別紙2 港区政70周年を機に、兼高 かおる氏、四世 石田 不識氏を 港区名誉区民に選定しました 港区名誉区民は、「港区名誉区民条例」に基づき、区民生活及び文化の発展向上に卓絶した 功績のあった人に対し、その功績をたたえ、区民の敬愛の対象として贈られる称号です。 この度、港区政70周年を契機に、名誉区民の選定を適正に行うために、港区名誉区民候補者 選考委員会を開会し、審議の結果、兼高 港区国際交流協会会長)と四世 石田 かおる(かねたか 不識(よんせい かおる)氏(ジャーナリスト、 いしだ ふしき)氏(選定保存技術 「琵琶製作修理」保持者)を候補者として選考、平成28年港区議会第3回定例会において「港 区名誉区民の選定の同意について」を議案として提出し、港区名誉区民に選定しました。お二 人の主な功績は下記のとおりです。 区では、今回選定したお二人の顕彰を、港区政70周年記念式典(平成28年12月4日開催予定) において行う予定です。 なお、港区名誉区民条例は、昭和51年3月31日に施行され、これまで、昭和54年3月16日に港 区名誉区民第1号として、故小田 に第2号として、故中 清一(おだ 瑞真(なかだい きよかず)氏(元区長)を、平成8年12月10日 ずいしん)氏(重要無形文化財「木工芸」保持者) を選定し顕彰しています。 記 港区名誉区民 (1) 兼高 かおる(かねたか (本名 88 歳 髙 かおる) ローズ(かねたか ろーず)) 港区六本木在住 ① 功績 兼高かおる氏は、海外旅行が自由化される昭和 39 年以前から世界各国を訪問され、多様 な情報を発信されるなど、国民にとって海外を身近なものとし、日本の国際観光事業の発 展に大きく寄与されました。また、その経験を生かし、港区国際交流協会の会長を長年に わたり務められ、港区の国際化の推進に果たされた功績は極めて顕著であり、区民から郷 土の誇りとして、広く尊敬を受けるものです。 ② 略歴 昭和 3 年 兵庫県神戸市で出生 昭和 34 年 テレビ番組「兼高かおる世界の旅」放送開始(平成 2 年まで 31 年間放送) 昭和 42 年 文化庁芸術選奨新人賞受賞 昭和 60 年 外務大臣表彰受賞 1/2 平成 2 年 菊池寛賞受賞 平成 3 年 文化庁芸術選奨文部大臣賞受賞 紫綬褒章受章 平成 4 年 港区国際交流協会会長 平成 7 年 港区政五十周年記念事業実行委員会委員長 平成 23 年 日本旅行作家協会名誉会長 (2) 四世 (本名 78 歳 石田 石田 不識(よんせい いしだ ふしき) 勝雄(いしだ かつお)) 港区虎ノ門在住 ① 功績 四世石田不識氏は、長年にわたり港区に工房を構え、日本でただ一人の琵琶製作修理の選 定保存技術保持者として日本の伝統技術の保持、伝承に力を尽くされるなど、日本の伝統 文化の発展向上に果たされた功績は極めて顕著であり、区民から郷土の誇りとして、広く 尊敬を受けるものです。 ② 略歴 昭和 12 年 青森県八戸で出生 昭和 28 年 宮大工の修行を始める 昭和 39 年 義父の三世石田不識に師事 昭和 45 年 四世石田不識を名乗り、琵琶製作修理に従事 昭和 46 年 日本琵琶楽協会会員 平成 5 年 港区中小企業技術功労者表彰受賞 平成 15 年 文化庁長官表彰受賞 平成 18 年 選定保存技術「琵琶製作修理」保持者(人間国宝)認定 平成 20 年 旭日双光章受章 平成 26 年 青森県文化賞受賞 2/2
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