仕様書等 [PDF 597.1 KB]

(別添2)
平成 28 年度クリーンアジア・イニシアティブ(CAI)及び SDGs 達成のための
国際環境協力推進・調査等業務仕様書
1.業務の目的
昨今のアジア地域においては、著しい経済成長や都市化の急激な進行に伴い環境
問題が深刻化しており、アジアにおける環境保全は重大な課題となっている。加え
て、世界の温室効果ガスの大部分はアジア地域で排出されていることから、地球環
境問題の保全の観点からも、当該地域の低炭素化は極めて重要である。
このような背景の下、我が国が 2008 年6月に策定したクリーンアジア・イニシ
アティブ(以下「CAI」という。)は、日本の経験・技術・組織・制度を移転する
こと等により、アジア諸国の経済発展が環境劣化を飛び越えて発展することを目指
したものである。
さらに、2015 年9月、国連総会において「持続可能な開発のための 2030 アジェ
ンダ」が採択された。このアジェンダは、人間、地球及び繁栄のための行動計画と
して、17 の目標からなる「持続可能な開発目標(SDGs)」を掲げた。この目標の多
くが環境分野にも関係しており、また発展途上国のみならず、先進国自身が取り組
む普遍的なものである。我が国もこのアジェンダの議論や交渉に一貫して貢献して
きた国として、開発協力大綱や人間の安全保障の理念の下で、今後のアジェンダの
実施に最大限努力するとともに、国際協力も本アジェンダの目標に即した形で実施
する必要がある。
また、島嶼国には、自然環境保全、気候変動対策(緩和・適応等)、廃棄物処理
管理等の重要な問題に、十分な取組が出来ていない国が多い。最近では、不規則且
つ大規模なハリケーンによって大きな被害を受けており、島嶼国の脆弱性が一層顕
著となっていることも踏まえ、取組を加速化させるべく支援する必要がある。
本業務は、我が国のこれまでの CAI の取組を踏まえ、アジア諸国を中心に、島嶼
国も含めて、各種調査、情報収集、及び各種国際会合の開催支援等を総合的に行う
ことにより、アジアを中心とした各国が SDGs を達成するにはどのような課題があ
り、我が国としてどのような事をすべきか調査し、我が国の環境に関する取組及び
技術を広報等を通して途上国等に広め、我が国主導の国際環境協力の推進を行うこ
とを目的とする。
2.業務の内容
(1)概要調査
今後の国際環境協力の可能性の検討及び協力プロジェクト案件の形成に向け、
下記をテーマに概要調査を行うとともに、調査後速やかにそれぞれの結果を取り
まとめた調査レポートを作成し提出する。
アジアの都市における環境対策を強化するための調査
-1-
我が国はこれまでに環境的に持続可能な都市(ESC)の推進等を通じて、ア
ジアの都市における環境分野の政策実施能力の向上に取り組んできているが、
SDGs やパリ協定の採択などを踏まえ、都市における低炭素化及びレジリエン
スの一層の推進・強化が必要になっている。
このことから、アジアの都市の低炭素化やレジリエンス強化に一層資する
ために、アジアの都市が抱えている環境課題を、既存の資料や、また東アジ
ア首脳会議環境大臣会合(EAS EMM)や ASEAN 加盟国等の主要なステークホル
ダー等を対象としたアンケートや聞き取り調査等を実施することで抽出する。
また、その課題に対し、我が国の都市や企業が強みを持つ技術やノウハウの
活用可能性を調査するとともに、連携して取り組むことが検討可能な国際機
関、援助機関やその支援メニュー等を調査することで、都市の環境分野協力
を推進するための戦略について検討の上で、調査レポートを作成し、提出す
ること(A4 版、白黒両面日本語 40 頁、英語要約 10 頁程度、7 部程度)。
上記調査業務を行うため、必要に応じて、例えばハイレベルセミナーが開催さ
れるタイに、2名・1回程度(6~3級、3泊4日)が出張し、ステークホルダ
ー等を対象に必要な調査活動を行う。
なお上記調査に当たっては、環境省担当官と調査項目及び調査方法について協
議の上実施すること。
(2)アジア諸国との各種会合支援及び調査業務
アジア諸国との各種会合(ベトナム、インドネシア、シンガポールの計3回程
度想定。会合に付随して行う会合及び出張等を含む。)における日本側出席者の
支援のため、ア~カの業務を行う。
ア.ASEAN 環境関連会合に係る活動内容の調査
ASEAN の枠組みで開催されている環境大臣関連会合は、日本が関わる ASEAN
+3 及び EAS 環境大臣会合のほか、日本が参加していない ASEAN 加盟国間でメ
コン川流域越境ヘイズに関する ASEAN 合意締約国会議、ASEAN 環境大臣非公式
会合(IAMME)、印 ASEAN 環境大臣会合などの内容について、公開資料等を利用し、
ここ数年の経緯も含めた ASEAN の環境協力に係る活動について、調査すること。
また、調査に当たっては、環境省が今後 ASEAN との環境協力を検討する上で
参考にすることができ、ASEAN における環境に係る取組の全体像が把握できる
よう、調査レポートを作成すること(A4 版、白黒両面、和文 50 頁、7 部程度)。
環境省担当官と調査項目及び調査方法について協議の上実施するものとし、調
査レポートには和文 1 頁程度の概要をつけること。
なお、「平成 27 年度クリーンアジア・イニシアティブ(CAI)推進・調査等
業務」の同テーマに関する調査内容を踏まえ、それを更新・発展した調査を行
-2-
うこととする。
イ.原稿作成補助及び翻訳
日本側出席者の読み上げ原稿案等の作成に係る補助的業務(日本語原稿を英
語化する作業を含む。)を行う。
※翻訳想定:日本語から英語(A4 版 30 頁程度)
ウ.発表資料の作成補助及び翻訳
日本側出席者の発表資料案(会場で投影するパワーポイント資料や配付資料
等)の作成及びその作成に係る補助的業務(日本語原稿を英語化する作業を含
む。)を行う。
※翻訳想定:日本語から英語(A4 版 30 頁程度)
エ.主要文書の翻訳
会合で使用する主要文書(成果文書等)の翻訳を行う。
※翻訳想定:英語から日本語(A4 版 20 頁程度)
:ベトナム語から日本語(A4 版
60 頁程度)
:日本語からベトナム語(A4 版
40 頁程度)
:インドネシア語から日本語(A4 版
60 頁程度)
