(別添2) 平成28年度人と動物が幸せに暮らす社会の実現プロジェクトモデル事業実施支 援等業務仕様書 1.業務の目的 環境省では、平成 26 年 6 月に犬猫の不必要な殺処分を無くすことを目指す具体的 な対策を盛り込んだ「人と動物が幸せに暮らす社会の実現プロジェクト」のアクショ ンプランを発表し、引取り数や殺処分率の大幅な削減を図り、人と動物の共生する社 会の実現を目指すための取り組みを推進していくことしている。特に、適正飼養や終 生飼養等の教育活動の推進、所有者不明の猫対策、マイクロチップ等所有明示による 返還の推進、適正譲渡の推進等が課題であり、これらの取り組みを推進するに当たっ ては、地域の実情に応じたきめ細かい対策が必要である。 このため、上記の取り組みについて、地方公共団体毎のモデル事業を実施し、対策 方法等を実証的に検証評価することにより、地域の実情に応じた対策を講じるための ガイドライン等を作成し、取り組みを全国の地方公共団体に展開させることとしてい る。本業務は、各地方公共団体において普及啓発や所有者不明の猫対策等のモデル事 業の実施支援を行うとともに、ガイドラインの作成に関する検討会の運営を行うもの である。 2.業務の内容 (1)業務計画書の作成及び業務打合せの実施 業務の着手に当たり、業務内容の詳細、スケジュール、実施体制等を記載した業 務計画書を作成して環境省担当官に提出すること。業務打合せは、業務期間中に3 回程度実施(会場は東京都内を想定)することとし、業務の進め方等について環境 省担当官と調整すること。 (2)モデル事業の実施支援 各地方公共団体が実施する事業をモデル事業として支援するため、以下の業務を 実施する。なお、実施に当たっては各地方公共団体担当者及び環境省担当官と十分 に調整すること。旅費の支払いは「国家公務員等の旅費に関する法律」に従って支 給すること。謝金は1人に対して1日当たり 17,700 円を支給すること。 ①-1 北海道 所有者不明の猫対策 (ア)普及啓発資料の作成 天売島における所有者不明の猫対策のため、島内の飼い猫の適正飼養を促進す るための普及啓発資料として、飼い猫の適正飼養の方法等を記載したリーフレット (A4 版、コート紙、両面カラー、10 ページ、300 部)をデザインし、印刷して北 海道に納品すること。なお、リーフレットの具体的内容等については、北海道担当 -1- 者及び「人と海鳥と猫が共生する天売島」連絡協議会と調整し決定するものとする。 (イ)「シェルター・メディシン」講習会の開催支援 北海道が主催して1回開催する馴化・譲渡を促進するための「シェルター・メ ディシン」講習会(参加者100名程度を想定)について、北海道が指名する講師 (1名)への旅費・謝金の支払い、会議費(お茶代等)の支払い、会場設営の補助、 受付事務の補助等の運営支援を行うこと。 ①-2 北海道 広域譲渡 (ア)譲渡会参加犬猫の移動 北海道と札幌市、動物愛護団体が共催する譲渡会を2回開催するため、動物愛 護団体による北海道各地の道立保健所で引き取られた犬猫(1回につき犬10頭、 猫10頭程度。合計40頭程度を想定)の譲渡会会場(道内各地~札幌市内)へ の移動にかかる輸送費及び北海道庁職員2名の旅費を負担すること。また、各譲 渡会に参加する犬猫について、動物愛護団体による譲渡会前2日間及び譲渡会後 2日間の計4日間の保管にかかる経費を負担すること。 (イ)譲渡会参加犬猫のパーソナルシート作成 譲渡会に参加する犬猫について、動物愛護団体によるパーソナルシート(犬猫 の写真、種類、性別、年齢及び性格的特徴等を、譲渡会の来場者に対して分かり やすく情報提供するシート。A4版、マットコート、片面カラー、光沢紙、計 100 部)の作成を行うこと。 (ウ)譲渡会参加犬猫の健康診断及びワクチン接種 譲渡会に参加する犬猫について、動物愛護団体による動物病院での一般身体検 査の受診及び下記のワクチン接種にかかる経費を負担すること。 