‐ダムとひとのくらし‐

平成 28 年度宮之城歴史資料センター特別展
鶴田ダム 50 周年展
‐ダムとひとのくらし‐
鶴田ダム起工式 昭和 36 年
完成当時の鶴田ダム
昭和 41 年
特別展関連イベント
○出前講座( 入場無料 )
「鶴田ダムの機能とダム管理所の役割について」
日時:10 月 14 日(金) 午後 1 時から午後 2 時
講師:鶴田ダム管理所管理係長 石橋 正義氏
※ 流水模型を使ったデモンストレーションも行います。
講座終了後、展示解説を行います。(午後 3 時まで)
当日の午後は、出前講座参加に限らず無料で入館できます。
○DVD 上映会 ( 視聴のみ入場料無料。展示見学は有料 )
日時:毎週土曜日
午前 10 時と午後 2 時
(各 1 回 40 分程度)
内容:鶴田ダム建設工事記録映画「川内川に築く」
ダム建設以前の平江集落の人々 昭和 30 年代
鶴田ダムは、昭和41年3月の完成から今年で50年を迎えました。今回の特別展では、
鶴田ダム建設当時の様子と人々の暮らし、ダムの役割、周辺の名所旧跡等について、写真や
パネル等を使って紹介します。これを期に、鶴田ダムについてのご理解とご関心を深めてい
ただければと思います。
展示期間
会
場
平成28年10月8日(土) ~
宮之城歴史資料センター
開館時間:午前9時~午後5時
平成28年12月11日(日)
入館料
(午後4時30分までに入館)
一般210円(160円)
休館日:月曜日
小・中学生100円(50円)
(月曜日が祝日の場合は翌日)
未就学児 無料
(
)内は20名以上の団体料金
鶴田ダム建設当時の様子と人々の暮らし
川内川における河川総合開発事業の一環として、川
内川の治水と水力発電を目的とした「鶴田ダム」の建
設が、昭和 35 年 4 月より着手されました。ダム建設
は、水没地区の住居移転や工事に伴う地域の治安悪化
への懸念など当時の住民生活に少なからず影響を与
えました。鶴田ダムは昭和 41 年に完成し、観光地と
しても賑わうようになりますが、完成に至るまでの経
緯と人々の暮らしについて、町報や当時の写真などを
使って紹介します。
鶴田ダム周辺の名所旧跡の紹介
ダム建設途中の様子 昭和 38 年
鶴田ダムの貯水湖である「大鶴湖」はさつま町と伊
佐市にまたがっており、その周辺には歴史や自然豊か
な名所・旧跡が点在しています。さつま町側には「権
太郎石」
、
「堕涙石」、「平江キャンプ場」が、伊佐市側
には棚田式の水質浄化施設である「宮人川ビオトー
プ」、近年公園整備が進んでいる「曽木発電所遺構」を
はじめとして周辺に多くの史跡が残る「曽木の滝」な
どがあります。ここでは、各地の特徴やかつて話題と
なったエピソードなどを紹介します。
鶴田ダムの機能と役割
権太郎石 平成 28 年撮影
平成 18 年 7 月の記録的な豪雨により川内川流域は大
きな被害を受けました。こうした洪水による被害を軽
減するため、平成 19 年度に着工した鶴田ダム再開発事
業の内容や実際に使用された工事関連の工具などを展
示します。
また、鶴田ダムは洪水被害の軽減と水力発電が主な
役割ですが、適正な運用を行うためには点検と管理を
行わなくてはなりません。ここではダム管理事務所が
通常行っている業務についても紹介します。
ダム周辺の自然を利用した活動の紹介
ダム再開発事業の様子 平成 28 年
鶴田ダム周辺には豊かな自然環境が残されており、
様々な機会で自然環境の体験学習の場として利用され
ています。中でも NPO 法人奥薩摩探検隊では、例年秋
に 大 鶴 湖 を 利 用 し た体 験 学 習 を 実 施 し てい ま す。
ここではダムの自然環境を利用した活動などについて
紹介します。
秋の大鶴湖
水辺探検隊 平成 27 年