:日本語からインドネシア語(A4 版
40 頁程度)
オ.通訳の手配
大臣等ハイレベル出席者(2泊3日の旅程を想定)向けの通訳(同時通訳、
日本語-現地公用語(現地在住者で、それぞれ日本語-ベトナム語、インドネ
シア語、英語。)、通訳期間は2日間全日、2名程度、6~3級相当)を手配
する。なお、上記の通訳は過去に国際会議等における豊富な通訳実績があり、
環境分野に十分な知見のある者とし、通訳の旅費は国家公務員等の旅費に関す
る法律に準じて請負者が負担するものとする。
カ.記念品の手配
会合に出席する各国要人に対して、記念品(税抜 5,000 円程度)を計 3 個程
度手配する。記念品の内容については、事前に環境省担当官の確認を得ること。
(3)ESC 推進に係る調査等業務
本項における業務は、東アジア地域における SDGs を踏まえた ESC の更なる推進、
及び我が国の持続可能な都市づくりの経験の共有を目的に、①東アジア地域にお
ける ESC の現状に関する調査、②SDGs 及び ESC に関するハイレベルセミナーの開
-3-
催を行うものである。
また、上記を実施するに当たり、近年、我が国が推進する二国間クレジット制
度(JCM)の下で行われている大規模案件形成可能性調査や我が国で進められてい
る環境未来都市構想の中でも、EAS 諸国が持続可能な経済社会システムを効率的
に実現していく上で行われている取組を参考にする。
① 東アジア地域における ESC・SDGs の現状に関する調査
東アジア地域における ESC の現状、アジアの都市で行われている JCM 関連調
査の動向、都市をテーマとして国際機関及び地域機関の取組並びに SDGs に係る
各国政策等に関する情報収集と整理を行い、下記②のハイレベルセミナーのテ
ーマ、開催形式等、開催についての企画に資するよう、調査を行う。
また、これらの調査について、(2)②の ASEAN 関連会合に出席し、日本側
からの発表内容をまとめ、必要に応じて会合において発表する。
なお、それらを取りまとめた調査結果は、下記③の業務報告書に収めること。
② 第 1 回 SDGs 及び ESC に関するハイレベルセミナーの開催
上記①の調査により、収集・整理した東アジア地域における ESC の現状に関
する情報を活用し、東アジア地域における ESC の更なる推進に資することがで
きるよう、テーマ、開催形式等について企画検討を行い、平成 29 年1月頃(予
定)に、東アジア地域の国及び自治体関係者、企業関係者、国際機関、NGO、
有識者等を対象に、3日間(予定、うち1日はサイドイベントを実施)の ESC
に関するハイレベルセミナー(平成 22 年から例年開催されており、今回は8回
目に当たる。以下「セミナー」といい、今回の第8回セミナーを「本セミナー」
という。)を、タイ・バンコク(想定)で開催する。開催に当たり、以下ア~
コの業務を行う。
ア.本セミナーの企画・提案
上記①の調査の結果を反映させ、テーマ、開催形式など本セミナーの開催
についての企画を行う。なお、企画に当たっては、東アジア地域の ESC を推
進することを目的として、開催予定国のタイ、ASEAN 環境的に持続可能な都市
作業部会議長を務めるカンボジア、ASEAN 事務局等関係者の意向も踏まえ、
ASEAN が取り組んでいる ESC モデル都市プログラム(ASEAN 事務局等がアジア
の各都市でモデル事業を実施中)との連携・協力を図ること。
イ.本セミナーの議長・発表候補者の選定・依頼
上記①の調査の結果及びアの企画に基づき、本セミナーのテーマに沿って、
適切な議長、発表者の人数を検討し、候補者を選定の上、環境省担当官及び
関係国の了承を得た後、招待状の発送等の必要な手続を行い、参加を依頼す
-4-
る。また、発表者を含む本セミナーの招待者(タイを除く EAS 参加国(韓国、
中国、インド、ニュージーランド、豪州、米国、ロシア、インドネシア、フ
ィリピン、マレーシア、シンガポール、ベトナム、カンボジア、ブルネイ、
ラオス及びミャンマー)政府から各1~2名程度、EAS 参加国が推薦する都市
の自治体関係者から各1名程度(但し日本の自治体関係者からは3名程度、
日本の民間企業3~5社程度から各1名程度の参加を想定。6~3級相当、
3泊4日を予定。)には旅費を支払うものとし、さらに民間企業関係者には
これに加えて1名につき2日分の謝金(1日当たり 17,700 円)を支払うもの
とする。なお、旅費は、国家公務員等の旅費に関する法律に準じて支給する
ものとする。
ウ.本セミナーの進行及び運営
請負者は本セミナーにて円滑に会議が進行するよう、議事運営、本セミナ
ーの取りまとめ文書の作成等、必要な運営業務を行う。また、本セミナー運
営のために、適切に人員(5名程度(うち1名は業務を指揮する立場にある
者)、4泊5日程度を想定。)を配置する。
エ.本セミナーの広報、参加者情報の取りまとめ、参加者との連絡調整
本セミナーの開催についてインターネット及び電子メール等を活用して広
報を行い、参加者を募集する。参加者情報を取りまとめ、環境省担当官から
求めがあった場合は、最新の取りまとめ結果を速やかに提出すること。また、
必要に応じて参加者との連絡調整を行う。(定員:約 200 名程度、対象:東
アジア地域の国及び自治体関係者、民間企業、国際機関、NGO、有識者。
公募人数については環境省担当官及び関係国と相談すること。)
オ.会議資料の取りまとめ
発表者及び関係者等から提出される発表資料の取りまとめを行い、参加者
に配布する。また、必要に応じ、関係資料の和文英訳(和文 10 頁程度)を行
う。更に、必要な場合には日本からの発表者の発表資料作成を行う。
カ.会場手配
本セミナーの規模及びテーマ、対象に応じて適切な会場(タイ・バンコク
を想定)、200 名程度収容可能なメインルームを2日間と、50 名程度収容する
分科会用の3部屋を2日間(2日間の本セミナーの中で、両日とも、出席者
が別れて個別のテーマについて議論する分科会を3つ程度設けるため。)、
20 名程度を収容する事務局用の1部屋を4日間(直前の準備会合等での2日
間の使用を含む。)を開催国と調整の上、確保する。また、キの会議要件に
従って、備品などを手配し、費用を負担する。
-5-
キ.会議要件
会議開催に当たり、以下(ア)~(エ)の業務を行う。
