「HEALTH」6号を発行しました

川越工業高等学校 ほけんだより 6号
10月の保健目標
*目を大切にしよう!
平成28年10月3日
知っていますか?
朝起きれない。夜眠れない。
学校や仕事、大事な予定などに寝坊してしまい、信用を失っ
てしまうことがあります。周りの人が無理やり起こそうとする
と、人格が変わったように怒ったり、暴力を振ってしまう場合
もあります。(睡眠酩酊といいます)「朝起きれない」ことで困
っている人、人に迷惑をかけている人はいませんか?
同様に「夜眠れない」のも深刻です。布団に入っても眠るま
で何時間もかかり、人によっては夜明けまで眠れないこともあ
ります。
このようなタイプの睡眠リズム障害は思春期に発症すること
が多く、これにより進路実現に支障をきたすことがあります。
正式な名称は「DSPS(睡眠相後退症候群)」や「CRSD-DSPT(概
日リズム睡眠障害・睡眠相後退型)などです。
リズム障害の改善策
人間の体は目から入ってくる光を使って、今が昼なのか夜な
のかを判断しています。つまり朝起きたら、光を浴びることが
とても大切なのです。逆に、夜は暗さを感じることも大切です。
自分に心当たりがある人は、右の対策を試してみてください。
それでも改善せず、生活に支障がある場合は、受診の検討が必
要です。
(参考:睡眠リズム障害患者会 HP)
麻しん流行の兆し
あなたは大丈夫?
麻しんの予防接種は 2 回の予防接種が推奨されています。
本校の接種状況を調べてみると、何らかの理由で予防接種し
ていない人も見受けられます。
この夏、関西国際空港や千葉県での音楽フェスを端として、
麻しんの集団感染がいまだに続いています。麻しんは飛沫感
染、接触感染、空気感染で感染力が強く、抗体のない人の
100%が麻しんにかかる可能性があります。
10~12 日の潜伏期間があり、特に治療法はなく対処療法
となります。大人は子どもより症状が重くでやすく、まれに
脳炎や神経系に後遺症が残ることもあります。
一度麻しんにかかった人や、予防接種をした人でも再度麻
しんになることがあります。心配な人は、医療機関で抗体検
査をしたり、追加の予防接種をすることをお勧めします。
本校の予防接種状況は表の通りです。この中でも未接種の
62 人中、麻しんにり患していない、48 人は最も感染の危険
性があります。
この他の感染症では、毎年約2万人の新たな結核患者が増
えていることや最近、埼玉で増えている性感染症の梅毒など、
古くからある感染症が依然として流行しています。過去の病
気だから、といって油断せず、新聞やニュース、学校のポス
ターなど情報収集し、予防に努めましょう。
9 月 7 日報告
(国立感染症研究所発表)
体外受精は卵子と精子を体外で受精させ、子宮に戻す不妊治療です。日本産科婦人科学会の集計によると、2014 年に体外受精で生まれた
子どもの割合が、21 人に 1 人となりました。2005 年と比較し、出生数は 2.5 倍と増えています。日本は体外受精の件数が世界で最も多
いとされています。
その背景として、晩婚化などで加齢による不妊に悩む夫婦が増え、2004 年度から不妊治療の公費助成が始まったことが考えられます。公
費助成が受けられるのは、治療を受けようとする際の妻の年齢(治療開始時点)が 42 歳までとなっています。
(今後助成の年齢が変更になる場合
もあります)