アラビア語の法則 単語を書く(1) 単語を書いていきましょう。 アラビア文字は基本、子音しか表わさないので、どういう母音がつくか、ある いはつかないかは、補助記号を使って示します。こうした記号は、「発音記号」 とか「母音記号」と呼んでいます。 ْــ ُــ ِــ َــ a i u または un* 無母音 *アラビア語の単語(名詞・形容詞)を覚えるときは、語尾に un をつけて覚えます。 u は主格、n は不定形であることを示します(文法 p.22)。 「サファリ・パーク」の「サファリ」はスワヒリ語に由来します が、その起源はアラビア語のサファル(safar)。アラビア語で は、狩猟・探検旅行に限らず、旅行全般を意味します。 それでは「旅行(safarun)」を書いてみましょう。 ① 文法 pp.1-3 から転写が s の文字を探します。この独立形を書いて、母音 a を示す記号をつけましょう(s+a)。 次に f の独立形を書いて、母音 a を示す記号をつけます(f+a)。 最後に r の独立形を書いて、un の記号をつけます(r+un)。 ②単語の語頭の s は語頭形、語中の f は語中形、語尾の r は語尾形を使います。 ③それをつなげて書きます。 語 َر ٌ سَف 語尾 語中 語頭 独立形 سٌَفٌَرٌ سَـٌـفَـٌـر 1 旅行 safarun アラビア語の法則 ٌ َس َفرの書き方 一回目は一文字ずつ書いて、それを絵としてとらえます。 َسَــفَــر 二回目からは一気に書きましょう。 ①土台の部分を右から左へ書きます(黒色の部分)。 ②点を付け足します(緑色の部分)。 ③発音記号をつけます(赤色の部分)。 同様にして、他の単語も書いてみましょう。 語 語尾 語中 語頭 独立形 ラクダ jamalun 犬 kalbun ナツメヤシ tamrun 少女、娘 bintun 2 アラビア語の法則 文字の中には、次の文字と手をつながない、意地悪な文字があります。文字 表のうち、青い文字がそうです。 こうした文字の次にくる文字は、語中であっても語頭形を使い、語尾の場合 は独立形を使います(詳しい説明は文法 pp.5-6)。 以下の単語には意地悪な文字が登場します。 語 語尾 語中 語頭 独立形 男 rajulun 少年、息子 waladun 花 zahrun 金 dhahabun レッスン darsun 3
© Copyright 2024 ExpyDoc