【随意契約及び契約情報公表の基準】 随意契約及び契約情報公表の

【随意契約及び契約情報公表の基準】
随意契約及び契約情報公表の基準については、契約事務実施要領において以下のとおり
定めています。
(随意契約によることができる場合)
第69条
契約が次の各号の一に該当する場合については、随意契約によることができる。
(1)
契約の性質若しくは目的が競争を許さない場合、緊急の必要による場合又は競争に
付することが不利と認められる場合で、次の一に該当するとき
ア
機構の行為を秘密にする必要があるとき
イ
産業財産権及びプログラム著作権等の保有者が他人にその利用を許諾していない場
合又はその利用権者が単独である場合であってその者と産業財産権及びプログラム著
作権等の利用を伴う物件の製作、役務の請負、物件の買い入れ又は借り入れをすると
き
ウ
人工衛星、ロケット等の飛翔体、航空機等又はこれらに係る設備の製造設備、製造
技術又は運用技術等を必要とする契約であって、当該設備又は技術を有する者が一に
限定されるとき
エ
継続的な研究開発に伴い締結する契約であって、過去の機構との契約において契約
相手方に蓄積された技術等を活用するものであり、かつ当該相手方以外に実施させる
ことが技術的、時間的又は経済的な理由により困難であるとき
オ
既存の設備又は製品等の維持、保守点検、整備、改修、機能付加、又は改善を行う
ための契約であり、当該設備又は製品等を製造した者以外では実施できないとき
カ
特定の販売業者以外では提供することができない物件の買い入れ、借り入れ又は保
守を行うとき
キ
電気、ガス、水又は電話に係る役務について、供給又は提供を受けるとき(提供を
行うことが可能な業者が一の場合に限る。)
ク
契約の相手方が法令又は当該契約の前提となる他の契約条件等により明確に特定さ
れるとき
ケ
外国で契約するとき
コ
当該場所でなければ事務又は事業を行うことが不可能であることから場所が限定さ
れ、供給者が一つに特定される賃貸借等の契約(当該契約に付随する契約を含む。)
サ
郵便に関する料金(信書に係るものであって料金を後納するもの。)
シ
再販売価格が維持されている場合又は供給元が一つの場合における出版元からの書
籍の購入
ス
共同研究を実施するにあたり、成果の最大化の観点から部門等会議等において特定
の契約の相手方が承認されているとき(大学、公的研究機関又は民間企業から研究開
発等を提案されている場合であって当該機関と共同で実施することによって当初計画
よりも有利な条件で事業を実施することができる場合又は相手方の発案の優位性を保
つ必要がある場合を含む)
セ
緊急の必要があるため、競争に付すことができないとき又は不利と認められるとき
ソ
現に契約履行中の工事、製造、役務の請負、物件の買い入れ又は借り入れに直接関
連する契約を現に履行中の契約者以外の者に履行させることが不利であるとき又は別
箇に実施することができないとき
タ
随意契約によれば、時価に比べて著しく有利な価格をもって契約をすることができ
る見込みがあるとき
チ
機構の業務を実施するにあたり、第三者が保有する資産等の整備又は改修を行う必
要のある契約であり、当該資産等の保有者又はその指定した者と契約を行うとき
ツ
訴訟その他係争等に関する契約であり、業務の性質上仕様を公開し競争を行うこと
が適当でないと認められるとき
テ
機構が過去に複数回締結した契約と実質的に同じ仕様の案件であって、過去の契約
を締結した際に一者応札又は一者応募が続いているとき
ト
法令等が特定機関からの調達を推進しているとき
(2)
実施予定額が少額の場合で、次の一に該当するとき
ア
実施予定額が 250 万円を超えない工事又は製造をさせるとき
イ
実施予定額が 160 万円を超えない財産を買い入れるとき
ウ
実施予定額(年額又はその期間が 1 年未満の場合は総額)が 80 万円を超えない物
件を借り入れるとき
エ
実施予定額が 50 万円を超えない財産を売り払うとき
オ
実施予定額(年額又はその期間が 1 年未満の場合は総額)が 30 万円を超えない物
件を貸付けるとき
カ
工事又は製造の請負、財産の売買及び物件の貸借以外の契約でその実施予定額が
100 万円を超えないものをするとき
2 競争に付しても入札者がないとき、再度の入札をしても落札者がないときは、随意契
約によることができる。この場合においては、契約保証金及び履行期限を除くほか最
初競争に付するときに定めた条件を変更することができない。
3 落札者が契約を結ばないときは、その落札金額の制限内で随意契約によることができ
る。この場合においては、履行期限を除くほか、最初競争に付するときに定めた条件
を変更することができない。
4
随意契約による場合は、契約相手方の選定につき第2章第1節の定めるところにより、
契約審査委員会の審査を受けるものとする。
(契約に係る情報の公表)
第 200 条
機構の支出の原因となる契約(機構の行為を秘密にする必要があるもの及び第
69 条第 1 項第 2 号に該当するものを除く。)を締結したときは、その日の翌日から起算
して 72 日以内に、次に掲げる事項を公表しなければならない。ただし、各年度の 4 月 1
日から 4 月 30 日までの間に締結した契約については、93 日以内に公表することができ
る。
(1) 工事の名称、場所、期間及び種別又は物品等若しくは役務の名称及び数量
(2) 契約担当者の氏名並びにその所属する部局の名称及び所在地
(3) 契約を締結した日
(4) 契約相手方の商号又は名称及び住所
(5) 契約相手方の選定方法
(6) 随意契約の場合は、契約事務実施要領もしくはコンピューター製品等の調達に関す
る契約事務実施要領における根拠条文及び理由
(7) 予定価格。なお、公表したとしても、他の契約の予定価格を類推されるおそれがな
いと認められるもの又は機構の事務又は事業に支障を生じるおそれがないと認めら
れるものに限る。
(8) 契約金額
(9) 落札率。なお、予定価格を公表した場合に限る。
(10) 関連公益法人等と随意契約を締結する場合において、機構の常勤役職員であったも
のが、契約を締結した日に契約相手方に役員として在職していれば、その人数。
2
公表は、機構のホームページにおいて公表するものとし、一定期間において締結した契
約をまとめて公表することができる。
3
公表した事項については、公表した日の翌日から起算して少なくとも 1 年が経過する日
までホームページに掲載しなければならない。