と こ ろ で あ る 。
創
要件の厳格化、指定等の更新制の導入、 事業者等に対する業務改善命令
指
定
等
さ
ら
H叫
第二
法
制
度
的
な
対
応
ど
し
て
設、
強
六
第二
介護保険事業計画の作成に関する事項
達成しょうとする目的及び地域の実情に応じた特色の明確化
一介護保険事業計画の作成に関する基本的事項
1
介護保険制度において介護保険事業計画を作成する蘭謝を踏まえる
とともに、各々の市町村又は都道府県における地域的条件の特殊性及
び地域づくりの方向性を勘案して、達成しようとする目的及び地域の
実情に応じた特色が明確にされた計画を作成することが必要である。
この場合においては、現行の介護保険事業計画及び老人保健福祉計画
︵老人福祉法︵昭和三十八年法律第百三十三号︶に規定する老人福祉
に規定する老人保
の作成又は推進に係る課題を分析し、か
計画及び老人保健法︵昭和五十七年法律第八十号︶
健計画をいう。以下同じ。︶
つ、評価して、この結果を介護保険事業計画の作成に活用することが
必要である。
了
た
め
の
平
成
二
十
立
地
の
埼
限
等
域において必要なサービスを整備することが必要である一方、
介護保
険施設については、より重度の高齢者に重点を置くこととする。さら
に、施設に入所した場合にも、施設での生活を在宅での生活に近いも
のとしていくことが必要である。これらとあわせて、高齢者の多様な
︵介護福
ニーズに対応するため、介護を受けながら住み続けることができるよ
各市町村は、平成二十六年度において、施設サービス
うな介護付き の 住 ま い の 普 及 を 図 る こ と が 必 要 で あ る 。
︵こ
祉施設サービス、介護保健施設サービス及び介護療養施設サービ
スをいう。以下同じ。︶、認知症対応型共同生活介護、介護専用型
特定施設における特定施設入居者生活介護、地域密着型介護老人
福祉施設入所者生活介護及び地域密着型特定施設入居者生活介護
の利用者数の合計の割合を、要介護二以上の認定者数の三十七%
各市町村は、平成二十六年度の施設サービス及び地域密着型介
以下とす る こ と を 目 標 と し て 設 定 す る 。
︵二︶
護老人福祉施設入所者生活介護の利用者数は、要介護二以上の者
について見込むものとし、その利用者数全体に対する要介護四及
び五の者の割合を七十%以上とすることを目標として設定する。
各都道府県は、都道府県介護保険事業支援計画においては、平
︵指定介護老人福祉施設、介護老人
及び地域密着型介
︵指定介護老人福祉施設及び地域密着型介護老人福祉
とすることを目標として
介護保険事業計画を作成するに当たっては、そのための体制の整備
介護保険事業計画の作成のための体制の整備
設定する。
施設については、合わせて七十%以上︶
五十%以 上
護老人福祉施設に係る個室ユニットケア型施設の定員数の割合が
保健施設 及 び 指 定 介 護 療 養 型 医 療 施 設 を い う 。 ︶
成二十六年度の介護保険施設
︵三︶
3
2
介護保険事業計画の作成のための体制の整備
介護保険事業計画を作成するに当たっては、そのための体制の整備
8