本文資料 - 国土交通省 関東地方整備局

記者発表資料
平成28年10月14日(金)
国土交通省関東地方整備局
利根川水系砂防事務所
神流川・鏑川流域における大規模土砂災害に備えた
合同防災訓練の実施について
近年、観測史上の記録を上回る大雨や集中豪雨が頻発し、これまで以上に国や地方自治
体等が連携・協力して、迅速で的確な対応を行うことが求められています。このため、関係各機
関の役割や情報伝達の検証を行うとともに、大規模な土砂災害が急迫した状況において、迅速
かつ円滑に対処できる防災対応能力の向上を図ることを目的に、大規模土砂災害を想定した
関係各機関との合同防災訓練を実施します。
○開催日時
平成28年10月19日(水)9:00開場 9:30開始
※豪雨、地震等の発生等により、延期する場合があります。
○開催場所
下仁田文化ホール
〒370-2601 群馬県甘楽郡下仁田町大字下仁田142
○参加機関
高崎市、藤岡市、富岡市、上野村、神流町、下仁田町、南牧村、甘楽町
群馬県、高崎警察署、藤岡警察署、富岡警察署、多野藤岡広域消防本部
富岡甘楽広域消防本部、陸上自衛隊、前橋地方気象台、関東地方整備局
利根川水系砂防事務所
○想定災害
大規模崩壊による河道閉塞(天然ダム)形成及び同時多発的な土砂災害
○訓練項目
迅速な情報収集及び関係機関への情報提供
土砂災害防止法に基づく緊急調査の実施
緊急調査結果による被害予測と応急復旧対策
○訓練方式
ほか
学習型防災訓練
発表記者クラブ
竹芝記者クラブ
神奈川建設記者会
渋川記者クラブ
刀水クラブ(群馬)
テレビ記者会(群馬)
問い合わせ先
関東地方整備局 利根川水系砂防事務所
副所長(技術)
鶴巻和芳(つるまき かずよし)
地域防災調整官
小渕光昭(おぶち みつあき)
電話: 0279−22−4177(代)
FAX:
0279−23−4791
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大規模土砂災害を想定した学習型防災訓練の概要
1.訓練の背景
■同時多発的な土石流や河道閉塞等の大規模土砂災害は、経験することが少
ない一方、ひとたび発生するとその被害は広範囲におよび、通常の土砂災害
対応に加えて多岐にわたる対応が求められます。
■平成23年5月、土砂災害防止法の一部改正・施行に伴い、大規模土砂災害が
急迫している状況下で、国または都道府県は、市町村が行う警戒避難を技術
面から支援することとなりました。
2.訓練目的
■土砂災害が頻発する昨今の状況に鑑み、国土交通省関東地方整備局、利根
川水系砂防事務所、群馬県、関係市町村および警察、消防、自衛隊、気象台
等の防災担当者が一同に会して大規模土砂災害に対する防災訓練を実施す
ることにより、
・関係機関との連携対応について確認を行う
・危機管理能力の向上に資する
ことを目的として実施します。
3.訓練開催日時・会場
訓練会場
■開催日時
平成28年10月19日(水)
9時30分∼16時
■会 場
下仁田文化ホール
群馬県下仁田町大字下仁田142
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4.訓練スケジュール
■開場・受付開始 9:30∼
開会挨拶
10:00∼
配付資料確認・進行上の注意事項等説明 10:05∼10:00
*学習型訓練
10:30∼15:30(途中1時間休憩)
アンケート調査・反省会
講評・挨拶・閉会
15:30∼15:45
15:45∼16:00
*学習型訓練とは、別紙参照
5.訓練対象地域
今回
■対象市町村:高崎市、藤岡市、富岡市
上野村、神流町、下仁田町
南牧村、甘楽町
■対象河川:神流川、鏑川
4年目
1年目
3年目
今 回(5年目)
2年目
今後の訓練実施方針
■職員の人事異動を考慮し、本訓練は毎年継続的に行う。
■関係機関との合同訓練は調整に時間を要するため、毎年1流域で持ち回りとする。
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別紙
学習型防災訓練とは
■ファシリテーター(司会進行役)が災害シナリオに沿って質問を投げ掛け、
訓練参加者に回答を求める質疑応答型の訓練です。
■特徴
・司会進行役の状況説明(シナリオ進行)を聞くことによって参加者全員が
災害対応行動等の流れを共有・理解できます。
・各機関の回答を全員が同時に聞くことによって、他機関がどのような対応
をしているのか理解できます。
・時間軸にとらわれないため、場面を区切った訓練ができ、その都度、補足
や解説を行うことにより理解度の向上が図れます。
司会進行役が災害状況(シナリオ)を説明
しながら訓練参加者に質問
司会進行役
指名された機関が状況を踏まえて対応
すべき行動を口頭で回答
回答者
■基本的な進め方
「進行者」と「訓練参加者」に分かれ、状況提示を行った上で、「進行者」が対
応について質問し、これに「訓練参加者」が回答する形式で進行する。このよ
うに、逐次対応する形で行うので、実時刻に基づいた進行とはなりません。