犬:6種混合ワクチン(犬ジステンパー、犬伝染性肝炎、犬アデノウイルス(2 型)、犬パラインフルエンザ、犬パルボウイルス、犬コロナウイルス) 猫:3種混合ワクチン(猫カリシウイルス、猫ウイルス性鼻気管炎、猫汎白血 球減少症) (エ)譲渡会周知用リーフレットの作成 (ウ)の開催を周知するためのリーフレット(A4版、コート紙、片面カラー、 光沢紙、2,000 部)をデザインし、印刷して北海道に納品すること。なお、リー フレットの具体的内容等については、北海道環境生活部環境局生物多様性保全課 の担当者と調整し決定するものとする。 -2- ②東京都(台東区) 保護犬の譲渡推進 (ア)普及啓発資料の作成 台東区において、東京都動物愛護相談センターで保護された犬の譲渡を推進す るための普及啓発資料として、リーフレット(A4版、コート紙、両面、カラー、 二つ折り、12,000 部)をデザインし、印刷して台東区に納品すること。なお、パ ンフレットの具体的内容等については、台東区担当者及び環境省担当官と調整し 決定するものとする。 (イ)飼い主へのリーフレット及びパンフレットの配布 上記リーフレットを、東京都動物愛護相談センターから提供されるパンフレッ ト(A5版、8ページ)と同封して、区内飼い主へ(6,500 通)郵送すること。 (ウ)講習会の開催支援 台東区が主催して開催する保護犬の譲渡推進に関する講習会(会場は台東区内 を想定、開催回数:1回)について、台東区が指名する講師(1名)への旅費・ 謝金、会議費(お茶代等)を支払うほか、講習会で教材として使用するマイクロ チップのサンプル1セットとリーダー1基を調達するとともに、会場設営の補助、 受付事務の補助等の運営支援を行うこと。 (エ)普及啓発用品の作成 講習会や動物イベント等で配布する譲渡推進のための普及啓発用品として、犬 の散歩用マナーバック(反射1色印刷:横 240×縦 200×マチ 90 ㎜、1,000 枚) をデザインし 、印刷して台東区に納品すること。なお、印刷内容等については、 台東区担当者及び環境省担当官と調整し決定するものとする。 ③岐阜県 所有者不明の猫対策(地域猫) (ア)講演会の開催支援 岐阜県が主催して1回開催される地域猫活動に関する市町村担当者研修会に ついて、岐阜県が指名する講師(1名)への旅費・謝金の支払い、会場費(会場 借料及びお茶代等)の支払い、講習会資料印刷、アンケートのとりまとめ等の運 営支援を行うこと。参加者数については、1回につき 50 名 程度を想定している。 講習会資料の仕様と印刷部数は下記のとおり。 ・講習会資料:A4版、白黒、10 ページ程度、100 部程度 (講師作成の資料を請負者にて印刷) ・アンケート:A4版、白黒、2ページ、100 部程度 -3- (岐阜県作成のアンケートを請負者にて印刷) (イ)地域猫活動に必要な機材の調達 各地域における地域猫活動を推進するため、不妊去勢手術を行うために必要な 猫の保護収容器(10基)を調達するとともに、不妊去勢した猫を県の動物愛護 センターで一時飼養する際の冬季の低温対策として、保温のためのホットマット (10基)を 調達して動物愛護センターに納品する。 ④静岡県 所有者不明の猫対策(地域猫) 地域猫活動に関する普及啓発資料として、分かりやすく、読みやすい構成で説明 したリーフレット(A4版、コート紙、両面カラー、二つ折り、3,000 部)をデザ インし、作成すること。なお、リーフレットの具体的内容等については、静岡県担 当者及び環境省担当官と調整し決定するものとする。作成したリーフレットは、静 岡県に納品すること。 ⑤愛知県 保護された幼齢犬猫(ミルクボランティア) (ア)育成方法講習会の開催支援 愛知県が主催して2回開催する子犬及び子猫の育成方法講習会(会場は、愛知 県内を想定、各回参加者50名程度を想定)について、愛知県が指名する講師(各 回1名、合計2名)への旅費・謝金の支払い、会議費(お茶代等)の支払い、会 場設営の補助、講習会資料の印刷、アンケートの取りまとめ、受付事務の補助等 の運営支援を行うこと。