(ア)会場配置
環境省担当官及び関係国と協議した後、本セミナー会場の机、椅子等を
設置する。
(イ)会議関連機器等の手配、設置、操作等
会議のため下記 a~g を手配し、設置を行うこと。なお、会議前に機器の
テスト、リハーサルを行うこと。また会議開催時は機器の操作を行い、円
滑に会議を進行する。
a.マイク
発表者、司会者などのマイク(4本程度)を用意し、適切に設置する。
b.スクリーン
請負者はプロジェクター用のスクリーンを少なくとも3台用意し、適切
に設置を行う。
c.プロジェクター
請負者はプロジェクターを3台程度用意し、適切に設置を行う。
d.パソコン
請負者は上記 c のプロジェクターと接続して使用するためのパソコン
を3台程度用意し、プレゼンテーション等が可能なように適切に設置する。
e.プリンター
請負者はプリンター1台及びこれのために使用するインク(ブラック、
カラー)を用意し、上記 d のパソコンのうち1台と接続して使用するため
必要な周辺機器(コネクタ等)を準備し、接続、設定を行い、適切に設置
する。
f.レーザーポインター
請負者はレーザーポインター3個を用意し、適切に設置を行う。
g.飲料水
請負者は発表者及び参加者(2日間、各日約 200 名想定)に対し、それ
ぞれ1日1本程度飲料水を用意する。
(ウ)録音
会議内容について録音(PC で再生可能な形式に加工すること。)を行う。
会議後、速やかに環境省に録音データを持ち込む。また、環境省担当官の
指示に従い、必要に応じて文字起こしを行う(英語、2時間×3セッショ
ン×2日を予定。)。文字起こしを行った英文原稿(A4 版 80 頁を想定)に
ついては、日本語への翻訳を行う。なお、翻訳については、会議テーマの
内容等を理解できる基礎知識を有している者が担当することとする。
(エ)写真撮影
-6-
本セミナーの記録写真をデジタルカメラで撮影(100 枚程度)し、会議後
速やかに環境省に DVD-R で納品する。
ク.通訳の手配
本セミナー実施に当たり、通訳(同時通訳、原則として日本語-英語、3
泊4日程度、通訳期間は2日間全日、2名程度、6~3級相当)を手配する。
なお、上記の通訳は過去に国際会議等における豊富な通訳実績があり、環境
分野に十分な知見のある者とし、通訳の旅費は国家公務員等の旅費に関する
法律に準じて請負者が負担するものとする。
ケ.本セミナー準備会合の開催
本セミナー前日に、本セミナーの運営を円滑にすることを目的に、議長及
び各国政府出席者のうち1名を集めて、準備会合を開催する。準備会合開催
のため、20 名程度収容する部屋を1日間、確保する。準備会合の開催に当た
っては、環境省担当官及び関係国と協議の上、詳細を決定する。また、準備
会合出席者用に、20 本程度の飲料水を用意する。
コ.記念品の手配
セミナーに出席する各国要人に対して、記念品(税抜 5,000 円程度)を計
17 個程度手配する。記念品の内容については、事前に環境省担当官の確認を
得ること。
③ 報告書の作成
上記①~②までの業務内容を取りまとめた報告書(A4 版、軽印刷両面 100 頁
程度、7 部)を作成し、4.の成果物の一部として納品する。なお、本セミナー
開催時の配布資料も報告書に収める。
(4)島嶼国に関する調査及び若手研究者を対象とした研究会の開催
2016 年3月、環境省の支援により、アジア太平洋島嶼国の研究者を中心となり、
島嶼国で起きている環境問題や気候変動の影響についての研究を促進し、解決策
を議論していくための「アジア太平洋島嶼地域環境研究者ネットワーク(ESNAP)」
を設立した。この ESNAP は若手研究者を養成していくことを目的の1つとしてお
り、同月に最初の活動として、若手研究者を対象とした研究会が開催された。本
業務は、この研究会と同様の研究会を同年 12 月頃に開催することで、若手研究者
間の議論の促進と、交流を図るものである。なお、本研究会は、会合2日、サイ
トビジット1日の計3日、場所は沖縄県内の琉球大学(ESNAP の事務局。)や沖
縄科学技術大学院大学(OIST、ESNAP の協力大学。)等を想定する。
-7-
①アジア・太平洋島嶼国における環境問題の現状の調査
アジア・太平洋島嶼国で深刻になっている環境問題や気候変動による影響に関
する現状を、ESNAP の下で実施されている研究結果及び本研究会の成果も含めた
文献等を活用して調査する。環境省担当官と具体的な調査項目及び調査方法につ
いて協議の上実施するものとし、これらを取りまとめた調査結果は下記④の業務
報告書に収めること。
②研究会参加者の招聘等に関する手続き
ア.参加者の招聘に関する事務処理業務
研究会に参加を予定する日本国内(東京都及び沖縄県在住者(大学院生を
含む)、3~6 級相当を想定)及び国外(フィジー・サモア・モルディブ・ツ
バル・パラオ・インドネシアの 6 ヶ国、3~6 級相当を想定)の若手研究者等
22 名程度(東京都在住者3名、沖縄県在住者7名、国外12名を想定。参加
者は環境省担当官の指示に基づき定めることとする。)を招聘するための航
空券や宿舎の確保(東京都在住者各3泊4日、国外各4泊6日程度を想定。
沖縄県在住者は不要とする。)等を行う。また、招待状及び会議関連情報等
の郵送による送付等の参加予定者との連絡調整業務や、参加者に関する情報
の取りまとめを行う。なお、参加者招聘にかかる費用(旅費及び視察に関す
る費用等)は請負者にて負担し、旅費については国家公務員等の旅費に関す
る法律に準じることとする。
イ.研究会プログラム案の作成
参加者の招聘に当たり、研究会のプログラム案を作成し、環境省担当官の
指示の下で確定をする。
③研究会開催の準備・運営等
研究会開催の為に沖縄県に事務局員(3~6級相当、環境に関する国際会議
の開催統括業務の実施経験、及び事務業務補助・議事録作成等を行うのに十分
な英語能力を有する者を想定)3名程度を配置し、以下の業務を行う。
なお、会議開催のための会議室(2 日間、各日約 30 名収容可能)については
請負者にて確保し、必要な費用(会議室借料)の支払いを行う。
ア.会場配置
環境省担当官の指示に従い、研究会開催のための会場設営を行う。
会場に配備する、プロジェクター・スクリーン・マイク・レーザーポイン
ター等についても、請負者にて確保する。
