建築資格研究会

2016.10.10
建築資格研究会
1.建築資格研究会とは
建築資格研究会は、建築業界(設計事務所、ゼネコンなど)に長年勤務した仲間(5名)が、今までの経験を活かして「建築を志す
若い方の育成に少しでも寄与したい」という趣旨から2015年1月1日に研究会として設立しました。若手の建築関係者に聞取り調査
をした結果、大多数の方から「一級建築士の格安講座を開いてもらいたい」との意見がありました。そこで、「1級建築士」を取得す
るための講座をインターネットを通して無料で提供しようとなり、5名が実行委員となり、寄付金200万円を出資してホームページ(以
下HPという)を開設しました。結果的に2015年の1年間は全て無料で公開しましたが、HPの維持管理と過去問の使用許諾※のた
め、2年目から「会員講座」を組込み、年会費を2万円(翌年継続する場合は1万円/年)としました。このようなHPとして極めて会費
が安いのは、音声解説を除く全ての資料を実行委員が無償で作成し、会費の全額をHP維持管理費だけに利用しているからです
(当研究会は利益を追求する企業ではありません)。
※過去問の使用は、公益財団法人建築技術教育普及センター(以下センターと言う)から許諾を受けております。
2.聞取り調査での要望と対応
2015年の聞取り調査の結果では、次の要望が集まりました。
① 業務が忙しく時間が取れないので、過去問が一目で見れるような資料を取りまとめてもらいたい。
② 通勤時にはスマホ、昼休みはパソコンで何時でも何処でも見れる講座にしてもらいたい。
③ 他社多くの講座は、数十万円と高額なため、無料講座が無理なら1ヶ月のお小遣い程度にして欲しい。
⇒HP公開後に、資料は「PDF化とプリント打出し」できるようにして頂きたいとの要望があり、そのように修正しました。
3.構造設計1級建築士、設備設計1級建築士、2級建築士の追加
2015年のHP公開後から現在まで多くの方から「構造設計1級建築士、設備設計1級建築士、2級建築士」の講座も開設して頂きた
いとの意見がありました。それを受けて、センターから過去問掲載の使用許諾を頂くことを条件に、2017年から「構造設計1級建築
士、設備設計1級建築士、2級建築士」の講座を組込むこととしました(会員講座での過去問と解説)。
※2級建築士 ⇒ 実務4年 ⇒ 1級建築士 ⇒ 実務5年 ⇒ 構造設計1級建築士・設備設計1級建築士
4.1級建築士の講座概要
本講座は、上記の構造設計1級建築士、設備設計1級建築士、2級建築士の講座も組み込みますが、あくまで主体は1級建築士
の講座となってます。その最大の特徴は、次の通りです。
① 学科講座
学科講座は、5科目の過去問20年を分析して取りまとめた「項目別一覧表」や、法規の過去問20年を法文で分類した「出題法文一
覧表」等があります。出題法文一覧表は、過去20年という範囲で、その法文の出題確率を数値しており、他に例のない資料となっ
ています。また、数秒で全ての法文を簡単に引く法令集の作り方なども紹介してます。
② 製図講座
他社の製図講座は、多くの予測課題を毎週作図させるという手法を取ってます(当たり外れのない予測法、結果的に何が出るのと
いう疑問が残る)。本講座は、予測課題の提示と共に、もう一歩踏み込んで「80%以上ズバリ的中する予測課題の解説」を組込ん
でいます。最終的に、ここを読んで頂くと、本年度の出題傾向が把握できると言うものです(試験終了後に検証)。
5.「ひと休み建築実務の話」の組込み
研究会は、当初「建築実務の解説」をするHPを作ろうとしました。しかし、聞取り調査の結果、「建築実務の話」よりも「1級建築士の
資格講座」にして欲しい要望が大多数でした。実行委員からは、「約30年の実務ノウハウを何らかの形で伝えたい」となり、実務内
容から1級建築士を目指すのに参考となるテーマを抽出し、「ひと休み建築実務の話」を組込みました(無料講座へアップ)。
6.おわりに
当講座を開設して、1年半が経過しました。会員の方には、学科で2年、製図で3年学校に通い、200万円以上を掛けても合格でき
ず、もうあきらめようとしたとき、当講座をネットで見つけて再度学科からチャレンジしようという気持ちになったと言うメールを頂きまし
た。当講座は、そのような方にも再度試験にチャレンジしたいと思えるようなHPにしていきます。また、講座は、皆様からの意見を
取り入れ、より良い講座になるよう常に修正します。
なお、研究会は利益を追求する企業ではございません。実行委員は全員が現役サラリーマンであり、資料作成は休日等に行って
います。事務局は、1日1回必ずメールを見るようにしていますが、メールの対応では時間を要することもあるので、ご理解下さい
(電話対応はしていません)。また、ホームページを作成してもご利用頂けないと意味がありません。この講座が「役立った」と思わ
れましたら、是非、口コミで宣伝して頂けますようお願い申し上げます。
「建築資格研究会」実行委員