講習会資料の仕様と印刷部数は以下のとおり。 講習会資料:A4版、白黒、10ページ、110 部程度 アンケート:A4版、白黒、2ページ、110 部程度 (イ)健康管理報告書の作成及び印刷 子犬及び子猫の預託時にボランティアが作成する報告書様式(A4、片面、白 黒)について印刷、製本を行う。作成した様式は、愛知県に納品すること。なお、 様式等の内容については、愛知県担当者と調整して決定するものとする。報告書 様式等の仕様は以下のとおり。 報告書様式等:A4版、上質紙、両面カラー、8ページ 100 部 2枚目まで複写式、製本:天のり、表紙:表裏とも上質紙 (ウ)ミルク哺育マニュアルの作成・印刷 子犬及び子猫の哺育方法及びミルクボランティア制度についてまとめたマニ ュアル(A4、上質紙、両面カラー、12ページ -4- 500 部)を作成し、印刷して 愛知県に納品すること。マニュアルの内容については、愛知県担当者及び環境省 担当官と調整し決定するものとする 。なお、マニュアル作成に当たり、マニュア ル原稿案を愛知県が提示するので、請負者は校正及び製本印刷を実施することと する。 (エ)預託必要物品の調達 子犬及び子猫の預託に必要な下記の物品等を調達し、愛知県動物保護管理セン ターに納品すること。 子犬用粉ミルク(約 250g):100 缶 子猫用粉ミルク(約 250g):500 缶 ほ乳器:100 個程度 ペットシーツ(約 33 ㎝×約 45 ㎝ 200 枚入り):100 袋 ⑥徳島県-1 所有明示の推進(マイクロチップ) (ア)マイクロチップの調達 マイクロチップの装着支援のため、県内の動物病院や動物取扱業者において使 用するマイクロチップ(500 個)を調達して徳島県動物愛護管理センターに納品 する。 (イ)セミナーの開催支援 徳島県が主催して開催する以下の講習会について、会場設営の補助、受付事務 の補助等の運営支援を行うこと。 (ⅰ)「事業者へのマイクロチップ装着の推進に向けての講習会」 対象者:動物取扱業責任者講習会 100 名程度 (ⅱ)「マイクロチップを活用した猫の登録モデル事業導入等についての検討会」 対象者:市町村、獣医師会、関係団体等 50 名程度 開催回数:各1回(合計2回) 、講師数:2名/回)について、講師への 旅費・謝金、会議費(お茶代等)の支払いを行う。 (ウ)アンケート調査 (ⅰ)アンケート内容 マイクロチップ等による所有明示の実施及び所有明示による返還を推進する ため、その実態や課題、関係者の意識等を把握するために徳島県が実施する下記 のアンケート(10 頁程度)について、アンケートの印刷、発送及び結果のとりま とめを行う(アンケート原稿作成及び宛先情報の提供については、徳島県動物愛 護管理センターが実施。)。 -5- (ⅱ)アンケート調査対象及び調査方法 以下の合計 400 件のアンケートを実施する。 ・徳島県内のペットショップ等で犬・猫を購入及び購入を考えている飼い主に 対して、マイクロチップに関する意識調査を実施(300 件) ・徳島県内のペットショップ事業者に対しても同様のアンケート調査を実施 (計 100 件) (ⅲ)アンケート調査の集計等 返信用封筒で送られてくるアンケート調査の集計、結果の分析を行う。平成 29 年 3 月頃を目処に、分析結果の傾向をとりまとめ、環境省担当官に報告す るものとする。 (エ)普及啓発資料の作成 徳島県で実施している「マイクロチップの装着推進事業」で使用する特典クー ポン小冊子及び普及啓発用冊子(共にA5版、コート紙、両面カラー、20 ページ) をデザインして印刷し、下記に発送すること。なお、各冊子の具体的内容等につ いては、徳島県担当者及び環境省担当官と調整し決定するものとする。 配付先:徳島県動物愛護管理センター: ○特典クーポン小冊子(1500 冊) ○普及啓発用冊子(3000 冊) ⑥徳島県-2 広域譲渡の推進 広域譲渡に係る譲渡個体の輸送費(徳島県から全国への輸送を想定。