平成28年10月 県社協ニュース197号

平成28年10月1日(第197号)
発 行
県社協ニュース
平成28年度補正予算等決まる
社会福祉
法
人
熊本県社会福祉協議会
熊本市中央区南千反畑町3-7/TEL(096)324-5454
http://www.fukushi-kumamoto.or.jp/
― 県社協理事会を開催 ー
8月25日(木)、KKRホテル熊本で第2回理事会を開催し、「地域支え
合いセンター支援事業」の受託をはじめ、平成28年度第二次収支補正予算
等が審議され、承認されました。
冒頭では、角田事務局長から、熊本地震における本会の取り組み状況に
ついて、発災直後から「熊本県災害ボランティアセンター」を設置し、都
道府県・指定都市社協、県内市町村社協、各種団体等との協働により被災
地支援活動を進めてきたことなどの説明がありました。
また、「地域支え合いセンター支援事業」の受託については、仮設住宅
【理事会の様子】
を整備する15市町村が地域支え合いセンターを設置し、すべてを社協で運
営することが報告されました。10月1日から県総合福祉センター1階に「熊本県地域支え合い支援センタ
ー支援事務所」を設置し、生活支援相談員・生活支援補助員・事務職員等を配置し運営がスタートします。
今年度は、役員改選の時期であるため、次回の理事会は10月19日(15時から県総合福祉センター)に開催
いたします。
制度改革を好機として存在意義を発信
― 第35回 全国社会福法人経営者大会 ―
9月14日(水)・15日(木)の両日、ホテル日航熊本をメイン会場として、
「制度改革を好機として、存在意義を発信する」をテーマに、第35回全国
社会福祉法人経営者大会が本県で開催され、全国から社会福祉法人の経
営者等約1,400名が参加しました。
初日の特別講演では、熊本県出身で静岡県立大学グローバル地域セン
ター特任教授の小川和久氏から、「激動する国際社会で生存を考えると
いうこと」と題し、昨今の国際情勢と日本の将来を見据えた基礎問題と
しての福祉・医療の重要性等について示唆に富んだお話しをいただきま
した。その後の分科会では、「社会福祉法人経営」を焦点とした4つの 【開会のことば
熊本県経営協 小笠原会長】
テーマに分かれ、会員法人による実践事例の発表のほか講義やディスカ
ッション等を通して、これからの法人経営についての理解を深めました。
2日目は、厚生労働省の定塚由美子社会・援護局長による行政説明に続いて、シンポジウム「今社会か
ら期待される社会福祉法人の役割を果たすために」を行い、今般の法人制度改革の背景やめざすものにつ
いて共通理解を醸成するとともに、登壇者による議論を通じて、法人がそれぞれの地域でなすべき活動や
今後の法人経営のあり方等を考えました。来年度は、三重県四日市市で開催される予定です。
被災者支援の体制整備に向けて
― 地域支え合いセンター事業説明会を開催 ―
9月29日(木)、KKRホテル熊本で地域支え合いセンター事業説明会を
開催し、センターを設置する15市町村社協の事務局長、生活支援相談員等
64名が参加しました。
説明会では、はじめにNPO法人にいがた災害ボランティアネットワー
ク事務局長の李 仁鉄氏が「地域支え合いセンターに求められる役割」を
テーマに講演されました。続いて、特定非営利活動法人エヌピーオーくま
もと及び全国災害ボランティア支援団体ネットワーク(JVOAD)から、
NPO法人の活動状況や連携のポイントなどについてお話があり、本会地
【李氏の講演中】
域福祉課からは、支援事務所の事業概要を説明しました。
今後、県地域支え合いセンター支援事務所では、生活支援相談員研修の実施や情報管理システムの構築、
アドバイザーの派遣などを通して、市町村地域支え合いセンターの支援を行います。
1
熊本地震後のボランティア活動を支えるために!