会議プレゼンテーション用に DVD マルチドライブ、Windows 7
-8-
SP1 以上、
Microsoft PowerPoint2007 以上、Microsoft Office2007 以上、Windows Media
Player 9、 Adobe Reader、Adobe Flash Player、Internet Explorer 8 以上
及びウィルス対策ソフトを備えたノートパソコンで USB メモリが使用可能な
ものを手配し、会議場に設置する。
また、午前・午後の会合前にミネラルウォーターを参加者全員(各回 15 名、
計 60 名分程度)に配付する。
イ.研究会資料の複写、セット、配付
参加者配布用の資料を、参加者用として英語版 12 セット、日本語版 15 セ
ット準備し、研究会当日に、会議場において参加者の席上にあらかじめ設置
することにより配付する。資料の詳細は別途環境省担当官が指示する(白黒
A4 版 50 頁程度を想定)。
ウ.録音及び写真撮影
研究会での発言について録音(PC で再生可能な形式に加工すること。)を
行う。研究会終了後、速やかに環境省に録音データを持ち込む。また、環境
省担当官の指示に従い、必要に応じて文字起こし及び翻訳(英語から日本語
へ)を行う。
※文字起こし及び翻訳分量:3時間×4回(合計 A4 版
60 枚程度)を想定。
また、研究会の記録写真をデジタルカメラで撮影(20 枚程度)し、会議後、
速やかに環境省に DVD-R で納品する。
エ.昼食
昼食時にも会合を行うものとし、昼食を弁当形式(1人当たり税抜き 2,000
円を上限とし、飲み物は別途手配する。)で参加者全員分(各日 15 名、計 30
名分程度)用意し、費用の支払いを行う。
オ.レセプションの開催
研究会の参加者等を対象に、意見交換及び交流を促進する目的で、レセプ
ション(参加者 40 名程度を想定。)を環境省担当官と相談の上で開催し、か
かる費用の支払いを行う。
カ.サイトビジットの実施
(4)②イ.で定めたプログラム案に則り、研究会参加者によるサイトビジ
ットの実施を行う。実施に際しては、20 名以上が乗車できるバスを1日借り
上げ、移動に供するものとする。また、昼食(弁当形式:1人当たり税抜き
2,000 円を上限とし、15 名程度分手配する。)を手配し、費用の支払いを行
う。
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④ 報告書の作成
上記①~③までの業務内容を取りまとめた報告書(A4 版、軽印刷両面 50 頁
程度、7 部)を作成し、4.の成果物の一部として納品する。なお、研究会開催
時の配布資料も報告書に収める。
(5)情報発信
環境省が設置している持続可能な開発に向けた国際環境協力サイト
(http://www.env.go.jp/earth/coop/coop/index.html)のコンテンツの月1回程
度の作成更新(年間合計 A4 換算 100 頁程度(和文・英文(各約 50 頁、翻訳を含
む))及びニュースレター(カラー両面(12 頁程度、和文各 300 部、英文各 500 部
程度、1回程度、翻訳を含む)の作成、発行、配付 2.(3)の国際会議等に持参
及び国内 100 件、アジア諸国 200 件程度の郵送を想定)を行う。また、この実施
のため配付計画を予め作成するとともに、配付先アドレスリストを更新する。
加えて、環境省の ODA 事業に関して紹介・解説したサイトを更新(年間合計
A4 換算 60 頁程度(和文・英文(各約 30 頁、翻訳を含む))し、上記国際環境協
力サイトとリンクさせる。
なお、コンテンツ及びニュースレターの内容については環境省担当官と相談の
上、確定する。
(参考)過去のニュースレター
http://www.env.go.jp/earth/coop/coop/cai/news_pam.html
3.業務履行期限
平成 29 年 3 月 31 日まで
4.成果物
紙媒体:報告書7部(A4 版、軽印刷両面 250 頁程度。うち 100 頁程度は 2.(3)
③の報告書、50 頁程度は 2.(4)④の報告書。)
電子媒体:報告書の電子データを収納した電子媒体(DVD-R)2 式
最新のウェブサイト「持続可能な開発に向けた国際環境協力サイト」のコンテ
ンツデータ(DVD-R)2 式
報告書等(業務上発生する調査レポート、ニュースレター等の印刷物を含む。)
及びその電子データの仕様及び記載事項は、別添によること。
提出場所
環境省地球環境局国際連携課国際協力室
5.著作権等の扱い
(1)成果物に関する著作権、著作隣接権、商標権、商品化権、意匠権及び所有権(以
- 10 -
下「著作権等」という。)は、環境省が保有するものとする。
(2)請負者は、自ら制作・作成した著作物に対し、いかなる場合も著作者人格権を
行使しないものとする。
(3)成果物に含まれる請負者又は第三者が権利を有する著作物等(以下「既存著作
物」という。)の著作権等は、個々の著作者等に帰属するものとする。
(4)納入される成果物に既存著作物等が含まれる場合には、請負者が当該既存著作
物の使用に必要な費用の負担及び使用許諾契約等に係る一切の手続を行うもの
とする。
6.情報セキュリティの確保
請負者は、下記の点に留意して、情報セキュリティを確保するものとする。
(1) 請負者は、請負業務の開始時に、請負業務に係る情報セキュリティ対策とそ
の実施方法及び管理体制について環境省担当官に書面で提出すること。
(2) 請負者は、環境省担当官から要機密情報を提供された場合には、当該情報の
機密性の格付けに応じて適切に取り扱うための措置を講ずること。
また、請負業務において請負者が作成する情報については、環境省担当官か
らの指示に応じて適切に取り扱うこと。
(3) 請負者は、環境省情報セキュリティポリシーに準拠した情報セキュリティ対
策の履行が不十分と見なされるとき又は請負者において請負業務に係る情報
セキュリティ事故が発生したときは、必要に応じて環境省担当官の行う情報セ
キュリティ対策に関する監査を受け入れること。
(4) 請負者は、環境省担当官から提供された要機密情報が業務終了等により不要
になった場合には、確実に返却し又は廃棄すること。
