むさしのTALK キン・シオタニさん (PDF 569.4KB)

大型店と個人商店が混在する
バランスの良さが心地良いまち
(イラストレーター)
僕は大学卒業後の3年間を、就職
もせず、毎日まちをぶらぶらするだ
を﹁無気力爆発時代﹂
と呼んでいるの
けで過ごしました。自分でこの時期
ですが、卒業するからとりあえずど
に納得がいかなかったのです。でも
こかの会社に就職しようとすること
やることもなく、﹁楽だけど楽しくな
留米市から自転車で 分かけて、井
い﹂
日々の中で、当時住んでいた東久
裏に日記代わりのイラストを描いて
ていました。そして余った年賀状の
の頭公園に来て日がな一日を過ごし
オープンした時の記念マグカップに
ります。僕はユニクロの吉祥寺店が
をのぞくととても面白いし発見があ
の人はその分野のプロですから、店
並んでいるところが魅力ですね。店
吉祥寺の中で一番好きな通りが中
道通りです。小さな個人商店が立ち
トをベースにポストカードを作った
が、こういう大きな企業とのコラボ
イラストを描かせてもらいました
仕事も両方大事にしたいと思ってい
レーションも、個人から依頼される
仕事が増えて、憧れだった吉祥寺
に住むようになって、もうかれこれ
ます。吉祥寺のまちと同じなんです。
いつか住みたい場所ですね。そうい
る著名人の方々が住んでいるので、
とり吉祥寺﹂
と名付けています。
すね。今の自分のバランスを僕は
﹁ひ
バリエーションがあるから良いんで
個性的な小さな店もたくさんある。
今回取材した、キン・シオタニ
さんのイラスト入りサイン色
紙を抽選で5名様にプレゼン
ト! 詳しくは本誌折り込みハ
ガキをご覧ください。
う点で言えば、吉祥寺は今でも憧れ
イラストレーター、詩人。さま
ざまなメディアに、独特の感
性が光るイラストや文章を提
供する。近年は「 ドローイング
シアター」という独特のパフ
ォーマンスを国内外で行うほ
か、テレビ神奈川などで散歩
番組に出演する。井の頭公園
でイラストの路上販売を今も
時々行っている。
の場所であり続けています。
大きな量販店や百貨店がありつつ、
年になろうとしています。吉祥寺
ターになりました。
のがきっかけで、僕はイラストレー
いたんです。この時に描いたイラス
40
の中でも吉祥寺南町はリスペクトす
20
キン・シオタニ
高校時代から「吉祥寺は憧れのまちだった」
と言うキン・シオタニさん。
住人となってからも、憧れの気持ちが続いているのはなぜなのでしょうか。
キン・シオタニさん