PDFで大きく見る(印刷にも最適です)

失語症会話パートナーを
してみませんか!?
失語症という障害をご存知でしょうか。脳卒中(脳出血・脳梗塞)や交通事故など
により、主に左大脳が損傷されると起こります。失語症になると話を聞くこと、話す
こと、読むこと、書くこと、そして、計算が難しくなります。「住所はどこですか?」
と尋ねられても「じゅうしょ?じゅうしょって何?」と理解が困難になります。コー
ヒーが飲みたいのに「コーヒー」という言葉が出なかったり、「コーヒー」の代わり
に「こうちゃ」と言ってしまったりします。そして、これまで、毎朝、読んでいた新
聞も「???」読めなくなったりします。場合によっては自分の名前も思い出して書
けなくなります。
失語症会話パートナーはこのような障害を持つ方々をサポートします。失語症のあ
る方々はご家族とともに障害を持ちながら一生懸命、生活しておられます。ですが、
失語症のために「一人で行動できない」、「家に閉じこもりがちなる」、「家族の間
でも意思疎通ができない」、「話し相手がない」という状態に落ちいっています。失
語症会話パートナーはこのような状態の失語症者の方々の話し相手になったり、一緒
に行動したりすることで社会参加をうながしていきます。そして、失語症の方々は社
会参加することで言語機能に良い刺激を受けることも可能になります。
歩行が困難な方には車いすが、視覚障害者の方々には盲導犬が、難聴者の方には補
聴器や手話通訳が整い、社会はバリアフリー化が進んでいます。しかし、失語症の方
々にはそのバリアフリー化が進んでいるとは言いがたい状況です。失語症会話パート
ナーはそのバリアフリー化の一助になると思います。ですが、失語症会話パートナー
は誰でもすぐになれるものではありません。失語症について基本的知識を身につけ、
コミュニケーション手段とスキルを学習し、実際に失語症の方々との会話を行うこと
で初めて可能になります。
私たちは今回、京都で初めて失語症会話パートナー養成講座を下記のように企画し
ました。ご賛同いただける方々に是非、ご参加いただければ幸いです。
1
2
3
4
5
記
研修 「失語症会話パートナー養成講座」
期日 平成 28 年 11 月 26 日(土)
「失語症についての基本的知識」(午後2時 30 分~午後4時)
平成 28 年 11 月 27 日(日)
「コミュニケーションの工夫・手段」(午前9時 30 分~12時)
「実習」(午後1時 30 分~4時)
会場
京都光華女子大学慈光館6F 太子堂
〒615-0882 京都市右京区西京極葛野町 38
申し込み 京都光華女子大医療福祉学科言語聴覚専攻 瀧澤透まで
TEL:075-366-2704 FAX:075-325-5138 E-mail:[email protected]
主催:京都府言語聴覚士会 京都ボランティア協会
京都光華女子大医療福祉学科言語聴覚専攻