また、請負業務において請負者が作成した情報についても、環境省担当官か
らの指示に応じて適切に廃棄すること。
(5)請負者は、請負業務の終了時に、本業務で実施した情報セキュリティ対策を
報告すること。
(参考)環境省情報セキュリティポリシー
http://www.env.go.jp/other/gyosei-johoka/sec-policy/full.pdf
- 11 -
7.その他
(1)請負者は、本仕様書に疑義が生じたとき、本仕様書により難い事由が生じたと
き、あるいは本仕様書に記載のない細部については、環境省担当官と速やかに協
議しその指示に従うこと。
(2)静的コンテンツのみのホームページ作成に当たっては、「環境省ウェブサイト
作成ガイドライン」及び受注後に提供される「環境省ホームページ対応基準書」
に基づくこと。
また、
「環境省ウェブサイト作成ガイドライン」は以下の URL において公開して
いる。
http://www.env.go.jp/other/gyosei-johoka/web_gl/
(3)会議運営を含む業務
会議運営を含む業務にあっては、「環境物品等の調達の推進に関する基本方針」
(平成 28 年2月2日閣議決定)の「会議運営」の判断の基準を満たすこと。
(4)本業務を行うに当たって、入札参加希望者は必要に応じて平成 27 年度クリー
ンアジア・イニシアティブ(CAI)推進・調査等業務に係る資料等を所定の手続
きを経て環境省内で閲覧することを可能とする。
資料閲覧を希望する者は、環境省地球環境局国際連携課国際協力室に予め連絡
の上、訪問日時及び閲覧希望資料を調整すること。ただし、コピーや写真影響の
行為は禁止する。また、閲覧を希望する資料であっても、平成 27 年度クリー
ンアジア・イニシアティブ(CAI)推進・調査等業務における情報セキュリティ
保護等の観点から、提示できない場合がある。
- 12 -
(別添)
1.報告書等の仕様及び記載事項
報告書等の仕様は、「環境物品等の調達の推進に関する基本方針」(平成 28 年 2
月 2 日閣議決定。以下「基本方針」という。)の「印刷」の判断の基準を満たすこと。
なお、「資材確認票」(基本方針 204 頁、表3参照)及び「オフセット印刷又はデ
ジタル印刷の工程における環境配慮チェックリスト」(基本方針 205 頁、表4参照)
を提出するとともに、印刷物にリサイクル適性を表示する必要がある場合は、以下の
表示例を参考に、裏表紙等に表示すること。
リサイクル適性の表示:印刷用の紙にリサイクルできます
この印刷物は、グリーン購入法に基づく基本方針における「印刷」に係る判断の基
準にしたがい、印刷用の紙へのリサイクルに適した材料[Aランク]のみを用いて作
製しています。
なお、リサイクル適性が上記と異なる場合は環境省担当官と協議の上、基本方針
(http://www.env.go.jp/policy/hozen/green/g-law/kihonhoushin.html)を参考に
適切な表示を行うこと。
英語サマリーについては、以下により作成すること。
(1) 以下の対訳集等を参考に、ネイティブチェックを経ること。
① 環境用語和英対訳集(EIC ネット http://www.eic.or.jp/library/dic/)
② 法令用語については、日本法令外国語訳データベースシステムの標準対訳辞
書(http://www.japaneselawtranslation.go.jp/)
(2)海外で参照されることを念頭に入力は半角で行い、全角文字や全角スペースは
使用しないこと。特に以下に注意すること。
・丸数字は使用不可。「℃」→「degrees C」又は「degrees centigrade」
・記号はすべて半角。例:「“ ”」→「" "」、「`」「’」→「'」、「-」→
「-」
・化学物質は英文名+化学記号(半角の英数字)。1/4 文字にしない。二度目以
降は化学記号のみでも可。例:carbon dioxide (CO2)
・環境省の略称は「MOE」(大文字)
2.電子データの仕様
(1)Microsoft 社 Windows7 SP1 上で表示可能なものとする。
- 13 -
(2)使用するアプリケーションソフトについては、以下のとおりとする。
・文章;ワープロソフト Justsystem 社一太郎(ファイル形式は一太郎 2011 以下)、
又は Microsoft 社 Word(ファイル形式は Word2010 以下)
・計算表;表計算ソフト Microsoft 社 Excel(ファイル形式は Excel2010 以下)
・画像;BMP 形式又は JPEG 形式
( 3 )( 2 ) に よる 成果物に加え 、 「 PDF ファイル形式」による成果物を作成す
ること。
(4)以上の成果物の格納媒体は DVD-R 等とする。事業年度及び事業名称等を収納ケ
ース及び DVD-R 等に必ずラベルにより付記すること。
(5)文字ポイント等、統一的な事項に関しては環境省担当官の指示に従うこと。
3.その他
成果物納入後に請負者側の責めによる不備が発見された場合には、請負者は無償で
速やかに必要な措置を講ずること。
- 14 -
(別添3)
平成 28 年度クリーンアジア・イニシアティブ(CAI)及び SDGs 達成のための国際環境協
力推進・調査等業務に関する提案書作成・審査要領
環
境
省
本書は、平成 28 年度クリーンアジア・イニシアティブ(CAI)及び SDGs 達成のための
国際環境協力推進・調査等業務に関する提案書の作成、審査等の要領を提示するものであ
る。
Ⅰ
提案書作成要領
1.提案書の構成及び作成方法
以下に、「平成 28 年度クリーンアジア・イニシアティブ(CAI)及び SDGs 達成のた
めの国際環境協力推進・調査等業務に関する提案書の評価基準表」(以下「評価基準表」
という。)から「評価項目」及び「要求要件」を転載する。
評価項目
大項目
中項目
0.仕様書の遵守
1.業務の基本方針
要求要件
仕様書に規定する業務の目的や作業事項
に反し、又は矛盾する提案がないこと。
仕様書を踏まえ、業務の実施に当たっての
基本方針を記述すること。
2.業務の実施方法
2.1仕様書2.(1)の業 仕様書に記載する概要調査の実施手法を
務内容
提案すること。
2.2仕様書2.(2)の業 アジア諸国との各種会合に関わる調査に
