夏 休 み に 親 子 で 工 場 見 学 地 域 の け ん 引 役 創 出 女 性 の 活 躍

チェンバーズネットワーク
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いわき(福島県)
地域のけん引役創出
企業活性化プロジェクト始動
いわき商工会議所は7月 日、
会員企業の経営力強化を図る「企
育成を目指す。
支援計画」のモデル事業として、
産業省から認定された「経営発達
トさせた。プロジェクトは、経済
し、東日本大震災後の風評被害で
1597社の経営状況などを調査
社。同所の経営指導員が会員企業
品、 相 馬 屋、 か ね ま ん 本 舗 の 5
選 定 さ れ た 企 業 は、小 名 浜 包
装 資 材、い わ き 魚 類、 西 野 屋 食
5年間実施する。今年度は、いわ
販路を失いながらも、自律的な経
業活性化プロジェクト」をスター
きの復興のけん引役となる意欲あ
営を目指してさまざまな取り組み
を行う。業種に応じて企業の成長
までの4カ月間で6回の研修講座
代表取締役専務執行役員CFOの
元富士フイルムホールディングス
統括アドバイザーには同市出身で
を行っている企業を選んだ。また、
る事業者を5社選定し(5年間で
月
基盤を見極めながら、事業者、コ
髙橋俊雄氏を迎え、研修で、
「現
社 選 定予 定 )
、経営者らに
ンサルタント、経営指導員が一体
状認識の共有、共感」
「 事 業目標
めた。
役となることを願う」と期待を込
もに、事業所が地域経済のけん引
三、
四鳥となることを目指すとと
や事業所の成長基盤強化など一石
ら』を念頭に、経営指導員の成長
創生はいわきの強い企業づくりか
同日行われた開講式のあいさつ
で同所の小野栄重会頭は、
「
『地方
図っていく。
や 組 織 力 強 化、事 業 戦 略 構 築 を
の共有化」など、マネジメント力
となって、次世代を担う経営者の
京都(京都府)
立川(東京都)
年 か ら 毎 年、市 内の 小 学 生
とその保護者を対象に実施してい
成
に興味を持ってもらいたいと、平
る中、少しでも理科やものづくり
夏休みに親子で工場見学
ものづくりへの興味高める
立川商工会議所は8月 日、「夏
休み親子工場見学会」を開催し、
組 人の親子が参加した。同事
業は、若者の理科離れが深刻化す
る。
会 場 と なったの は、 道 路 信 号
機や鉄道機器、パーキング・メー
ターなどを製造する同所会員企業
である交通システム電機の立川事
業所。工場見学では駐車機器の内
部構造を見たり、電車の非常停止
ボタンを押したりして仕組みを学
んだ。子どもたちは、普段高いと
ころにある道路信号機を間近に見
て、その大きさに驚いたり感心し
たりしていた。工場見学後には親
子で鳥の模型をつくる工作体験に
取り組み、ものづくりの楽しさを
体感した。
同所の林愛子副会頭は、同事業
について「この親子工場見学会で
知った会社を好きになり、就職に
つながったケースもある。子ども
たちには、夏休みの良い思い出に
してもらうとともに、地域には商
工会議所やいろいろな企業がある
業の元気や発展につなげたい」と
ことを知ってほしい」と話した。
ジャーを中心とした専門家チーム
今 後の意気込みを語った。また、
から 年たち、女性は経済成長を
は、
「男女雇用機会均等法の施行
主 催 者 を 代 表 して田 中 元 副 会 頭
による個別支援を実施。ほかにも、
国、京都府、京都市、経済団体な
どが有する支援制度や組織力を生
「職
開所式で中西センター長は、
場で女性の個性と能力が十分に発
かし、サポートを行っていく。
務局を担うのは、同所、京都府、
揮される環境づくりを支援し、企
の策定・届け出が努力義務となっ
同法に基づく一般事業主行動計画
「女性活躍推進法」
今 年 4 月、
が全面施行となり、中小企業でも
した。同所では平成 年から、本
がお見合いするお見合い会を実施
加賀商工会議所では8月5日、
婚活中の子どもに代わって親同士
躍応援計画」をより具体的に推進
するために設置されたものだ。事
担う立場となった。ここに知恵と
力を結集し、積極的な取り組みを
展開したい」と協力を呼び掛けた。
当日は、息子を持つ親 組、娘を
募集開始から多くの反響があり、
の要望を受けて企画したもので、
親同士のお見合い会実施
加賀(石川県)
京都市、京都労働局。同ベースに
は、社会保険労務士などが常駐し、
さまざまな支援を行っていく。官
民一体となって拠点を設け、女性
支援に取り組む例は全国でも初め
た。これにより、計画に沿って女
人同士の婚活パーティーを 回開
子どもの婚活を応援
性社員が能力を高め、長く働き続
催、100組以上のカップルを誕
30
女性の活躍推進へ
拠点開設で支援強化
京 都 商 工 会 議 所 な どは8 月
日、府内の企業における女性活躍
支援の拠点となる「京都ウィメン
ズベース」を新設。開所式を実施
し、同所女性会の中西たえ子会長
がセンター長に就任した。
てということもあり、今後の活動
けられる職場環境づくりを進める
生させているが、今回のような取
が注目されている。
石義雄京都商工会議所会頭、田中
ことで、女性のみならず、男性に
り組みは初の試みだ。
同ベースは平成 年3月、行政
や 経 済 団 体 が 連 携 して 発 足 し た
田鶴子京都商工会議所元副会頭)
」
とっても働きやすい職場環境を創
において策定された「京都女性活
造。活力ある組織、人材の確保・
出会いが少ない子どもの代わり
に縁談を探してあげたいという親
定着、ひいては業績向上へとつな
がるメリットが見込まれている。
しかし、自社のみで計画策定に
関わる一連の作業を実施するには
ハードルが高く、策定はあまり進
んでいない。そのため同ベースで
は、
「 事 業 主行 動 計 画 策 定 支 援 事
業」として、女性活躍推進の知識
と経験を持つ女性活躍応援マネー
21
19
20
21
「輝く女性応援京都会議(代表 立
38
持つ親9組が参加した。会場には
相談コーナーや地域の結婚支援情
報を提供するブースも設置。相談
コーナーでは親のさまざまな悩み
に応えた。実施後のアンケートで
は「また参加したい」との回答が
・6%と好評。参加者の約8割
が連絡先を交換し、そのうち半分
は本人同士を会わせようというこ
とになり、交際がスタートした報
告も1件あったという。
「親同士のお見合いも
同所は、
出 会 い の きっか け に な れ ば と 思
う。来年も実施したいと考えてい
る」と話している。
52
2016.10
2016.10
53
17
14
10
▲開所式に出席した立石会頭(中央)
、田中元副会頭(右から3人目)
、中
西センター長(左から4人目)ら
24
▲企業の武器となる強みを討議する参加者ら
26
▲道路信号機に使われる基盤の組み立て方を教わる
▲相談コーナーでは婚活プロジェクト実行委
員が対応した
86
27
▲交通システム電機が製作している道路信号機
20