情報処理センターソーンについて

情報処理センターソーンについて
情 報 処 理セ ン タ ー ゾ ー ン は 学 術 情 報 総 合 セ ン タ ー の な か で 情 報 を発 信 ・ 利 用 す る中
枢 と な る も の です。
二 れ か ら情 報 処理 セ ン タ ー とし て 機 能 強 化 を め ざ す た め の 計 画の 概 要 に つ い て 述 べ
て み ま しょう。
情報化は大学に何をもたらすのでし
ょうか。その最大のものは知的活動の
活性化であろうと思われます。コンビ
ュータの助手としての能力はすばらし
い。忘れない記憶力、超高速の計算能
力、疲れを知らない検索能力、ネッ ト
ワークを通じての距離に依存しない通
信能力など、人間では得られない能力
を備えた助手を先生方の一人一人が情
報化によって得ることができます。
次に大切なものは情報通信ネットワ
ークがもたらす大学繕成員相互、そし
て大学の市民・社会への開放度の治大
であります。本学の ような総合大学の
良さの一つ は異なる分野の教員相互の
討論とそこから生まれる統合化によっ
てもたらされる知見であるはずです。
このネットワ ークは、また、大学の
特質として重要である国際化を推進し
ます。国際交流を活性化するためには
研究室にいながらの教員相互の討論を
可能にしてくれるネットワ ークが専門
個人レベルでの相互通信が簡単に行え
ることが不可欠です。国際ネットワー
クにつながれたキャンパス LANは国
領域を越えた議論を活性化してくれる
でしょう。
また、市民の方々から遠い存在にな
際通信の環境を構成員に提供し、本学
の国際化に大いに寄与するでしょう。
以上のような重要な役割をもっ情報
りがちな大学に市民がネットワーク経
由で入り込むことによって、大学を市
民に身近なものに変身させることがで
きます。
化を大学内に展開し、成長させる中核
が情報処理センターゾーンです。
センターゾーンには、次の 7つの利用
施設が用意され、理想的な照明、快適
な空調のもと、ゆったりとしたスペー
スに夜れを感じさ せない O Aデスクの
上に設置された充分な数の入出力端末
が備えられます。
〔利用施設 J...日間.....
現在の計算センターには、利用施設
として、入出力室、端末室、ワ ークス
テーション室の 3室しかありませんが、
学術情報総合センター 9階の情報処理
主な用途(設置機器)
利用施設(室)
入
出
力
室
入出力処理(入出力機器)
図形画像処理室
図形、画像処理(図形・画像処理用ワークス テー ション等)
共同開発室
汎用性の高いプログラムの開発、データベースの構築等の研究開発、
共同研究
端
末
室
汎用コンビュータの TSS利用
情報処理演習室
3回生以上の学生及び大学院生の演習、演習以外は自由利用
図書資料室兼プログラム相談室
マニュアル等参考資料の閲覧、情報処理システム相談
セミナ一室兼会議室
セミナ一、講習室、会議
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目
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〔コンピ ュータシステム 〕・・.
コンビュ ータシステムの構成を考え
るにあたって、低コストでハイパフォ
ーマンスな UNIX系のワークステー
ションが普及することにより 、従来の
ホストコンビュ ータを中心とした垂直
型システムから各部門の分散処理によ
るオープンな水平型システムへの移行
が進行しています。このような状況に
おいてダウンサイジングとネ ットワー
キングの重要性を認識し、将来への拡
張性をも考慮しておかなければなりま
せん。
このため、情報処理センターゾーン
における主な機能はコンビュータによ
る高度な情報環境を提供し、研究教育
及び事務処理を支援することであり 、
その主な内容は次のとおりです。
ア.高度情報化に関する研究開発
2
イ.高度データ処理環境の提供
ウ.情報処理教育の支援
エ.大学事務の情報化支援
オ.本市及び地域社会への貢献
このような機能を充足させるために
は、次のようなコンビュータシステム
が必要となります。
スーパーコンビュータ(並列サー
研究教育用汎用コンビュータの
バ)の導入
機能強化
超高速計算サーパとして、各種の構
造解析やシミュレーションを可能とす
るスーパーコンビュータについては、
全国共同利用大型計算機センターのベ
クトル型スーパーコンビュータをキャ
ンパス LANを通じて利用するととも
に、本学で研究、教育の中核となる新
しいタイプのスーパーコンビュータ
(並列サーノ,)を導入し、充実した コ
高度で大規模なサーバ機能(多人数
計算サーパ、大容量ファイルサーバ、
大規模データベースサーバ、高性能ア
プリケーションサーノ,)を備え、次の
ンビュ ータ環境を創造していかなけれ
ばなりません。
課題を実現します。
ア.パソコン、ワークステーション
との連携
イ.使い勝手のよいユーザーインタ
ーフェース
ウ.グラフィック処理機能の充実
エ.教育用ワークステーションの充
また、大学事務のシステム化を促進
するとともに、個別のシステムを統合
化したトータルな事務情報化を図り、
より効率的な大学事務の管理運営を行
うために、事務処理用コンビュータを
設置する必要があります。そして、こ
のコンビュータは処理形態、運営方法
により、独立のシステムが望ましいと
考えられますが、他の汎用コンビュー
タとの共用の可能性についても検討し
ているところです。
実
オ.研究室近くでの処理結果の印刷
出力
研究室
wc
事務入出力
処理室
II
\暁誼~:~
/ー¥、
事務システム
開発室
II
レ/
端末室
入出力室
ロビー
││倉庫│媒体保管庫しバ η
J
っ
ー
OA研究室
事務室
情報処理演習室
※この概略図はイメージ図です。今後変更することもありますがご了承下さい。
次号では引続き、キャンパス
LANについて述べます。
- 3ー
NA卜十
9 階平面図