仕様書 - 熊本県

平成28年度「熊本県UIJターン就職支援センター」設置・運
営業務委託仕様書
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委託業務名
平成28年度「熊本県UIJターン就職支援センター」設置・運営業務委
託
2
本業務の目的
熊本県内の雇用情勢としては、元々若年者の県外就職率が全国的にも高い
水準にあるが、平成28年4月に発生した「熊本地震」の影響により、これ
まで以上に県内就職者の減少と、復興需要に伴う人材不足が懸念されるため、
早急に対策を講じる必要がある。
その一方、
「熊本地震」をきっかけに、故郷や家族への思いから熊本へのU
IJターンの思いを強くしている者も存在している。
そのような者をはじめとする熊本へのUIJターン就職希望者や人材を求
める県内企業等の窓口として、これまでのUターン窓口の機能を拡充し「熊
本県UIJターン就職支援センター」を設置することにより、熊本への人材
流入を促進する。
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本業務の履行期間
契約締結日から平成29年3月31日まで
4 本業務の対象者
(1)県外在住者で熊本へのUIJターン就職を希望する者
(2)UIJターン人材の受入を希望する県内企業等
(3)将来的なUターンが期待される県内高校や大学の学生
(4)若年求職者等を含むUIJターン就職希望者の保護者及び親族
5 本業務の実施場所
(1)熊本県UIJターン就職支援センター 熊本窓口
熊本市中央区水道町8−6 朝日生命熊本ビル1階
熊本県しごと相談・支援センター内
※熊本窓口のスペースは6.5平米程度
(2)熊本県UIJターン就職支援センター 東京窓口
東京都千代田区有楽町2丁目10−1 東京交通会館8階
ふるさと回帰支援センター内
-1-
※「くまもと移住定住支援センター」と同ブース(ブース面積は10平
米程度)
(3)
(1)及び(2)以外で本業務を実施するのに効果的な場所がある場合
は積極的に提案すること。
※ただし、
(1)及び(2)以外の場所に係る賃借料については、本業務
の対象経費とはならないため注意すること。
※(1)及び(2)以外の場所を提案する場合も、
(2)には必ず1名相
談員を配置すること。
※実施場所については、契約に際しての協議において、変更する場合が
ある。
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「熊本県UIJターン就職支援センター」の開設時期
平成29年1月上旬(予定)
7 本業務に当たって配置する人員
(1)熊本県UIJターン就職支援センター熊本窓口の人員体制
常時相談対応ができる人員体制とし、県内企業等やUIJターン就職希
望者に対する相談対応及び情報提供、熊本県内外での相談会等への参加並
びに県内外大学や高校の学生等への働きかけによるUIJターン就職希望
者の掘り起し、ハローワーク等各関係機関との連絡調整が可能な配置とす
ること。
(2)熊本県UIJターン就職支援センター東京窓口の人員体制
常時相談対応ができる人員体制とし、UIJターン就職希望者に対する
相談対応及び情報提供、首都圏での相談会等への参加並びに首都圏大学の
学生等への働きかけによるUIJターン就職希望者の掘り起し、ハローワ
ーク等各関係機関との連絡調整が可能な配置とすること。なお、東京窓口
における相談対応は「くまもと移住定住支援センター」の移住相談員1名
と連携して行うこと。
(3)熊本県UIJターン就職支援センターに従事する相談員
以下の条件を満たすものとする。
ア 熊本県の企業や暮らしに興味があり、かつその魅力を相談者に充分伝
えることができる者。
イ ワード、エクセル、パワーポイント、ブログやメール等、パソコン操
作ができる者
ウ 雇用保険法施行規則(昭和50年労働省第3号)第125条第4項第
1号ロ及び平成13年厚生労働省告示第319号第3号の規程に基づく
-2-
職業能力検定のうち、厚生労働省職業能力開発局長が指定したキャリ
ア・コンサルタント能力評価試験に合格した者又は同等の能力・経験を
有すると認められる者。
(4)
「熊本県UIJターン就職支援センター」が円滑に運営できるよう、事業
統括責任者を配置すること。また、相談員の資質の向上に努めるととも
に、必要に応じて相談員に対する研修を実施すること。
(5)その他、本業務を円滑に実施するために必要な人員を適切に配置するこ
と。
※熊本窓口、東京窓口の配置スペースはいずれも相談員1名のみであるた
め、その他必要な人員は、委託事業者の事務所内に配置すること。
8 本業務の範囲
(1)
