平成 28 年度 西宮市公共施設の屋根貸しによる太陽光発電事業 プロポーザル実施要領 (目的) 第1条 この要領は、平成 28 年度 西宮市公共施設の屋根貸しによる太陽光発電事業(以下「本事 業」という。)について、企画力、技術力、創造性、専門性及び実績等において、最も適した事業 者をプロポーザル方式により選定するために必要な事項を定めるものとする。 (定義) 第2条 この要領において、プロポーザル方式とは、本事業に対する発想や課題解決方法及び取組み 体制等の提案を審査し、市にとって最も適切な企画力、創造力、経験等を有する者を選定する方法 をいう。 2 前項の企画提案者の選定方法は、公募型とする。公募型の実施方式は、実施を公表して参加を希 望する者を募り、その申込者のうち、規定の条件に適合する企画提案者を選定し、提案を求める 方式とする。 (選定委員会の設置) 第3条 本事業において環境・エネルギー推進課長(以下、 「所管課長」という。 )は、プロポーザル の実施に合わせて「平成 28 年度 西宮市公共施設の屋根貸しによる太陽光発電設備設置事業の選 定委員会」 (以下「選定委員会」という。 )を設置する。 2 選定委員会は、委員長、副委員長及び委員をもって組織する。 3 委員長は所管局長をもって充て、所掌事務を総括し、委員会を代表するものとする。 4 副委員長は所管部長をもって充て、委員長を補佐する。また委員長に代理が必要となった場合は、 その職務を代理するものとする。 5 委員は所管課長等をもって充てるものとする。 6 前項により、委員会の構成は次のとおりとする。 区 分 委 員 長 副委員長 委 員 委 員 委 員 所 属 名 お よ び 職 名 西宮市 環境局長 西宮市 環境局 環境総括室長 西宮市 環境局 環境総括室 環境・エネルギー推進課長 西宮市 土木局 営繕部 学校施設保全課長 西宮市教育委員会 教育総括室 学校管理課長 7 8 9 選定委員会は、委員長が召集する。 選定委員会は、委員の過半数が出席しなければ、会議を開くことができない。 選定委員会の議事は、出席委員の過半数で決し、可否同数のときは、委員長の決するところによ る。 10 選定委員会に係る事務は、環境・エネルギー推進課において行うものとする。 (選定委員会の所掌事務) 第4条 選定委員会は、次の事務を所掌する。 (1) 企画提案申請書の採否基準の決定 (2) 企画提案申請書の採否審査及びその決定 (参加資格要件) 第5条 プロポーザル方式による事業者選定手続(以下「プロポーザル」という。)への参加を希望 する者は、次に掲げる資格要件を満たさなければならない。 (1) 太陽光発電事業の実績(10kW 以上)があり、本事業を実現することができる総合的な企画力、 技術力、健全な財務能力及び経営能力を有する単独企業、法人格のある団体であること。 (2) 電気事業者による再生可能エネルギー電気の調達に関する特別措置法に基づく固定価格買取 制度を利用して、電気事業者に売電する目的で太陽光発電設備設置事業を行う者であること。 (3) 次の申立てがなされていないこと。 ア 破産法(平成 16 年法律第 75 号)第 18 条又は第 19 条の規定による破産手続開始の申立て イ 会社更生法(平成 14 年法律第 154 号)第 17 条の規定による更正手続開始の申立て ウ 民事再生法(平成 11 年法律第 225 号)第 21 条の規定による再生手続開始の申立て (4) 次の事項に該当していないこと。 ア 国税及び納付すべき地方税を滞納している者。 イ 本市及び他の自治体から指名停止措置(入札参加停止措置)を受けている者 ウ 地方自治法施行令(昭和 22 年政令第 16 号)第 167 条の4の規定に該当する者 エ 暴力団員による不当な行為の防止等に関する法律第 2 条第 2 号に掲げる暴力団又は同法第 2 条第 6 号に規定する暴力団員が実質的に経営を支配する法人又はこれに準ずるもの 2 プロポーザルへ参加する者が契約締結までの間に、前項の資格要件を有しなくなった場合は、そ の時点で失格とする。 (手続開始の公表) 第6条 選定委員会は、プロポーザルの手続を開始するときは、市ホームページへの掲載等により行 う。 (企画提案申請書の提出) 第7条 プロポーザルへ参加をしようとする者は、参加申込書(様式1)を選定委員会に提出しなけ ればならない。 2 選定委員会は、参加申込書及び添付書類により、参加資格要件を満たしていることを確認し、そ の結果を当該者に対し書面にて通知する。 (企画提案申請書の採否の決定) 第8条 選定委員会は、提出された企画提案について、別表の評価基準を参考に審査し、採否を決定 する。 2 審査の結果、安全性等に問題がある場合には、失格とする。 3 選定委員会は、採否にあたり必要がある場合には、企画提案者に対し、ヒアリング・プレゼンテ ーション審査を行うことができる。 4 第1項に規定する選定委員会の評価は、すべての企画提案者の提案内容について数値化して実施 し、評価順位を含む評価結果を書面に記録する。 5 選定委員会は第1項により採用した企画提案の企画提案者(以下「内定者」という。)に対して、 採用を内定した旨の通知を行うものとする。 (不採用理由の説明) 第9条 選定委員会は、不採用とした提案の企画提案者に対して、不採用の旨の通知を行うものとす る。 (選定結果の公表) 第10条 選定委員会は、第8条に規定する企画提案申請書の採否結果について、次に掲げる事項を 公表するものとする。 (1) 事業名称 (2) 対象内定者 2 前項の公表をする場合には、第6条の規定を準用する。 (内定者の失格と次順位者の繰り上げ) 第11条 内定者が第5条第2項の規定により失格となった場合は、同項の規定に該当しない者で、 かつ第8条の規定による評価順位が次順位のものを内定者として手続を行うことができる。この場 合において、すでに前条の規定により公表をしているときは、これを取り消し、改めて公表する。 (実施事業内容の協議) 第12条 所管課長は、内定者と実施事業の内容について協議し、その内容を決定する。 2 前項の協議の結果、合意に達しなかった場合は、第8条の規定による評価順に実施協議を行うこ とができる。 (契約締結) 第13条 所管課長は、前条の規定により、実施事業の内容が決定した段階で、本事業内容に係る契 約を締結する。 付 則 この要領は、平成28年9月29日より実施する。 別表 評価項目 太陽光発電システム概要(様式 5、図面等) 評価の視点 配点 発電容量 (最も大きいものを 20 点、最も小さいものを 5 点とし、その間を比例配分する) 20 点 太陽光発電設備の配置や仕様は、現場の 状況に 合せて、適切に 設計され ている か。 10 点 太陽光発電設備の設置工事の工法、工程 等は、対象施設等の管理上問題ないか。 工事施工(主に防水施工や安全性)は十分 か。 設置工事(様式 6、7) 10 点 メンテナンスに利点がある工法が入ってい るか。 太陽光発電設備の管理及び運営できる体 設置後の太陽光発電設備 の維持管理(様式 制が整備されているか。契約を予定してい 8、9) る損害責任等の内容は十分か。 10 点 資金調達計画、事業収支見込等は、長期 太陽光発電事業の収支見込等(事業収支計画 にわたる発電事業を安定的に実施できると 書) 見込まれるか。 10 点 貸付料 (最も大きいものを 20 点、最も小さいものを 5 点とし、その間を比例配分する) 地域への貢献や環境教育について具体的 な提案がなされているか。 データの公表など市民と協働する姿勢があ るか。 貸付料(様式 5) 地域貢献に関する提案(様式 10) 停電時の電力供給方法(様式 10) 合 20 点 10 点 停電時の電力供給方法は、適切に行われ るか。 10 点 計 100 点 注)各評価項目において、安全性等に問題がある場合には、失格とする。
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