9月29日(木)、KKRホテル熊本で「熊本地震による被災者の生
活支援のためのボランティアコーディネートの必要性について」を
テーマに市町村社協ボランティア活動推進者研修会を開催し、社協
職員29名が参加しました。
研修会では、NPO法人にいがた災害ボランティアネットワーク
事務局長であり、災害ボランティア活動支援プロジェクト会議委員
でもある李 仁鉄氏を招き、
「災害復興期におけるボランティアコー
ディネーションの重要性とポイント」について講義をいただきまし 【各グループで
意見を出し合っている様子】
た。その後の演習では、今回の熊本地震を振り返り、被災者の生活
する住居を、応急仮設住宅、みなし仮設住宅、在宅・軒先避難者に分け、それぞれの生活環境、経済環境、
身体・精神面で直面したニーズ、または予想されるニーズを各グループで出し合い、共有しました。
参加者からは「自分の地域の振り返りができた。」、「誰のためのボランティアなのか、何のためのボラ
ンティアなのかを考えさせられた。」などの感想が寄せられ、地域福祉活動を進める社協がボランティア
コーディネートをする上で軸となるポイントを再確認できた研修となりました。
支援者が“おちいりやすい”視点の再確認
【講師の田形氏】
- 地域福祉権利擁護事業生活支援員等研修会 -
9月1日(木)、KKRホテル熊本で「地域福祉権利擁護事業生活支援員
等研修会」が開催され、各市町村社協から地域福祉権利擁護事業の生活支
援員、事業担当職員ら計 126 名が参加しました。
研修会では、田形社会福祉士事務所の社会福祉士田形隆尚氏から、
「“他
人”の生活(生き方)をどう捉えるか?~支援者が“陥り易い”視点の再
確認!~」と題し、地域福祉権利擁護事業における利用者支援のあり方や
対人援助技術について講義がありました。
その後の演習では、実際の利用者をもとにした事例に対する支援のあり
方についてグループワークでの検討が行われ、多重困難要因に対する支援
のアプローチや関係機関等との連携のあり方について学びました。
県福祉サービス運営適正化委員会委員 決まる
8月2日(火)に開かれた選考委員会の同意を得て、社会福祉法第83条に基づく県福祉サービス運営適
正化委員会の委員が、次のとおり決まりました。
(敬称略)
選 考 区 分
委 員 所 属 団 体
氏
名
更新
県社会福祉士会
藤澤 美保
再
公益を代表する者
県民生委員児童委員協議会
再
松本 祐一
福祉サービス利用援助事業の対象者を支援す
る団体を代表する者
県手をつなぐ育成会
松永
県老人福祉施設協議会
法律に関し学識経験を有する者
県弁護士会
県医師会
医療に関し学識経験を有する者
県精神保健福祉士協会
任期:平成28年8月21日~平成30年8月20日
福祉サービスの提供者を代表する者
車椅子寄贈のお礼
― 住友生命保険相互会社
再
松岡 聖子
三角
恒
林
邦雄
茶屋道拓哉
再
新
再
再
様 ―
9月13日(火)、住友生命保険相互会社熊本支社様及び住友生命労働組合
熊本支部様から、県内の市町村社協に対して車椅子6台が寄贈されました。
市町村社協への寄贈は平成12年から毎年行われており、17年目の今年で
合計111台となります。これまでに寄贈いただいた42の市町村社協では、外
出機会の少ない高齢者や障がい者の社会参加のための車椅子の貸出しや外
出支援、小中学校の子ども達を対象にした車椅子の体験を通した福祉教育
など、様々な福祉活動に活かされています。
本年度の寄贈先は以下のとおりです。
<熊本支社2台> 菊池市社協、菊陽町社協
<労働組合本支部4台> 宇城市社協、氷川町社協、山江村社協、苓北町社協
2
和治
【目録の贈呈】
各課トピックス
総
務
*お問合せは、県社協各課まで
課
地
TEL 096-324-5454 / FAX 096-355-5440
設
福
祉
福
祉
課
TEL 096-324-5470/ FAX 096-355-5440
◆赤い羽根共同募金運動のお知らせ◆
本年も10月1日から共同募金運動が皆様のお住まいの
地域や職域等において全国一斉に展開されます。
福祉施設、NPO法人、ボランティア団体等への支援
