特集 豊田市予算編成に対する要望 (新規要望を中心に抜粋) 3. 交流人口増大に向けた取り組み ①ラグビーW杯2019開催に向けた来訪者受入環境整備推進組織の早期設置 ★開催に向けた気運の盛り上げと、国際イベント受け入れ・おもてなし環境の整備 日本経済がデフレからの脱却に足踏みを続けるなか、豊田市の経済は基幹の自動車産業を中心に比較的堅調な推移をみせ ています。 しかしながら、今後急速な進展が見込まれる「人口減少と超高齢化」 という大きな構造的課題に加え、 自動車産業も国 内市場の縮小や国際競争の激化、国内生産拠点の分散化といったさまざまな課題に直面しており、豊田市の持続的な成長へ の影響が懸念されます。 このような状況に鑑み、当所は当地域を支える中小企業や小規模事業者が抱えるさまざまな課題を的確に捉え、迅速に対応 していくことが何よりも重要であると考えます。今回の要望事項においても中小企業や小規模事業者への支援を最優先に掲げ、 補助金・助成金制度を最大限に活用できる環境づくりや、 自動車に次ぐ新たな産業の育成、 ラグビーW杯2019に向けた観光振 興による商業活性化などを掲げました。 豊田市との密接な連携のもと、市内経済を支える企業への支援を商工会議所活動の柱に据え、地域の持続的な発展に向け た諸課題の解決に取り組んでまいります。 ●施設誘導案内の整備 (駅前の観光マップ看板・まちなかコンシェルジュ設置) ●外国人受入体制の充実 (Wi-Fi環境整備・表示の多言語化・通訳ボランティア育成) ★来訪者誘客に向けた観光地(ex.足助・松平)の インフラ整備、観光ルートの構築 ②豊田市全域の観光振興をまとめる新観光組織の 一刻も早い活動の開始 1. 中小企業・小規模事業者への支援 4. 環境への取り組み及び地域創生 ①中小企業等が補助金・助成金制度を最大限に活用できる環境づくり ①環境モデル都市に相応しいオール豊田での取り組みの推進 ★中小企業(特に市内70%強の小規模事業者)に向けた支援策の充実 ●国の補助金制度に合わせた “豊田市版小規模事業者持続化補助金制度” の創設 ●設備投資融資に対する利子補給等、創業に係る補助金制度の創設 ●補助金申請手続きの簡略化 ②自動車に次ぐ新たな産業の育成に向けた産業振興策の推進 ★第2・第3の産業の柱の誘致(ロボット、環境・エネルギー、医療・薬品製造業等) ●大胆な規制緩和、特区指定等企業誘致に向けた市の取り組みの推進 ●新たな土地の造成による誘致環境の整備 ★中山間地の過疎対策を兼ねた産業型農林業の育成拡大(規制緩和並びに補助制度の導入) ③世界に誇る当市の「ものづくり」を象徴する長期的視点に立った総合施設の建設 ★「ものづくり歴史館」や、ものづくり関係機関を集約した総合施設の建設(豊田東高校跡地) ★燃料電池車(FCV)等次世代自動車の普及に向けた各種施策の実施 (補助金制度継続、水素ステーション整備支援) ★太陽光発電システム、家庭用エネルギー管理システム(HEMS)、 家庭用燃料電池、蓄電池の普及促進導入補助制度の継続等 ★バス・タクシー事業者向けの次世代車両導入補助金の検討 ★エコアクション21の取り組み推進 ②地方創生及び安全な地域づくり ★定住人口の減少に歯止めをかけるため住宅取得促進に 資する区域の拡充 ●農地転用規制 現在10,000㎡以上を5,000㎡以上に ●区画整理事業の着実な推進 ●上記施設に「豊田市少年少女発明クラブ」等のものづくり学習教育関係機関の集約も検討 2. まちづくりへの取り組み ①第2期豊田市中心市街地活性化基本計画と都心環境計画の有機的連携 ★ラグビーW杯2019開催に向けた豊田市駅周辺整備計画スケジュール・予算の明確化 ★シネコンの活用策(ex.ライブハウス等の検討) ・集客促進策の検討 ★公共施設を含めた集客施設の有効活用、 リノベーションまちづくり事業への継続支援 ★再開発施設管理運営法人の連携強化の仕組みづくり ②商業振興策の推進 ★準工業地域における大規模集客施設の立地規制 ★大型店の進出や改装計画の情報提供、 大型店・チェーン店等の地域貢献義務付け 2 とよたcci.mail 2016/10月号 9月1日、当 所 正 副 会 頭は本 要 望 事 項 を 豊 田 市 長・議 長 並 びに市 議 会 各 会 派 へ 手 渡 し、説明を行いました。 この要 望は部 会ごとにヒアリ ングしてまとめた商工会議所会 員の総意であり、平成29年度の 予 算 編 成 への反 映を目指 すも のです。 とよたcci.mail 2016/10月号 1
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