合計50 頭程度。)を負担すること。 ⑦山口県 所有者不明の犬対策 (ア)野犬対策検討会の開催支援 山口県内における野犬対策を円滑かつ効果的に実施するため、行政機関(環境 省、山口県、山口県内の地方公共団体)が設置する検討会開催に関する専門委員 に旅費及び謝金の支払いを行う(検討会3回開催、委員3名、山口県内で開催) ほか、会場設営の補助、受付事務の補助等の運営支援を行うこと。 (イ)普及啓発資料の作成 適正飼養や動物の遺棄・虐待の防止に向けた普及啓発資料として、うちわ 2,000 個、ポケットティッシュ 10,000 個、ペーパースコップ 5,000 個を調達し、県庁 に納品する。(デザイン・レイアウト案については山口県等から提示)。 また、野犬が多く生息する公園等に設置する啓発看板 10 枚(2種各5枚)、当 -6- 該公園等周辺の協力店舗等に配架する啓発チラシ(A4版、コート紙、両面カラ ー、10,000 枚)及び公園内を巡回パトロールする際に着用するビブス 50 着を調 達し、山口県庁に納品する。 (デザイン・レイアウト案については山口県等から提 示)。なお、成果物はすべて「関連地方公共団体、山口県、環境省」の連名とする。 (ウ)アンケート調査 野犬増加防止対策を効果的にかつ効率的に実施するため、野犬問題及び動物愛 護管理に関する地域住民の意識等を把握するため、アンケート(10 頁程度)を実 施する。アンケートについては、請負者が(ア)の検討会等の意見を踏まえて原 案を作成し、山口県担当者及び環境省担当官の承認を得て素案を作成し、印刷を 行うこと。 調査を実施する際には、山口県等から提供される発送先リストに基づいて県内 の 1,600 世帯にアンケート郵便を発送し、返信用封筒で送られてくるアンケート 調査の集計、結果の分析を行う。 (エ)講演会の開催支援 山口県等が主催して開催する動物愛護管理に関する講演会(一般県民向け、会 場は山口県内を想定、開催回数:1回 、講師数:1名、参加者数:100 名)につ いて、講師への旅費・謝金、会議費(お茶代等)、会場借料の支払い及び講演会資 料(A4 版、白黒、12 ページ、100 部程度) 、開催案内ポスターの印刷(B2 版、 コート紙、片面、カラー、200 枚程度)を行うほか、会場設営の補助、受付事務 の補助等の運営支援を行うこと。 (オ)飼養管理・適正譲渡研修会の開催支援 山口県が主催して開催する収容犬の衛生的な飼養管理及び適正譲渡に関する 研修会(山口県担当者、動物愛護推進員及び団体譲渡登録団体向け、会場は山口 県内を想定、開催回数:1回 、講師数:2名、参加者数:50 名)について、講 師への旅費・謝金、会議費(お茶代等)、会場借料の支払い及び研修会資料の印刷 (A4 版、白黒、32 ページ、70 部程度)を行うほか、会場設営の補助、受付事務 の補助等の運営支援を行うこと。 ⑧鹿児島県 所有者不明の犬対策 (ア)アンケート調査 (ⅰ)アンケート内容 鹿児島県が作成する犬・猫の飼養に関する実態や意識に関するアンケート(10 頁程度)について、請負者はアンケートの印刷及び発送を行うこと。 -7- (ⅱ)アンケート調査対象及び調査方法 計 1,000 件 ・鹿児島県内の世帯 (内訳:鹿児島県本土 500 件,奄美大島地区 300 件,徳之島地区 200 件) ・調査方法はアンケート用紙を個別に郵送・返送するか,市町村自治会便で配布・ 回収する。 (ⅲ)アンケート調査の集計等 返信用封筒で送られてくるアンケート及び市町村自治体便で回収したアンケ ートの集計を行う。また、速報値として平成 29 年1月末を目途に、集計結果を 環境省担当官へ報告する。 (イ)啓発資料の作成 犬・猫の適正飼養に関する啓発資料(A4 版、コート紙、両面カラー、リーフレ ット又はパンフレット,カラー,5,000 部)を新規にデザイン,印刷し,鹿児島県 あて送付する。資料の内容については,鹿児島県担当者及び環境省担当官と調整し 決定するものとする。 (ウ)講演会の開催支援 鹿児島県が主催して開催する適正飼養に関する講演会(一般飼養者向け,会場 は鹿児島県奄美大島及び徳之島地区、開催回数:計 5 回程度、講師数 2 名程度/回, 参加者数:30 名程度/回)について、会場設営の補助、受付事務の補助等の運営 支援を行うほか、講師への旅費・謝金,会議費(資料印刷代(A4 版、白黒印刷、 10 ページ、30 部程度)、お茶代、会場借料等)の支払い及び鹿児島県担当者の開 催準備旅費(計5回)を負担する。 ⑨川崎市 普及啓発(適正飼養) (ア)アンケート調査 (ⅰ)アンケート内容 適正飼養に関する実態や課題、関係者の意識等を把握するために川崎市が実 施する下記のアンケートについて、アンケート(10 頁程度)の印刷、発送及び 結果のとりまとめを行うこと。 (アンケート素案の作成については、川崎市が実 施。)。 (ⅱ)アンケート調査対象及び調査方法 対象は以下のとおりとし、返信用封筒入りの封書の郵送等により、発送する。 なお獣医師への発送については、川崎市が獣医師会と調整し発送方法につい て調整した上で決定する。(合計 2,150 件) ・川崎市内の世帯 計 1,000 件 ・川崎市内の犬の登録世帯 計 1,000 件 -8- ・川崎市内のペットショップ等 計 50 件 ・川崎市内の獣医師等 計 100 件 (ⅲ)アンケート調査の集計等 返信用封筒で送られてくるアンケート調査の集計、結果の分析を行う。平成 29 年1月下旬を目処に、速報値として分析結果の傾向をとりまとめ、環境省担 当官に報告するものとする。 (イ)市民公開講座の開催支援 (ⅰ)市民公開講座 川崎市が主催して開催する適正飼養に関する市民公開講座(一般飼養者向け、 会場は川崎市内を想定、開催回数:3回 、講師数:2名/回、参加者数:100 名程度/回)について、講師の確保及び講師への旅費 (3回分)の支払いを行 うほか、会場設営の補助、受付事務の補助等の運営支援を行うこと。 (ⅱ)講習会に係るチラシの作成及び印刷 市民公開講座を広報するためのチラシ(A4版、コート紙、両面、カラー、 3,000 部)の原稿を作成し、印刷すること。印刷したチラシは、川崎市に納品す ること。 (ウ)普及啓発資料の作成 (ア)のアンケート結果を踏まえ、啓発効果の高いと考えられる啓発メッセ ージ等を川崎市担当者と調整して請負者がデザインし、啓発資料(クリアファ イル:A4版)を 10,000 部作成し、川崎市に納品すること。 ⑩千葉市 普及啓発(適正飼養) (ア)アンケート調査 (ⅰ)アンケート内容 適正飼養に関する実態や課題、関係者の意識等を把握するために千葉市が実 施する下記のアンケート(10 頁程度)について、アンケートの発送及び結果の 取りまとめを行う。アンケート作成については、千葉市から提供される資料を 基に作成する。 (ⅱ)アンケート調査対象及び調査方法 以下の合計 700 件のアンケートを実施する。 ・千葉市内の世帯 計 600 件 千葉市が指定した地域(6区から1地域)の中から無作為に抽出した戸建て 100 世帯に郵送する。 ・猫の餌やりを行っている市民 計 100 件 調査票を郵送する。対象者は後日、千葉市が指定する。 -9- (ⅲ)アンケート調査の集計等 返信用封筒で送られてくるアンケート調査の集計、結果の分析を行う。環境 省担当官の指定する期日までに速報値として分析結果の傾向をとりまとめ、千 葉市担当者に報告するものとする。 (イ)意見交換会の開催支援 千葉市が主催して開催する意見交換会(会場は千葉市内を想定、1回開催、 3時間程度)での意見交換会資料の印刷(A4、白黒、30ページ程度、30 部程度)のほか、会場設営の補助、受付事務の補助等の運営支援を行うこと。 (ウ)普及啓発資料作成及び配布 アンケート調査及び意見交換会の結果を踏まえ、千葉市から提供される資料 を基にして、飼い主のいない猫の適正管理を中心に各対象者に合わせた動物の 愛護や適正飼養、返還率向上対策に関する普及啓発資料として、イラストを使 用して分かりやすく、読みやすい構成で説明したリーフレットをデザインし、 以下のとおり作成すること。 