「熊本県UIJターン就職支援センター」熊本窓口及び東京窓口の運営管
理
ア 窓口開設時間
・熊本窓口 10時00分∼19時00分(平日)
10時00分∼17時00分(土曜日)
(日曜日定休、祝日・年末年始休業)
・東京窓口 10時00分∼18時00分
(月曜日定休、盆・祝日・年末年始休業)
イ 備品等の使用管理
熊本窓口の運営において必要な備品等(机、椅子、パソコン、電話等)
については、受託者が必要に応じて用意すること。
東京窓口については、下記の備品等を県が別途用意し、受託者に貸与する。
なお、東京窓口において貸与された備品以外に、運営において必要な備品
等がある場合は県に協議のうえ、受託者が用意すること。
(東京窓口において県が用意する備品)
・机、椅子 1式
・ノートパソコン 1台
・携帯電話 1台
・災害対策用備品 1式
ウ 「熊本県UIJターン就職支援センター」の使用料等
熊本窓口については、電話料金及びインターネット回線料等は受託者が負
担する(回線工事(撤去も含む)等に係る費用も受託者が負担する)。
なお、熊本窓口の賃借料、共益費、光熱水費、諸費用(清掃費、塵芥処理
費・害虫駆除費)については県が別途負担する。
-3-
東京窓口については、県が別途負担する。
エ 「熊本県UIJターン就職支援センター」の利用者登録
「熊本県UIJターン就職支援センター」の利用者は、県が別途定める方
法により利用者登録をさせるものとする。ただし、登録は利用者に対して
強制するものではない。
オ 「熊本県UIJターン就職支援センター」の利用者登録情報の管理
エにより登録した利用者の情報はリスト化し、適正に管理するものとす
る。なお、このリストはUIJターン就職希望者や県内企業等への情報提
供を行う際に活用するものとするが、提供する情報の取扱いについては充
分注意すること。
カ 利用者数集計、利用者データの分析、利用者等へのアンケートの実施等
月毎の「熊本県UIJターン就職支援センター」利用状況や利用者登録状
況、その他各種データの集計結果等の業務の実施状況について定期的に県に
報告するほか、必要に応じて県から随時、求められるデータの収集や集計、
分析等に対応すること。
キ その他
その他、「熊本県UIJターン就職支援センター」の管理運営に必要な業
務を行うこと。
(2)「熊本仕事いいねっと」の運営(UIJターン就職関連のみ)
県が設置するホームページ「熊本仕事いいねっと」を活用し、UIJタ
ーン就職希望者や県内企業等に対する相談対応や情報提供を行うこと。
ただし、
「熊本仕事いいねっと」を活用する方法以外に、効果的かつ今年
度中に実行可能なホームページ作成等の取組みがある場合は積極的に提案
すること(「熊本仕事いいねっと」の改修・機能追加等も含む)。
※熊本仕事いいねっと http://furusato-shigotonet.jp/site_iinets
※「熊本仕事いいねっと」において「熊本県UIJターン就職支援センタ
ー」の利用者登録が可能(ただし、現行のシステムにおいてはUIJタ
ーン就職希望者のみに限る)。
(3)UIJターン就職希望者に対する相談対応及び情報提供
ア 「熊本県UIJターン就職支援センター」を利用するUIJターン就
職希望者に対する対面、電話、メール等での相談対応や情報提供を行う
こと。
イ 「熊本県UIJターン就職支援センター」を利用するUIJターン就
職希望者についての情報を管理し、継続的に相談者に対する情報提供や
就職・移住までの追跡調査を行うこと(移住については移住相談員と連
携のうえ実施すること)。
-4-
ウ
市町村の支援制度などUIJターン就職希望者に必要な情報を収集・
整理し、相談内容に応じて適切な情報を求職者等に提供するとともに、
必要に応じて移住相談員やその他の担当部署に繋げること。
ここで言う移住に必要な情報とは、住宅や子育て支援など移住後に必要
となる情報及びインターシップや合同就職説明会、短期移住など移住前に
必要となる情報も含まれる。
エ UIJターン就職希望者の希望に応じて、必要があればハローワーク、
県内ジョブカフェ・ブランチなどの就職支援組織につなぐこと。
(4)県内企業等に対する相談対応
ア UIJターン就職希望者の受入を検討している県内企業等に対し、相談
対応や情報提供を行うこと。
イ 県内企業等の希望に応じて、必要があればハローワーク、プロフェッシ
ョナル人材拠点、県内ジョブカフェ・ブランチなどの就職支援組織につなぐ
こと。
(5)県内企業等訪問による情報収集
県内企業等を訪問し、UIJターン就職希望者の受入希望等の情報を収
集し、「熊本県UIJターン就職支援センター」の利用者登録を促すこと。
(6)就職関連イベント等への参加によるUIJターン就職希望者の掘り起し