をはじめ、安心・安全なまちづくり支援、高齢者・障が
い者の支援活動、災害復旧支援など多様な地域福祉の推
進を図るため、本年度の熊本県の募金目標額は、2億9
千万円となっています。みなさまのご協力をお願いしま
す。
施
域
課
◆研修会のご案内◆
市町村社会福祉協議会事務局長研修会
日 時 10月26日(水)
場 所 KKRホテル熊本
内 容 県社協主要事業説明、基調講演、実践報告、
社会福祉法人制度改革における社協の対応他
〇 地域支え合いセンター生活支援相談員基礎研修
第1回 10月5日(水)~7日(金)
第2回 12月6日(火)~8日(木)
〇
民
TEL 096-324-5462/ FAX 096-355-5440
生
課
TEL 096-324-5475/ FAX 096-355-5440
◆ソウェルクラブ会員交流事業のご案内◆
事 業 名 「ゴルフ大会」
期
日 平成28年11月19日(土)
場
所 中九州カントリークラブ(玉名郡南関町)
募集人数 40名
参 加 費 1人5,000円(通常価格15,000円)
申込期日 10月17日(月)8時30分~10月18日(火)17時
◆高校生の授業料滞納も教育支援資金の貸付対象です◆
経済的な理由などで高校の授業料等を滞納し、卒業や
進級が困難な状況にある高校生の属する世帯を対象とし
て、教育支援資金を貸付けています。これは、原則月額
3万5千円を上限として、滞納した期間分の授業料など
学校に納める費用を貸付けるものです。(すでに県育英資
金の借入がある場合には対象外です。)
受付は1~2年次は随時、3年次は卒業年度の2月末
※ 詳細は、会員事業所に別途送付しております「実施要 までに全ての書類が本会に到着した申込みが対象となり
項」でご確認ください。
ます。
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福祉人 材・研 修 セ ン ター
地域福祉権利擁護センター
TEL 096-322-8077 / FAX 096-324-5464
TEL 096-324-5474 / FAX 096-324-5456
◆福祉の就職総合フェアを開催します◆
保育士就職面接会&ガイダンス2016
11/3(木) KKRホテル熊本
福祉の就職総合フェア
11/11(金) KKRホテル熊本
◆福祉のお仕事就職面接会を開催します◆
球磨
11/2(水) 人吉市総合福祉センター
南あそ
11/7(月) 高森総合センター
あそ
11/14(月) ハローワーク阿蘇
ボ ラ ン テ ィ ア セ ン タ ー
◆地域福祉権利擁護事業実施状況について◆
(※熊本市社協実施分を除く)
本県では、平成28年8月末現在、620名の方が地域福祉
権利擁護事業を利用されています。
その内訳は、認知症高齢者が251名(40%)、知的障がい
者が176名(28%)、精神障がい者が170名(27%)、その他
が23名(4%)となっています。
また、平成28年4月から8月末までの契約締結件数は
68件で、44市町村のうち42市町村で本事業が実施されて
います。
ご
TEL 096-324-5436 / FAX 096-324-5427
案
内
◆労使間トラブルの相談窓口
「あっせん制度」のご案内◆
熊本県労働委員会では、解雇や労働条件の変更、その
他労働者と事業主との間に起きたトラブルについて、自
主的な解決が難しい場合に、話し合いによる解決をお手
伝いする「あっせん」を行っています。
労使間のトラブルでお困りの労働者・事業主の皆様、
ぜひお気軽にご利用ください。
◆『災害ボランティア活動ガイドブック』
をご活用ください◆
災害ボランティア活動に参加するにあ
たって、留意する点をまとめたガイドブ
ックです。被災地の活動にも携帯できる
ようA5サイズで作製しています。
ガイドブックのデータは、次の本会ホ
ームページからダウンロードできますの
で、是非ご活用ください。
熊本県ボランティアセンター ガイドブック 第4版 検索
【お問い合わせ先】
熊本県労働委員会事務 096-333-2753
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