なお、リーフレットの具体的内容等については、千葉市担当者と調整し決定 するものとする。 (ⅰ)、(ⅱ)とも千葉市が指定した場所に納品する。送付する際は、千葉市から の送付文を同封し、残数は千葉市に納品すること。 (ⅰ)市民向け A4版、コート紙、両面、カラー、30,000 部 ペットショップや動物病院に配布するほか、町内自治会(各班)に配布する。 計:1,250 施設、30,000 部 (ⅱ)中学生向け A3版、二つ折り、両面カラー、コート紙、10,000 部 千葉市内中学校 計 55 施設、8,500 部。残部は千葉市役所に納品。 (エ)配布された啓発物に対するアンケート調査 (ⅰ)アンケート内容 配布された啓発物の認知度等を把握するために千葉市が実施する下記のアン ケート(10 頁程度)について、印刷、発送及び結果の取りまとめを行う。ア ンケート原稿の作成については、千葉市から提供される資料を基に請負者が 作成すること。 (ⅱ)アンケート調査対象及び調査方法 以下の合計 2,200 件のアンケートを実施する。 ・(ア)ⅱの調査対象者:700 件 ・千葉市内の中学校:計6施設 1,500 件 - 10 - 調査対象の学校については、千葉市からリストを提供する。 (ⅲ)アンケート調査の集計等 返信用封筒で送られてくるアンケート調査の集計、結果の分析を行う。平成 29 年2月下旬を目処に、速報値として分析結果の傾向をとりまとめ、千葉市担当 者に報告するものとする。 ⑪八王子市 教育活動 八王子市内の小学校等において奈良県制作の「いのちの教育プログラム」を実 施するため、当該プログラムの黒板用ミニ張り子(犬猫等の動物張り子 20 個体、 扇形ボード1枚、パネル類 80 枚程度)を調達し、八王子市に納品する。 ⑫長野市 普及啓発(適正飼養) (ア)普及啓発資料の作成及び配布 (ⅰ)適正飼養に関する普及啓発資料の作成及び配付 適正飼養に関する市民向けリーフレット (A3版、両面カラー、二つ折り、 約 16 万部程度)及びそのポスター(A2版、片面カラー、約 100 部程度)につ いて、環境省担当官及び長野市担当者の指示に従って原稿作成を行うとともに、 印刷を行い市報への折り込みを行って配付する。 (ⅱ)不妊去勢に関する普及啓発資料の作成及び配付 外にいる猫に対して給餌している市民に対して、不妊去勢の実施を促すポッ プ(量販店等に掲示予定。A5版程度で形は検討、両面カラー、約 2,000 部) を環境省担当官及び長野市担当者の指示に従って原稿作成を行うとともに、印 刷を行い長野市保健所に納品する 。 (ⅲ)野良猫対策ガイドブックの作成 長野市が適正飼養に関する説明会や相談会を行う際に使用する資料(仮称: 「野良猫対策ガイドブック」)の作成(A3版二つ折り、12 ページ、両面カラ ー、2000 部)について、環境省担当官及び長野市担当者の指示に従って原稿作 成を行うとともに、印刷を行い長野市保健所に納品する。 (イ)講演会の開催支援 長野市が主催して開催する適正飼養に関する講演会(会場は長野市内、開催回 数:1回 、講師数:2名、参加者数:600 名程度)について、講師への講演依頼、 イベント運営の工程表、人員配置計画の作成及びイベント開催時における会場設 営の補助、受付事務の補助等の運営支援(2名程度)、現地スタッフの収集・賃 金(5名程度)の支払い、聴講者からのアンケート集計、開催費(会場借料及び お茶代等)、講師への旅費及び謝金の支払いを行う。 - 11 - ⑬鹿児島市 所有明示の推進(マイクロチップ) (ア)普及啓発資料の増刷 飼い主に対するマイクロチップ有効性等の説明、所有明示の必要性の周知・啓 発のための環境省作成パンフレット(マイクロチップ装着について~ペットとの 絆づくりのために~)を増刷し、鹿児島市保健所に納品する(5,000 部)。 (イ)マイクロチップリーダー及びマイクロチップの調達 鹿児島市内の動物病院において、マイクロチップ装着等の実態調査とともに犬 猫へのマイクロチップの装着を行うため、その際に使用するマイクロチップリー ダー(50 台)及びマイクロチップ(1000 個)を調達し、鹿児島市保健所に納品す る。 (ウ)アンケート調査 マイクロチップ等による所有明示の実施状況及び飼い主の意識等を把握する ため、鹿児島市内の動物病院において実施する実態調査について、アンケート用 紙(A4 版、白黒印刷、12 ページ)及び送付用封筒(後納)の印刷(5,000 部)、 鹿児島市保健所への納品及び回収、集計、結果のとりまとめを行う。 (ⅰ)アンケート内容 内容については、鹿児島市において作成して提供する。 (ⅱ)調査対象及び調査方法 受診した犬猫の飼い主へのアンケート用紙及び送付用封筒の配布、回答した アンケート用紙の送付用封筒での送付依頼については、鹿児島市内の動物病院 (50箇所程度)で行う。(5,000 部) (ⅲ)調査の集計等 送付用封筒で回収されたアンケート調査の集計、結果の分析を行う。平成 29 年 2 月下旬を目処に、分析結果(速報値、傾向等)をとりまとめる。 ⑭福岡市(保護された幼齢猫への対策) ミルクボランティア制度を構築するため、粉ミルク(250g 缶×250 本)、ペッ トシーツ(100 枚×30 箱),子猫フード 200kg,哺乳瓶 30 本及び猫砂 100 袋を到 達して福岡市役所に納品する 。 (3)犬及び猫の引取り数削減等のガイドライン作成検討会の開催 引取り数及び殺処分率の低減を図るため、適正飼養や終生飼養等の教育活動の推 進、所有者不明の猫対策、マイクロチップ等所有明示による返還の推進、適正譲渡 の推進等にかかるガイドライン等を作成するための検討会を設置し、事務局業務と - 12 - して、委員との会議日程等の連絡調整、旅費及び謝金の支払い、会議費(お茶代等) の支払い、会場の手配及び会場借料の支払い(会場は東京都内を想定、30 人以下収 容)、議事録及び議事概要の作成を行う。 検討会は3回程度(1回当たり3時間程度)開催し、検討委員の構成は、専門家、 地方公共団体職員、関係団体等から構成される 10 名程度を想定する。各検討会の 資料については、環境省担当官より提供される素案をもとに資料を作成し、1会議 につき 30 部程度(A4版、白黒、50 ページ程度)を配付する。 (4)報告書の作成 上記(1)~(3)により実施した内容について取りまとめた報告書を作成する。 3.業務履行期限 平成 29 年 3 月 31 日まで 4.成果物 紙媒体:報告書 10 部(A4版 100 ページ程度)、本業務で作成した普及啓発 資料等各 10 部 電子媒体:報告書及び本業務で作成した普及啓発資料等の電子データを収納した DVD-R 1式 報告書等(業務上発生するパンフレット・冊子等の印刷物を含む。)及びその電 子データの仕様及び記載事項は、別添によること。 提出場所 環境省自然環境局総務課動物愛護管理室 5.著作権等の扱い (1)成果物に関する著作権、著作隣接権、商標権、商品化権、意匠権及び所有権(以 下「著作権等」という。)は、環境省が保有するものとする。 (2)請負者は、自ら制作・作成した著作物に対し、いかなる場合も著作者人格権を 行使しないものとする。 (3)成果物に含まれる請負者又は第三者が権利を有する著作物等(以下「既存著作 物」という。)の著作権等は、個々の著作者等に帰属するものとする。 (4)納入される成果物に既存著作物等が含まれる場合には、請負者が当該既存著作 物の使用に必要な費用の負担及び使用許諾契約等に係る一切の手続を行うもの とする。 6.情報セキュリティの確保 請負者は、下記の点に留意して、情報セキュリティを確保するものとする。 (1) 請負者は、請負業務の開始時に、請負業務に係る情報セキュリティ対策とそ - 13 - の実施方法及び管理体制について環境省担当官に書面で提出すること。 (2) 請負者は、環境省担当官から要機密情報を提供された場合には、当該情報の 機密性の格付けに応じて適切に取り扱うための措置を講ずること。 また、請負業務において請負者が作成する情報については、環境省担当官か らの指示に応じて適切に取り扱うこと。 (3) 請負者は、環境省情報セキュリティポリシーに準拠した情報セキュリティ対 策の履行が不十分と見なされるとき又は請負者において請負業務に係る情報 セキュリティ事故が発生したときは、必要に応じて環境省担当官の行う情報セ キュリティ対策に関する監査を受け入れること。 (4) 請負者は、環境省担当官から提供された要機密情報が業務終了等により不要 になった場合には、確実に返却し又は廃棄すること。 また、請負業務において請負者が作成した情報についても、環境省担当官か らの指示に応じて適切に廃棄すること。 (5) 請負者は、請負業務の終了時に、本業務で実施した情報セキュリティ対策を 報告すること。 (参考)環境省情報セキュリティポリシー http://www.env.go.jp/other/gyosei-johoka/sec-policy/full.pdf 7.その他 (1)請負者は、本仕様書に疑義が生じたとき、本仕様書により難い事由が生じたと き、あるいは本仕様書に記載のない細部については、環境省担当官と速やかに協 議しその指示に従うこと。 (2)会議運営を含む業務 会議運営を含む業務にあっては、「環境物品等の調達の推進に関する基本方 針」(平成 28 年 2 月 2 日閣議決定)の「会議運営」の判断の基準を満たすこと。 - 14 - (別添) 1.報告書等の仕様及び記載事項 報告書等の仕様は、「環境物品等の調達の推進に関する基本方針」(平成 28 年 2 月 2 日閣議決定。以下「基本方針」という。)の「印刷」の判断の基準を満たすこと。 なお、「資材確認票」(基本方針 204 ページ、表3参照)及び「オフセット印刷又 はデジタル印刷の工程における環境配慮チェックリスト」(基本方針 205 ページ、表 4参照)を提出するとともに、印刷物にリサイクル適性を表示する必要がある場合は、 以下の表示例を参考に、裏表紙等に表示すること。 リサイクル適性の表示:印刷用の紙にリサイクルできます この印刷物は、グリーン購入法に基づく基本方針における「印刷」に係る判断の基 準にしたがい、印刷用の紙へのリサイクルに適した材料[Aランク]のみを用いて作 製しています。 なお、リサイクル適性が上記と異なる場合は環境省担当官と協議の上、基本方針 (http://www.env.go.jp/policy/hozen/green/g-law/kihonhoushin.html)を参考に 適切な表示を行うこと。 2.電子データの仕様 (1)Microsoft 社 Windows7 SP1 上で表示可能なものとする。 (2)使用するアプリケーションソフトについては、以下のとおりとする。 ・文章;ワープロソフト Justsystem 社一太郎(ファイル形式は一太郎 2011 以下)、 又は Microsoft 社 Word(ファイル形式は Word2010 以下) ・計算表;表計算ソフト Microsoft 社 Excel(ファイル形式は Excel2010 以下) ・画像;BMP 形式又は JPEG 形式 ( 3 )( 2 )に よる 成 果 物に加え、 「PDF ファイル形式」による成果物を作成す ること。 (4)以上の成果物の格納媒体は DVD-R とする。事業年度及び事業名称等を収納ケー ス及び DVD-R に必ずラベルにより付記すること。 (5)文字ポイント等、統一的な事項に関しては環境省担当官の指示に従うこと。 3.その他 成果物納入後に請負者側の責めによる不備が発見された場合には、請負者は無償 で速やかに必要な措置を講ずること。 - 15 -
© Copyright 2024 ExpyDoc