ア 県内外で開催される就職関連イベント等へ参加し、UIJターン就職希
望者を掘り起し、
「熊本県UIJターン就職支援センター」の利用者登録を
促すこと。
イ 県の依頼により、県や国が実施する就職関連イベント等へ参加し、ブー
スにおける対面相談などに応じること。
ウ 県が実施する首都圏における移住相談会・移住フェアに就職相談員とし
て参加すること(3回程度開催予定)。
(7)県外大学との連携
ア 熊本県との就職協定締結校を含む県外大学と連携し、本事業の周知広報
及びUIJターン就職希望者の掘り起し、並びに「熊本県UIJターン就
職支援センター」の利用者登録を促すこと。
イ 県の依頼により、大学が実施する就職関連イベント等へ参加し、ブース
における対面相談などに応じること。
(8)県内大学・高校との連携
県内大学及び高校の在学生並びに卒業生に対し、UIJターン(将来的
なものも含む)を促進するため、本事業の周知広報及びUIJターン就職
希望者の掘り起し、並びに「熊本県UIJターン就職支援センター」の利
用者登録を促すこと。
-5-
(9)就職決定者に対するフォローアップ及び定着支援
「熊本県UIJターン就職支援センター」利用者のうち、熊本にUIJ
ターン就職した者及び受入企業に対して、フォローアップを行うとともに
定着状況を把握すること。
(10)しごと開拓員との情報共有
県が配置するしごと開拓員と情報共有を行い、業務の実施に当たっては
連携すること。
(11)移住相談員との情報共有
県が配置する移住相談員と情報共有を行い、業務の実施に当たっては連
携すること。
(12)熊本労働局との情報交換
熊本労働局と適宜情報交換を行い、本業務を実施すること。
(13)その他関係機関との連携
県の依頼により必要に応じて関係機関と連携をとること。
(14)リーフレットの作成
ア「熊本県UIJターン就職支援センター」の取組みを紹介するリーフレ
ットを作成すること。
イ 作成部数は5,000部以上。
ウ 作成したリーフレットは、市町村への送付、就職関連イベントで配布
するなど、
「熊本県UIJターン就職支援センター」の取組みを広報する
のに効果的な使用方法をとること。
(15)広報
様々な手段を用いて対象者に本業務の内容をアピールし、活用を促すこ
と。
(16)愛称等の提案
以下について、提案すること。
・「熊本県UIJターン就職支援センター」の愛称
・「熊本県UIJターン就職支援センター」の熊本及び東京窓口の名称
(17)
(1)から(16)の業務の他に熊本への人材流入の促進に通じる取組みが
あれば積極的に提案すること。
(18)事業開始の際、県と協議のうえ事業全体の実施スケジュールを作成する
こと。
9 本業務の実績報告
(1)業務終了後、以下の書類等を提出すること。
① 業務完了届(別紙様式5)
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② 実績報告書<任意様式>
実施時期、数量(人件費含む)、内容等について記載。
③ 成果物
紙媒体及び電子媒体(CD−ROM)それぞれ提出。
④ 精算報告書(別記様式6)【参考様式】
※ただし、精算報告書の項目は企画提案書の内容を反映して契約時
に定めるものとする。
(2) 納期限 平成29年3月31日(木)
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委託料について
事業遂行後、事業の実績額が委託料を下回ったときは、その精算額をもって
委託料とする。
11 特記事項
(1)無料サービスの原則
本業務により提供するサービスについては、利用者に金銭負担を生じさ
せないことを原則とする。
(2) 秘密の保持等
受託者は、業務の処理上知り得た秘密を他人に漏らしてはならない。ま
た、委託者の承諾なしに、業務の処理過程において得られた記録等を他人
に閲覧させ、複写させ、又は譲渡してはならない。
(3) 個人情報の保護
受託者は、契約の履行に当たって、別添「個人情報取扱特記事項」を遵
守する。
(4)権利義務の譲渡等
受託者は、委託者の承諾なしに、契約により生ずる権利を第三者に譲渡
し、又は請け負わせてはならない。
(5)再委託等の制限
ア 再委託等の制限
受託者が本業務の一部を第三者に再委託する場合には、あらかじめ県に
対して書面により再委託の内容、再委託先(商号又は名称)、再委託先に対
する管理方法等必要事項を報告し、承諾を得なければならないものとする。
イ 中核的業務の再委託禁止
事業の統括業務及び相談対応業務は、本業務の中核となる業務であるた
め、再委託を認めないものとする。
(6)損害のために必要を生じた経費の負担