務内容
当たり、必要となる情報について、その情
報源や整理項目等を含む、収集・整理の方
針を提案すること。
2.3仕様書2.(3)の業 ハイレベルセミナー及び東アジア地域に
務内容
おける ESC 分野での協力に関わる調査につ
いて、我が国の効果的な貢献のための課題
の抽出方針と、対策の検討方針について提
案すること。なお、本業務遂行に当たり、
追加的業務が必要と考えた場合、その提案
を具体的に記述すること。
- 15 -
2.4仕様書2.(4)の業 島嶼国に関する調査に当たり、必要となる
務内容
情報について、その実施手法や整理項目等
を含む、収集・整理の方針を提案すること。
3.業務の実施計画
業務実施に係る作業事項を作業進行予定
表にまとめること。
4.業務の実施体制
4.1執行体制、役割分担 業務の実施体制について、責任者の氏名・
等
役職、従事者の役割分担、従事者数、内・
外部の協力体制等を表にまとめること。
4.2従事者の実績、能力、業務に従事する者の類似業務(国際環境協
資格等
力に関する業務)の実績、本業務に関係す
る能力の資料、資格等を明示すること。ま
た、本業務に従事する主たる担当者の業務
従事期間中における本業務以外の手持ち
業務の状況を記載すること。
5.組織の実績
類似業務の実績
過去に類似業務の実績があれば、業務名及
びそれぞれの概要等を記載すること。
6.組織の環境マネジメントシステム認 事業者の経営における事業所(本社等)におい
証取得状況
て、ISO14001、エコアクション21、
KES、エコステージ、地方公共団体による認
証制度等のうち、第三者による環境マネジメン
ト認証取得の有無、有の場合は認証の名称を記
載し、証明書の写しを添付すること。ただし、
開札する時点において認証期間中であること。
提案書は、上記評価項目に基づき、次に従って作成すること。
1)「はじめに」の項を冒頭に設け、「本書は、平成 28 年度クリーンアジア・イニシ
アティブ(CAI)及び SDGs 達成のための国際環境協力推進・調査等業務仕様書に基づ
き、その実施方法等に関する提案を行うものである。本業務の実施に当たっては、同
仕様書を遵守し、本提案書をその実施計画書と位置づけて行うものとする。」と必ず
記載すること。
このため、提案書の作成に当たっては、仕様書に反し、又は矛盾する事項がないか
十分に点検すること。なお、提案書が仕様書に反し、又は矛盾すると認められたとき
は、評価項目「0.仕様書の遵守」に基づき、当該提案書は不合格となる。
- 16 -
2)「はじめに」以下は、上記評価項目に従い「業務の基本方針」から「組織の環境マ
ネジメントシステム認証取得状況」までの各評価項目を目次とし、それぞれの要求要
件に基づき提案書を作成すること(別添様式参照)。記述上の必要性に応じ、各評価
項目内を細分化して目次立てすることは差し支えない。
3)提案書に詳細に記載するよりも添付資料を参照した方がわかりやすい事項について
は、提案書中に「△については、別添資料○参照」と記載して、資料添付を行うこと
は差し支えない。ただし、添付資料が大部にわたる場合は、必ずその要点を提案書中
に記載すること。「評価項目」及び「要求要件」との関係が容易にわかり難い添付資
料は、添付されなかったとみなすことがある。
4)提案書は、難解な専門用語には注釈を付す等、専門家以外でも理解でき、審査可能
なように平易な記述に努めること。
2.提案書様式、提出部数等
提案書は、別添様式を踏まえて作成すること。記載上の必要に応じて様式を変更して
も差し支えないが、様式の変更は必要最小限にとどめること。提案書の分量は、様式記
載のとおりとすること。
提案書は、添付資料を含めて綴じ込んだ1式を6部提出すること。
環境省から連絡が取れるよう、提案書上に連絡先(電話番号、FAX番号及びメール
アドレス)を記載すること。
3.留意事項
落札した者が提出した提案書は、仕様書とともに原則としてそのまま契約書に添付さ
れ、本業務の実施計画書になるものであり、確実に実施可能な内容として作成すること。
提案書に従った履行がなされない場合は、債務不履行として契約解除及び損害賠償請求
の事由となる。
- 17 -
Ⅱ
提案書の審査及び落札決定の方法
1.落札方式及び得点配分
1)落札方式
次の要件を満たしている者のうち、2)によって得られた総合評価点の最も高い者
を落札者とする。
① 入札価格が予定価格の範囲内であること。
② 「評価基準表」中、必須とされた評価項目の基礎点をすべて獲得していること。
2)総合評価点の計算方法
総合評価点=技術点+価格点
技術点=基礎点+加点 (満点200点)
*技術点は、環境省に設置する提案書審査委員会の各委員の採点結果の平均値
を算出し、小数点第三位以下を切り捨てたものとする。
価格点=100×(1-入札価格÷予定価格)
*価格点は、上記式により数値を算出し、小数点第三位以下を切り捨てたもの
とする。
3)基礎点部分の採点
技術上の基準を満たす場合に、当該基礎点全部を得点とする。
4)加点部分の採点
①配点5点の場合、技術上の基準に基づき、優:5点、良:3点、可:1点、不
可:0点の4段階評価とし、配点に応じて係数をかけて得点を算出する。
②基礎点がある項目に係る加点部分の「不可:0点」とは、基礎点の基準は満た
す(基礎点は得点)が、加点部分の基準をなんら満たさない場合である。
2.提案書審査(技術点の採点)の手順
1)入札資格を有する者から提出された提案書について、「評価基準表」に基づき、必
須とされた項目の基礎点に係る評価を提案書審査委員会の各委員が行う。各委員の評
価結果を同委員会で協議し、委員会において各必須項目毎に基礎点の獲得の可否を判
断する。すべての必須項目の基礎点を獲得した提案書を合格(基礎点を付与)とし、
それ以外の提案書は不合格とする。
2)合格した提案書について、各委員毎に評価項目の加点部分の評価を行い、基礎点と
合計した採点結果を記入する。各委員の採点結果を委員会で確認し、事実誤認等があ
れば各委員において訂正する。確定した各委員の採点結果の技術点について、その平
均値を算出する。
3.落札決定
2.による技術点に、当該提案書に係る入札価格に基づく価格点を加算し、総合評価
点を算出する。各提案書の総合評価点を比較し、最も高い数値を得た提案書の提出者を
