実践真宗学研究科シンポジウム ちらし裏面

 今年度の龍谷大学大学院実践真宗学研究科公開シンポジウムは「お寺ってなんだ !? ∼求められる寺院のす
がた∼」をテーマに開催いたします。
社会状況の変化―人口の流動化や、
「家」
、
「家族」意識、地域コミュニティのあり方の変化等―とともに、
宗教施設としての寺院を取り巻く環境も大きく変化しています。その変化は、伝統的な寺院の活動・運営の
大きな課題となるとともに、寺院に対する社会からの新しいニーズや期待も生じさせています。そのような
状況を受けて、宗教者、宗教施設もさまざまな実践を行うようになってきました。今日では、従来の枠を超
えた地域社会や、より広く社会一般に向けた活動も多く見られるようになりました。
そこでこのシンポジウムでは、寺院の本質的意義とは何か、人びとが寺院に何を求めているのかという問
いを、宗教社会学、社会学、仏教者・僧侶それぞれの立場から広く提言を頂き考えていきます。
寺院がこれまで担ってきた役割とは何か、これからの社会において果たしうる役割とは何かを見つめなお
し、「求められる寺院のすがた」を明らかにすることで、寺院の可能性に目を向け、今後の実践の契機となる
ことをめざします。多くのみなさまのご来場をお待ちしています。
パネリスト
櫻井義秀氏
北海道大学大学院文学研究科 教授
【専 門】 宗教・文化社会学
【経 歴】 北海道大学大学院文学研究科行動科学専
攻博士後期課程中退。文学博士。北星学
園女子短期大学専任講師、北海道大学文
学部専任講師、助教授を経て現職。
「宗教
と社会学会」会長、常任委員、国際宗教社
会学会(SISR)理事(日本・アジア地区代
表)等を歴任されている。近著(共編)
『人
口減少社会と寺院』では、現代の人口減少
社会における「寺院仏教」の展望を提示さ
れた。
【著書等】 櫻井義秀・川又俊則 編『人口減少社会と
寺院 ―ソーシャル・キャピタルの視 座か
ら』(法蔵館、2016年)、
『タイ上座仏教
と社会的包摂―ソーシャル・キャピタルと
しての宗教』(明石書店、2013年)等多
数。
コメンテーター
山口洋典
藤丸智雄氏
氏
立命館大学共通教育推進機構 准教授
浄土真宗本願寺派総合研究所 副所長
【専 門】 社会心理学、国際ボランティア、都市計画
【経 歴】 大阪 大学大学院 人間科 学 研 究 科ボラン
ティア人間科学講座博士課程後期課程修
了、博士(人間科学・大阪大学)取得。宗
教法人應典院(浄土宗大蓮寺塔頭)主幹、
同志社大学大学院総合政策科学研究科准
教授等を経て現職。大阪府文化振興会議
委員、大阪府市統合本部都市魅力戦略会
議アーツカウンシル検討ワーキンググルー
プ委員等、公職にも多数就任されている。
【著書等】 「地 域社会と寺院」(大谷栄一・藤本頼
生 編『地 域 社 会をつくる宗 教 』明 石 書
店、2012年)、
「開かれた宗教空間を生み
出す」
(西村仁志 編著『ソーシャル・イノ
ベ ー ション が 拓く世 界 』法 律 文 化 社 、
2014年)等。
【専 門】 仏教学
【経 歴】 東京大学大学院博士課程印度学仏教学専
攻満期退学。教学伝道研究センター(現、
浄土真宗本願寺派総合研究所)研究員、
上級研究員等を経て、現職 。岡山理科大
学非常勤講師、武蔵野大学非常勤講師も
勤められている。浄土真宗本願寺派におけ
る宗勢 基 本 調 査、過 疎 地 域の寺院 調 査
等、本願寺派寺院の現状に関する調査に
関わられている。
【著書等】 小林正弥監修・藤丸智雄 編『本願寺白熱
教 室 ――お 坊さんは 社 会 で 何 をするの
か?』
(法蔵館、2015年)、
『ボランティア
僧侶――東日本大震災被災地の声を聞く』
(同文館、2013年)等。
コーディネーター
葛野洋明
貴島信行
龍谷大学文学部 教授
龍谷大学文学部 教授
【専門分野】 真宗学、真宗伝道学
【経 歴】 龍谷大学大学院文学研究科真宗学専攻修
士課程修了。文学修士。龍谷大学非常勤講
師、浄土真宗本願寺派教学伝 道研究セン
ター委託研究員を経て、現在は龍谷大学文
学部教授、中央仏教学院講師、本願寺派布
教使課程専任講師、本願寺派布教使、大阪
府真行寺住職。
(共著・本願寺
【著 書 等】 『やさしく語る親鸞聖人伝』
出版社・2011年)『み仏の声を聞く』
(百華
苑、1997年)等。
【専門分野】 真宗学、真宗伝道学
【経 歴】 龍谷大学大学院文学研究科真宗学専攻博
士後期課程満期依願退学。文学修士。浄土
真宗本願寺派教学伝道研究センター(現、
浄土真宗本願寺派総合研究所)主任研究員
等を経て、現職。
(共著・龍谷大学文化研
【著 書 等】 『親鸞とアメリカ』
究所、1996年)、
『親鸞』
(共著・真宗教団
連合、2009年)
〈入試日程〉
入試種別
春期試験
一般入試
社会人入試
出願期間
(締切日消印有効)
試験日
合格発表
2017年1月10日
(火)∼
1月20日
(金)
2017年2月19日
(日)
2017年2月25日
(土)