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業務の処理に関し発生した損害(第三者に及ぼした損害を含む。)のため
に必要を生じた経費は、受託者が負担する。
(7)本委託業務の経理の別について
この業務に係る経費を明らかにするために、他の経理と明確に区分して、
会計帳簿及び証拠書類を整備するものとし、本委託業務が終了した日の属
する会計年度の終了後5年間、これを保存しておかなければならない。
(8)本業務の引継ぎ
受託者は、本業務に係る契約の終了後、現在県のUターン窓口となって
いる「熊本県Uターン事務所」より必要な情報等の引継ぎを受けること。
また、他社に本業務の引継ぎを行う必要が生じた場合には、利用者の利便
性を損なわないよう必要な措置を講じ、円滑な引継ぎに努めるものとする。
具体的な内容については、受託者と県の協議によることする。
(9)権利の帰属等
本業務により作成された資料等に係る著作権は、原則として委託料の支
払いが完了したときをもって委託者から県に移転するものとする。
また、受託者が委託料により購入した備品等のうち、県が指定したもの
については、本業務に係る契約が終了したときをもって、県に帰属するも
のとする。
12 その他
(1)委託期間中及び期間の終了後において、委託者が必要と認める場合は、
受託者に対しこの業務に関し必要な報告を求め、又はその職員が受託者の
事務所に立ち入り、帳簿、書類その他の物件を調査させることができる。
(2) 当仕様書に定めのない事項、又は当仕様書に定める業務の実施に当た
って必要な詳細事項及び疑義が生じた場合は、遅滞なく委託者及び受託者
が協議し解決する。
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(別添)
個人情報取扱特記事項
(基本的事項)
第1 受託者は、個人情報(個人に関する情報であって、特定の個人が識別さ
れ、又は識別され得るものをいう。以下同じ。)の保護の重要性を認識し、
この契約による業務を実施するに当たっては、個人の権利利益を侵害する
ことのないよう、個人情報を適正に取り扱わなければならない。
(秘密の保持)
第2 受託者は、この契約による業務に関して知ることのできた個人情報を他
に漏らしてはならない。この契約が終了し、又は解除された後においても、
同様とする。
(収集の制限)
第3 受託者は、この契約による業務を行うために個人情報を収集するときは、
その業務の目的を達成するために必要な範囲内で、適法かつ公正な手段によ
り行わなければならない。
(適正管理)
第4 受託者は、この契約による業務に関して知ることのできた個人情報の漏
えい、滅失及びき損の防止その他個人情報の適正な管理のために必要な措
置を講じなければならない。
(利用及び提供の制限)
第5 受託者は、委託者の指示又は承諾がある場合を除き、この契約による業
務に関して知ることのできた個人情報を契約の目的以外の目的に利用し、
又は第三者に提供してはならない。
(複写又は複製の禁止)
第6 受託者は、この契約による業務を処理するために委託者から引き渡され
た個人情報が記録された資料等を委託者の承諾なしに複写し、又は複製し
てはならない。
(再委託の禁止)
第7 受託者は、この契約による業務を行うための個人情報の処理は、自ら行
うものとし、委託者が承諾した場合を除き、第三者にその処理を委託して
はならない。
(資料等の返還等)
第8 受託者は、この契約による業務を処理するために委託者から引き渡され、
又は受託者自らが収集若しくは作成した個人情報が記録された資料等は、
業務完了後直ちに委託者に返還し、又は引き渡すものとする。ただし、委
託者が別に指示したときは、その指示に従うものとする。
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(従事者への周知)
第9 受託者は、この契約による業務に従事する者に対して、在職中及び退職
後において、この業務に関して知ることのできた個人情報を他に漏らして
はならないこと、契約の目的以外の目的に使用してはならないことその他
個人情報の保護に関して必要な事項を周知するものとする。
(実地調査)
第10 委託者は、必要があると認めるときは、受託者がこの契約による業務
の執行に当たり取り扱っている個人情報の状況について、随時実地に調査
を行うことができる。
(事故報告)
第11 受託者は、この契約に違反する事態が生じ、又は生じる恐れがあるこ
とを知ったときは、速やかに委託者に報告し、委託者の指示に従うものと
する。
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