5 地域連携によるこどもの下校見守り「まもろーる」に おける安心安全教育の展開 事業担当者 代表者:木村佐枝子(健康プロデュース学部・心身マネジメント学科) 中村 俊洋(健康プロデュース学部・心身マネジメント学科) 俊洋(健康プロデュース学部・心身マネジメント学科) 松岡 孝江(浜松キャンパス 孝江(浜松キャンパス入学センター) 浜松キャンパス入学センター) 目的・概要 安心安全な社会の実現の為には、平常時からの地域連携が不可欠であり、 「自分の命は自分で守る。自分た ちの地域は地域で守る」という意識が重要であり、地域が一丸となって防災・防犯活動に取組むことが求め られる。本事業では、学校現場における児童・生徒の下校見守り活動を通して、安心安全な街づくりに貢献 することを目的とする。 まもろーる = 連携先:浜松市立都田小学校・都田地区自治会 連携先 こどもを「まもる」+ こどもを「まもる」+ 事業内容・方法 浜松市北区区振興課・静岡県警細江警察署 「パトロール」 本事業では、以下の3つの事業を実施した。 ①学生ボランティアによる都田小学校の下校見守り「まもろーる」の継続実施 ①学生ボランティアによる都田小学校の下校見守り「まもろーる」の継続実施( ランティアによる都田小学校の下校見守り「まもろーる」の継続実施(Figure1) Figure1) 平成 27 年度は、15 回、延べ 67 名の学生が活動した。活動主体は木村ゼミ、ThunderBirds の学生である。 Figure 1 Figure 2 Figure 3 ②「都田安心 ②「都田安心安全マップづくり」と小学校区の全戸配布 安心安全マップづくり」と小学校区の全戸配布( 安全マップづくり」と小学校区の全戸配布(Figure2.3) Figure2.3) 都田小学校区を7グループに分け、児童と学生がまち歩きを行い、その結果を地図に落としてマップを作 成した。また、細江警察署から交通事故多発箇所や不審者情報を提供してもらい、地図に危険箇所を転記し てマップを完成させた。2000 部は都田小学校区に全戸配布、その他関係機関等にも配布した。 ③ボランティア・関係者へのアンケートおよびインタビュー調査による ③ボランティア・関係者へのアンケートおよびインタビュー調査による活動の効果についての検討。 ランティア・関係者へのアンケートおよびインタビュー調査による活動の効果についての検討。 学生ボランティアのアンケートや連携小学校の教員のインタビュー調査、児童アンケートの結果は、ゼ ミ学生が卒業論文にまとめた。また、保護者アンケートの集計結果からは、マップの家庭での活用や大学 生と児童が一緒にマップづくりを行った取り組みについての効果などの有効な回答を得ることができた。 <児童アンケート>:まもろーる「大学生が一緒に歩いてくれるので安心」 、マップづくり マップづくり「6 年生では危な <児童アンケート>:まもろーる マップづくり い場所を再確認したい」 「危険なところを低学年にも伝えたい」 <学生ボランティアインタビュー <学生ボランティアインタビュー> インタビュー>、まもろーる「児童の下校の様子がわかることや、児童と触れ合うこと 、まもろーる でコミュニケーションの取り方等いい経験になった」マップづくり マップづくり「形としての結果を残せたので、防犯・ マップづくり 防災への次のステップにつながったと思う」 <小学校教員インタビュー <小学校教員インタビュー> インタビュー>まもろーる「成果として小学校も学生も何を得たのかをきちんと振り返り、活 まもろーる 動を始めた目的が達成できているのか、方向性が正しいかどうかということを見つめていくということが 大切だ」 、マップづくり マップづくり「自分たちの地区について調べる活動やまとめる活動をすることで、防犯・防災の マップづくり 意識が高まったことと思う」 <保護者アンケート 「何かをともにつくる」という取り組みがとても良 <保護者アンケート> アンケート>「学生と一緒につくることができ、 いと思った」 事業成果 ①都田安全マップの学区全戸配布、関係機関配布(2000 ①都田安全マップの学区全戸配布、関係機関配布(2000 部)(Figure4) Figure4) ②関係機関(小学校、警察署、地域ボランティア)との合同による事業成果報告会の実施。 (Figure5) Figure5) ⇒浜松市教育委員会、浜松市北区役所区振興課、都田地区連合自治会等より講評。 ③学会発表、論文投稿及び学生の発表 ③学会発表、論文投稿及び学生の発表 ・健康プロデュース雑誌投稿予定、社会貢献学会で発表予定 ・卒業論文:学生による下校見守り活動に関する研究-こどもの笑顔を「まもろーる」活動事例として-」 ・ 「全国学生安全・安心ボランティアサミット」 (警察庁主催/北九州市開催)静岡県代表で活動成果を発表。 ・ヤング防犯ボランティア交流会/ワークショップ(静岡県警主催) ④メディア等 新聞社2社4回、浜松市広報誌(ENGAWA 新聞社2社4回、浜松市広報誌(ENGAWA) ENGAWA)、常葉の樹、とこはまニュース等 、常葉の樹、とこはまニュース等 ⑤表彰等 静岡県防犯協会、静岡県警細江警察署より 静岡県防犯協会、静岡県警細江警察署より地域安全功労者に対する より地域安全功労者に対する感謝状授与( 地域安全功労者に対する感謝状授与(HUVOC 感謝状授与(HUVOC) HUVOC)。 事業成果 Figure4 Figure4 Figure 5 今後の展開 ・都田小学校の子どもの下校見守り活動「まもろーる」を継続していく。 ・状況の変化に合わせて都田安心・安全マップの再編や検証をしていく。 ・今回やり残した、都田の一部、新都田地区(都田中学校区)についても計画し、新たな連携を構築する。 地域連携によるこどもの下校見守り「まもろーる」における安心安全教育の展開 木村 佐枝子 ・ 中村 俊洋 ・ 松岡 孝江 目的・概要 安心安全な社会の実現の為には、平常時からの地域連携が不可欠であり、「自分の命は自分で守る。自分たちの地域は地 域で守る」という意識が重要であり、地域が一丸となって防災・防犯活動に取組むことが求められる。本事業では、学校 現場における児童・生徒の下校見守り活動を通して、安心安全な街づくりに貢献することを目的とする。 事業内容・方法 ①学生ボランティアによる都田小学校の下校見守り「まもろーる」の継続実施。(Figure1) 平成27年度は、15回、延べ67名の学生が活動した。活動主体は木村ゼミ、ThunderBirdsの学生である。「まもろー る」は、こどもの笑顔をまもるとパトロールを合わせた造語。 Figure 1 Figure 2 Figure 3 ②「都田安心安全マップづくり」と小学校区の全戸配布(Figure2.3) 都田小学校区を7グループに分け、児童と学生がまち歩きを行い、その結果を地図に落としてマップを作成した。また、 細江警察署から交通事故多発箇所や不審者情報を提供してもらい、地図に危険箇所を転記してマップを完成させた。2000 部は都田小学校区に全戸配布、その他関係機関等にも配布した。 ③ボランティア・関係者へのアンケートおよびインタビュー調査による活動の効果についての検討。 学生ボランティアのアンケートや連携小学校の教員のインタビュー調査、児童アンケートの結果は、ゼミ学生が卒業論 文にまとめた。また、保護者アンケートの集計結果からは、マップの家庭での活用や大学生と児童が一緒にマップづくり を行った取り組みについての効果などの有効な回答を得ることができた。 児童 まもろーる「大学生が一緒に歩いてくれるので安心」 マップづくり「6年生では危ない場所を再確認したい」 「危険なところを低学年にも伝えたい」 学生ボランティア まもろーる「児童の下校の様子がわかることや、児童と 触れ合うことでコミュニケーションの取り方等いい経験 になった」マップづくり「形としての結果を残せたので、 防犯・防災への次のステップにつながったと思う」 小学校教員 まもろーる「成果として小学校も学生も何を得たのか をきちんと振り返り、活動を始めた目的が達成できて いるのか、方向性が正しいかどうかということを見つ めていくということが大切だ」 マップづくり「自分たちの地区について調べる活動や まとめる活動をすることで、防犯・防災の意識が高 まったことと思う」 保護者アンケート 「学生と一緒につくることができ、「何かをともにつく る」という取り組みがとても良いと思った」 事業成果 ①都田安全マップの学区全戸配布、関係機関配布(2000部)(Figure4) ②関係機関(小学校、警察署、地域ボランティア)との合同による事業成果報告 会の実施。 ③学会発表、論文投稿及び学生の発表 ④メディア等 新聞社2社4回、浜松市広報誌(ENGAWA)、常葉の樹、とこは まニュース等 ⑤表彰等 静岡県防犯協会、静岡県警細江警察署より地域安全功労者に対する 感謝状授与(HUVOC) 今後の展開 Figure4 ・小学校の子どもの下校見守り活動「まもろーる」を継続していく。 ・状況の変化に合わせて都田安心・安全マップの再編や検証をしていく。 ・今回やり残した、都田の一部、新都田地区についても計画し、新たな連携を構築する。
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