落札者とする。
- 18 -
(別添4)
平成28年
支出負担行為担当官
環境省大臣官房会計課長
月
日
殿
住所
商号又は名称
代表者役職・氏名
印
平成 28 年度クリーンアジア・イニシアティブ(CAI)及び SDGs 達成のための国際
環境協力推進・調査等業務に関する提案書の提出について
標記の件について、別添のとおり提出します。
なお、書類の提出に当たり、暴力団排除に関する誓約事項に誓約します。
- 19 -
平成 28 年度クリーンアジア・イニシアティブ(CAI)及び SDGs 達成のための国際
環境協力推進・調査等業務に関する提案書
提案書作成責任者
(株)○○ △部×課 ○○○
電話番号、FAX番号、メールアドレス
はじめに
本書は、平成 28 年度クリーンアジア・イニシアティブ(CAI)及び SDGs 達成の
ための国際環境協力推進・調査等業務仕様書に基づき、その実施方法等に関する提
案を行うものである。本業務の実施に当たっては、同仕様書を遵守し、本提案書を
その実施計画書と位置づけて行うものとする。
1.業務の基本方針
(作成注)
仕様書を踏まえ、業務の実施に当たっての基本方針を記述すること。
(※)A4版2枚以内とする。
2.業務の実施方法
2.1仕様書2(1)の業務内容
(作成注)
仕様書に記載する概要調査の実施手法を提案すること。
(※)A4版1枚以内。複数の事項を提案する場合はそれぞれA4版1枚以内ずつ
とする。
2.2仕様書2(2)の業務内容
(作成注)
アジア諸国との各種会合に関わる調査に当たり、必要となる情報について、その
情報源や整理項目等を含む、収集・整理の方針を提案すること。
(※)A4版1枚以内。複数の事項を提案する場合はそれぞれA4版1枚以内ずつ
とする。
- 20 -
2.3仕様書2(3)の業務内容
(作成注)
ハイレベルセミナー及び東アジア地域における ESC 分野での協力に関わる調査に
ついて、我が国の効果的な貢献のための課題の抽出方針と、対策の検討方針につい
て提案すること。なお、本業務遂行に当たり、追加的業務が必要と考えた場合、そ
の提案を具体的に記述すること。
(※)A4版1枚以内。複数の事項を提案する場合はそれぞれA4版1枚以内ずつ
とする。
2.4仕様書2(4)の業務内容
(作成注)
島嶼国に関する調査に当たり、必要となる情報について、その実施手法や整理項
目等を含む、収集・整理の方針を提案すること。
(※)A4版1枚以内。複数の事項を提案する場合はそれぞれA4版1枚以内ずつ
とする。
3.業務の実施計画
(作成注)
業務実施に係る作業事項を作業進行予定表にまとめること。
時
期
内
容
(※)A4版1枚以内とする。
4.業務の実施体制
4.1執行体制、役割分担等
(作成注)
業務の実施体制について、責任者の氏名・役職、従事者の役割分担、従事者数、
内・外部の協力体制等を表にまとめること。
(※)A4版1枚以内とする。
- 21 -
4.2従事者の実績、能力、資格等
(作成注)
業務に従事する者の類似業務(国際環境協力に関する業務)の実績、本業務に関
係する能力の資料、資格等を明示すること。
また、本業務に従事する主たる担当者の業務従事期間中における本業務以外の手
持ち業務の状況を記載すること。
(1)本業務に従事する主たる担当者
氏
名
生年月日
所属・役職
経験年数(うち類似業務従事年数)
年(
年)
専門分野
所有資格
経歴(職歴/学位)
所属学会
類似業務の実績
業務名
業務内容
主な手持ち業務の状況(平成
業務名
業務内容
履行期間
年 月~
月
年
月
日現在
件)
履行期間
年 月~
月
年
年
(※)業務内容の欄は概要を記入する。
(※)手持ち業務の欄は契約金額が 500 万円以上のものを対象とする。
(※)A4版1枚以内とする。
(2)主たる担当者以外であって本業務に従事する者
氏名
所属・役職
専門分野
(※)A4版1枚以内とする。
(※)手持ち業務の欄は契約金額が 500 万円以上のものを対象とする。
(※)以下複数人ある場合は、同様の様式にて記入する。
- 22 -
5.組織の実績
(作成注)
過去に国際環境協力に関する業務実績があれば、業務名、それぞれの概要等を記
載すること。
業務名
発注機関
(名称、所在地)
(受託者名)
(受託形態)
履行期間
業務の概要
技術的特徴
主たる担当者の従事の有無
注1 本様式は、A4版4枚以内に記載すること。
注2 業務名は10件まで記載できるものとする。
注3 発注機関の受注形態欄には、元請受注か下請受注かの区別を記載すること。
注4 業務の概要の欄には、業務内容を具体的かつ簡潔に記載すること。
注5実績を証明するものとして、契約書写し、注文・請書写し(下請の場合のみ)
を添付すること。
6.組織の環境マネジメントシステム認証取得状況
認証の有無:
認証期間:
認証の名称:
(※)証明書の写しを添付すること。
(※)事業者の経営における主たる事業所(本社等)において、取得しているもの
に限る。
(※)申請中の場合は、その旨を明記し、開札前日までに証明書の写しを提出した
ものについて加点対象とする。
- 23 -
平成 28 年度クリーンアジア・イニシアティブ(CAI)及びSDGs達成のための国際環境協力推進・調査等業務に関する提案書の評価基準表
評価項目
大項目
中項目
要求要件
評価
区分
得点配分
(別添5)
技術上の基準
合計 基礎点 加点
基礎点
加点
加点の
採点
0.仕様書の遵守
仕様書に規定する業務の目的や作業事項に反
し、又は矛盾する提案がないこと。
必須
10
10
-
提案書が全体として仕様書を遵守しており、業務の目
的や作業事項に反し、又は矛盾する内容がないこと。
-
-
1.業務の基本方針
仕様書を踏まえ、業務の実施に当たっての基本
方針を記述すること。
必須
5
5
-
業務の目的を的確に理解し、妥当な基本方針であるこ
と。
-
-
2.1仕様書
仕様書に記載する概要調査の実施手法を提案
2.(1)の業
すること。
務内容
必須
15
5
10 要求する実施手法が具体的に提案されていること。
提案内容が業務目的を達成する上で、効果的であ
り、効率的であると認められること。
アジア諸国との各種会合に関わる調査に当た
2.2仕様書
り、必要となる情報について、その情報源や整理
