小林市公衆無線 LAN 整備事業 整備事業仕様書 事業仕様書 1.業務名 小林市公衆無線 LAN 整備事業 2.事業目的 事業目的・ 目的・方針 本事業は、平成28年度総務省当初予算・無線システム普及支援事業費等補助金交付要綱 に定めた公衆無線LAN環境整備支援事業(以下、「支援事業」という。)を活用し5(1) 整備対象拠点に掲げる施設に、Wi-Fi環境整備を行うことを目的とする。それにより、災害 時に避難所における通信インフラとして利用するほか、平常時においても地域住民や市外 からの来訪者等への各種サービス提供に役立て地域活性化を図る。 本仕様書は、事業の整備内容について定めるものとする。 3.基本要件 本仕様書は、小林市公衆無線 LAN 整備事業(以下、「本事業」という。)の内容及び要 件を定めるものであり、事業者は本仕様書に従って事業を執行することとする。 なお、本事業は、支援事業を活用するため、その交付要件に沿った事業を実施すること とする。 また、平成27年10月に策定した本市が掲げる『てなんど小林 総合戦略』の主旨に沿っ た事業提案を行うこととする。 4.業務期間 契約締結の日から平成29年3月31日まで ※上記期間には、完了検査、業務実施報告を含む。 5.業務内容 業務内容 (1)WiWi-Fi 環境整備対象拠点 環境整備対象拠点、 アクセスポイント数 整備対象拠点、アクセスポイント数 施設名 所在地 No 1 小林市市民体育館 小林市細野38-1 2 南地区体育館 小林市細野979-1 3 細野地区体育館 小林市細野4374 4 三松地区体育館 小林市堤3699-32 5 真方地区体育館 小林市真方4906-1 6 永久津地区体育館 小林市北西方4076 7 西小林地区体育館 小林市南西方6212-イ-3 8 須木総合ふるさとセンター 小林市須木中原1741-1 9 内山地域福祉センター 小林市須木内山5203-1 10 鳥田町小学校 小林市須木鳥田町3181 11 奈佐木地区多目的研修集会施設 小林市須木奈佐木4214-1 12 紙屋老人福祉館 小林市野尻町紙屋1994-1 13 野尻町保健福祉センター 小林市野尻町東麓1158-3 野尻町いきいきコミュニティセンター 14 小林市野尻町三ヶ野山4093-4 15 八幡原市民総合センター※ 小林市堤108-1 ※八幡原市民総合センターには、Wi-Fi ステーションを設置する。 想定AP数 1(屋内) 1(屋内) 1(屋内) 1(屋内) 1(屋内) 1(屋内) 1(屋内) 2(屋内) 2(屋内) 1(屋内) 1(屋内) 1(屋内) 2(屋内) 1(屋内) 1(屋外) (2)ネットワーク要件 ネットワーク要件 ネットワークについては、基本的に本市が整備している地域イントラネットの空き芯回 線を活用すること。ただし、地域イントラネットの延伸(構外伝送路)については、支援 事業の交付要件である必要最小限の足回り回線とすること。 なお、地域イントラネットの整備されていない区間については、民間回線を活用する提 案も可とする。 その他、有線回線、無線回線を問わず、通信速度及び信頼性が高いものであれば提案は 可とする。 (3)WiWi-Fi及 Fi及び関連設備の 関連設備の基本仕様 ①利用者が安心安全、快適に接続できるものであること。 ②本市が指定するSSIDを用いること。(SSIDについては、別途協議し決定する。) ③アクセスポイントは、次の機能を満たすこと。 ・周波数は、2.4GHz帯及び5GHz帯の両方に対応すること。 ・規格は、IEEE802.11acに対応すること。 ・WPA2(PSK)にて暗号化された通信とすること。 ・1台当たりの同時接続数は、50台以上(小林市市民体育館、須木総合ふるさとセンタ ーについては、100台以上)の能力をもつこと。 ④Wi-Fi利用状況等について、本市が活用できるよう利用ログの蓄積が行えること。また、 本市にて自由にログの活用が行えること。 ⑤アクセスポイントの利用時間制限ができること。また、本市にて容易に設定変更がで きること。 ⑥認証画面については、日本語、英語、韓国語、中国語での多言語化を行うこと。 ⑦有事の際(大規模災害はもとより、大雨等にて避難所を開設した場合も含む)は、認 証をはじめとした各制限を本市にて容易に解除実施できるものとする。 ⑧認証完了後、小林市が指定するWebサイトの表示を行えること。また、災害時は、災害 用のWebサイトを表示させる機能を有すること。 ⑨Wi-Fiステーションは、アクセスポイントとカメラを搭載することとする。カメラにつ いては、カメラ内部へ録画できる機能を有したネットワークカメラであり、夜間撮影が 行えるものであること。 ⑩ネットワーク障害の原因となりうる異常な負荷が発生しないよう、利用者端末単位で の接続管理が可能であること。 ⑪拠点に設置する機器については、5年以上のメーカー保証期間をもつこと。 ⑫構築後のシステム運用期間は10年間を想定する。 ⑬管理サーバー内部データについては、次期システムを見越した上で、容易に移行が可 能なものにすること。 ⑭設置場所の景観を損なわないように、設置すること。 (4)セキュリティ対策 セキュリティ対策 ①同じアクセスポイントに接続した端末間での通信が行えないこと。 ②認証方式は、総務省が推進するWeb-API方式による利用手続き簡素化・一元化に対応で きるものとする。 ③認証機能は、総務省が定めるSMS連携認証・SNS連携認証・メール認証の3認証方式に 対応していること。 ④体育館等へのアクセスポイント設置に際しては、ボール等があたって機器が破損しな いよう防球ネットによる保護などを行うこと。 ⑤Wi-Fiステーションへ搭載する機器は、台風などの災害に耐えられる機器を選択し、設 置すること。 ⑥有害サイトへのアクセス制限等のフィルタリングが行えること。 (5)導入試験仕様 ①各拠点の電波測定を実施し、電波強度・SNRに関するヒートマップを作成、提出するこ と。 ②設置したアクセスポイントごとにインターネット接続速度試験(上り/下り)を実施 し、測定結果の画面キャプチャを提出すること。 ③その他、実施する試験項目については提案書に明記すること。 (6)利用促進に 利用促進に係る業務 利用者が本市の観光情報や防災情報を得ることができるアプリケーション(web サー ビス、web サイトを含む)の提案をすること。来訪者や市民に対する PR のため、本市が 指定する SSID に関するロゴマーク、ノベルティ、ポスター及びチラシ等を作成しての利 用促進に係る提案をすること。 (7)運用保守に 運用保守に係る業務 障害発生時、災害時の対応体制、定期保守についての提案をすること。 (8)業務実施報告について 業務実施報告について 業務完了時には、次に掲げる紙 媒体を正副一部ずつと、電子データ一式を提出する こと。 ①業務完了報告書(実績報告書) ②設備台帳(ネットワーク構成図(論理/物理)、ラック搭載図、ポート収容表、光ケ ーブル収容表(地域イントラネット利用時)、電源系統図、機器管理表、機器仕様書、 機器取扱説明書) ③機器設置位置図、屋内配線ルート図、屋外配線ルート図 ④施工写真 ⑤試験成績書(機器受入試験結果、電波強度ヒートマップ、SNRヒートマップ、速度測定 試験、その他通信試験成績書) ⑥その他、本市が必要と認めた資料 6.その他 その他 (1)本事業で取得した財産(調達機器類)は、設定情報を含め本市へ帰属するものとす る。 (2)本事業で設置した機器には、支援事業名が入ったシール(プレート)を貼付するこ と。 (3)本事業の実施により生じた著作物に関するすべての著作権(著作権法第27条及び第 28条に規定する権利を含む。)は、本市へ帰属するものとする。 (4)業務実施に当たっては、本市の関連部署と十分な連絡・調整を行い、円滑な業務遂 行を図るものとする。 (5)業務遂行状況に関して、本市から作業状況の報告が求められたら速やかに作業状況 を報告すること。 (6)本事業は、支援事業の要綱等に沿った事業を実施すること。また、補助金申請・状 況報告・実績報告等に係る資料作成、及び事業実施後の会計検査院による会計検査等 への対応を行うこと。 (7)本仕様書に定めのない事項については、その都度協議のうえ決定するものとする。
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