2.(2)の業
項目等を含む、収集・整理の方針を提案するこ
務内容
と。
必須
20
5
15 提案された内容が具体的で適切なものであること。
収集・整理の方針について、効果的な調査の実施に
貢献するような企画及び検討をする上で優れた提案
がされているか。
ハイレベルセミナー及び東アジア地域における
ESC分野での協力に関わる調査について、我が
2.3仕様書
国の効果的な貢献のための課題の抽出方針と、
2.(3)の業
対策の検討方針について提案すること。なお、本
務内容
業務遂行に当たり、追加的業務が必要と考えた
場合、その提案を具体的に記述すること。
必須
30
10
20 提案された内容が具体的で適切なものであること。
・課題の抽出方針及び対策の検討方針について、
セミナーの効果的な実施に貢献するような企画及び
検討をする上で優れた提案がされているか。
・提案された追加的業務が具体的であり、業務目的
を達成する上で必要かつ適切なものであるか。
2.4仕様書 島嶼国に関する調査に当たり、必要となる情報
2.(4)の業 について、その実施手法や整理項目等を含む、
務内容
収集・整理の方針を提案すること。
必須
20
5
15 提案された内容が具体的で適切なものであること。
・課題の抽出方針及び対策の検討方針について、
セミナーの効果的な実施に貢献するような企画及び
検討をする上で優れた提案がされているか。
・提案された追加的業務が具体的であり、業務目的
を達成する上で必要かつ適切なものであるか。
業務実施に係る作業事項を表にまとめること。
必須
10
10
4.1執行体 業務の実施体制について、責任者の氏名・役
制、役割分 職、従事者の役割分担、従事者数、内・外部の
協力体制等を表にまとめること。
担等
必須
20
5
適切な役割分担等により業務執行体制が構築されて
いること。外部の協力者(又は再委託者)に業務の一
効果的・効率的な人員配置、他機関との効果的・効
15 部を行わせる場合は、業務の根幹部分を提案者が実
率的な協力体制が構築されているか。
施すること、協力者等の役割分担が明確で、適切であ
ること。
業務に従事する者の類似業務(国際環境協力に
4.2従事者
関する業務)の実績、本業務に関係する能力の
の実績、能
資料、資格等を明示すること。また、業務に従事
力、資格等
する者の手持ち業務を明示すること。
必須
20
5
15
過去に国際環境協力に関する業務実績があれ
類似業務の
ば、業務名及びそれぞれの概要等を記載するこ
実績
と。
任意
30
-
30
-
過去に国際環境協力に関する業務実績がある場合
を可:5点とし、3件以上を良:15点、5件以上ある
場合を優:25点とする。
事業者の経営における主たる事業所(本社等)
において、ISO14001、エコアクション21、KE
6.組織の環境マネジメ S、エコステージ、地方公共団体による認証制度
ントシステム認証取得状 等のうち、第三者による環境マネジメント認証取
況
得の有無、有の場合は認証の名称を記載し、証
明書の写しを添付すること。ただし、開札する時
点において認証期間中であること。
任意
20
-
20
-
事業者の経営における主たる事業所(本社等)にお
いて、環境マネジメント認証取得があるか。1つでも
あれば加点(5点)
技術点
小計
200
60
140
価格点
総計
100
300
2.業務の実施方法
3.業務の実施計画
- 業務履行期限までに実施可能な実施計画であること。
-
-
4.業務の実施体制
業務に従事する者の手持ち業務が1人当たり10件以
下であること。
過去に国際環境協力に関する業務を行った実績の
ある担当者がいる場合を可:3点とし、件数や調査
概要に応じて加点する。
5.組織の実績
加点合計
基礎点
価格点
総合評価点
基礎点部分の採点は、技術上の基準を満たす場合に、当該基礎点全部を得点とする。
加点部分の採点は、配点5点の場合、技術上の基準に基づき、優;5点、良;3点、可;1点、不可;0点、の4段階評価とし、配点に応じて係数をかけて得点を算出する。
基礎点がある項目に係る加点部分の「不可;0点」とは、基礎点の基準は満たす(基礎点は得点)が、加点部分の基準をなんら満たさない場合である。
- 24 -
(別添6)
◆環境マネジメントシステム認証制度の例◆
事業者が、その事業経営の中で自主的に環境保全に関する取組を進めるにあたり、環境に関する方針や目標を自ら設定し、
これらの達成に向けて取り組み、その取組結果を確認・評価し、改善していくこと(環境保全の取組に係るPDCAサイクル)を
「環境マネジメント」といい、そのための事業者内の体制・手続等の仕組みを「環境マネジメントシステム」(EMS)という。その
主な例は以下のとおりであるが、他にも地方版のEMSや、運送事業者を対象としたグリーン経営認証制度などがある。
全国版EMS
ISO14001
エコアクション21
KES
エコステージ
概要
ISO審査登録機関及び
認定機関で構成。国際
的に認められた第三者
認証制度。1996年に制
定。
環境省が策定した中小
企業にも取り組みやすい
環境マネジメントシステム。
2004年に開始。把握す
べき環境負荷指標を特
定しているほか、環境活
動レポートの作成・公表
を必須要件としている。
中小企業にも取り組
みやすい環境マネジメ
ントシステムとして
2001年に京都で開始。
KESを参考とした地方
版KESが他の自治体
等に広がっているとと
もに、相互認証も行わ
れ、KESの認証取得
事業者は全国に広
がっている。
ISO14001取得前から取
得後も含めた環境マネジ
メントシステム。5段階の
認証ステージがある。エ
コステージ2は
ISO14001の要求事項を
全て含んでおり、エコス
テージ2の認証を取得で
きれば、ISO14001に挑
戦可能なレベルとなる
事務局の母体となる団
体
ISO(国際標準化機構)
持続性推進機構
KES環境機構
エコステージ協会
地方版EMSの例:
北海道環境マネジメントシステムスタンダード(HES),青森環境マネジメントフォーラムAES, いわて環境マネジメントフォーラムIES,みちのくEMS,三重環境マネージ
メントシステム(M-EMS),宝塚環境マネジメントシステム(TEMS), 神戸環境マネジメントシステム(KEMS) 等
- 25 -